Sweden留学後のこと。その2。

新米カラ付きひよこ薬剤師としての働き方

帰国後は、薬剤師として薬局で働いている。公務員として現場の経験はなかったから、まったくの未経験だが、スウェーデン語の勉強や諸々やりたいことがあったので、パートで勤務中。月給ではなく時給で、働いた分だけお給料が支払われるというのは公務員として働いていた時と比べると不安な部分はあったけど、副業OKなので、ほかの薬局にも勤務することで小児や耳鼻科などの色んな処方箋を見て経験を積めたり、留学時に得たスキルを活かして翻訳の仕事をしたり、やりたいことにはチャレンジできるので、働き方の多様性を実体験するという意味ではとてもいい経験になっている(はず)。

患者さんとお話ししながら、卒業以来まったく触ってなかった(忘却の彼方で、もう跡形もなかった)薬の勉強を必死にし直しながら、年下の先輩薬剤師に学びつつ、そろそろ1年が経つ。もうポケットに入らないまでぶ厚くなってた「ポケット医薬品集」を片手に、患者さんにお話を聞きつつの調剤と投薬をする日々だけど、公務員時代に培われていた接遇スキルは場所は変われど応用は効いて「無駄になることは何もないんだな」と実感。まだまだダメダメな未熟薬剤師ではあるけど、よくお話させていただいている患者さんから「今日、薬剤師さんいる日かなって思って、病院に罹る前にのぞいたんですよー!」て言ってもらえるくらいまでにはなれたので、薬剤師としてちゃんと患者さんのサポートは出来ているかしらなんて自画自賛している。渋谷という土地柄、海外の方も多く、お薬の説明を英語でする機会もあるし、年齢に見合った薬局薬剤師としての知識とスキルが乏しい分、こういったところ他者との差別化・私個人としてCharacterizeできて、だからこそ雇ってもらえたんだろうなと、今後のキャリアプランを考えるなかでも感じている。

人生100年時代といわれて「LIFE SHIFT」(リンダ・グラットン著)という本の中でも述べられているけど、これからのライフプランやキャリアプランを考えるうえで、どう自分をCharacterizeしていくかは大事だし、指針とする自身のマニフェストがあるのは良いことだと思う。(私のマニュフェストは以前にnoteの記事でも書いた Holstee 社のマニュフェストです)


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