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Discographyを掘る人

Museum Of POP Musicっていうのを作り始めました

なんでこんなモノに手を出しちゃったんだろうっていうお話です。

Discographyという本

誰が、いつ、どこでレコーディングして、どのレコード会社が音源を管理しているのが記録されている本。そこには記録者の感情も一切なく、文字と数字だけが何百ページも淡々と同じ形式で記載されていています。
学術的な資料だったり、レコードのコレクターが自分のコレクションを確認するときに使われることが多いですが、それ以外にもなんとなーく開いたページにあるアーティストが1日で5曲、6曲も歌い、それが何日も連続しているのを見つけて「うわー、めっちゃブラックな働き方してるぅ!」なんていう楽しみかたもありますが、いずれにしてもかなりマニアックな代物ですね。

こういうやつ

ネットで曲が聴けるようになった

最近YouTubeにコレクターが当時の蓄音機でレコードをかけている映像をアップしていたり、大学の図書館がコレクションをデジタルアーカイブした音源が簡単に聴けるようなサイトを公開していたりします。ちょっと前まではただの文字情報だけだったのが実際に(しかもタダで!)曲を聴けるようになってきました。

でもここで気づいちゃったの

1890年代から音楽のレコーディングが始まって以来ものすごい数のDiscやらCylinderがこの世に存在していて、それらを販売元だったりコレクターがコツコツとリストやらディスコグラフィとして記録したものが受け継がれているのですが、自分の興味の範囲内だけのリストだったり、そもそも不完全だったりなんか間違っていたりっていうことが結構多いんです。
Aのリスト(あるいはサイト)に載っているのにBには載っていとか。

気づいちゃったら気になるじゃない

今の状態っていうのは、あちこち断片的な情報をみんな好き勝手にまとめているだけの状態なんですね。それをいちいち検索して調べるのって面倒じゃないですか。「そんな気持ち悪い状態でいいの?世界のごく一部の偏ったマニアの方たち。」っていう。

なので作り始めました!

多分何年もかかるんだと思いますが、気持ち悪い状態をすっきりさせたいがために、もぞもぞまとめてみようと思います。
まだ全然ぺージは少ないですが仕事の合間に楽しんでやっていますよ。
ちょっとしか手が付けられていないですが、やっぱりかなり情報が散らばっていますね。ほんと酷い。
ということで、いまのところ誰の役にも立たないでしょうが完成すれば、ごく一部のマニアの人々に褒めてもらえると思いたいです。

友達に話したら引かれた

たまたま出張で大学時代の親友と飲んだ時に、この話をしたら「こいつヤバいものに手を出しやがった」みたいな目で見られちゃいました。実際、何万・何十万という数の情報を一人でまとめようとしているんですから、そりゃ引きますよね。

末永く見守っていただけると幸いです!

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