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(92)附属池田小事件から21年。学校安全について

今日はこのようなテーマです
本日2022年6月8日で、大阪教育大学附属池田小事件から21年となります。



お知らせ
この記事の写真の一部は事件当時のものです。ご気分を悪くされる可能性がある場合は閲覧をご遠慮くださいますようお願い申し上げます。




事件が起きた日から、さまざまなことがあったそうです。
大阪教育大学では、学校の安全をより確実なものとして、先生の意識を向上させる意図も含め、

セーフティープロモーションスクール(SPS)

という認証制度を導入。現在約30の学校で認証が行われました。

根拠のない安全神話〜事件発生

事件当時、日本では学校の安全神話がささやかれていました。門は常にオープン、不審者が来ても対応できる武器(さすまた等)がないのに、今まで学校で凶悪な事件が起きていない。
それを理由にした根拠のない安全神話が広がっていました。

安全神話
根拠が明確であるにもかかわらず、絶対的に安全であると多くの人々に考えられているもの。
安全であるべき場所という固定概念から生まれる場合もある。
出典先はこちら

そのため、不審者が入ってきたにもかかわらず、警察や救急への連絡が遅れ、ちゃんとした対応法もわからないまま被害を最小限に食い止めることができませんでした

#詳しくはこちら  Goo blog
「学校の安全神話が崩壊した日」

犯人の証言

事件後、犯人への取り調べで、犯人はこのように話したと言います。

門が入っていたから侵入した。
あの時門が閉まっていたらよじのぼってまで入ろうとは思わなかった。
フェンスに続くコンクリートの坂が
犯人が侵入した門につながる坂。
現在は門はなくなり、フェンスで囲われている

門を閉めても、よじのぼれば侵入することは可能ですが、そうしようとする精神力と実行力がより必要になり、十分な抑止力が期待できます。

門を閉める___
たったそんなことをしていなかっただけで。


事件後は後悔が山ほどあったそうです。
そして。新しい校舎の改築が始まりました。

ガチガチに警備?オープンにする?

改築前の附属池田小学校は、

・警備体制はほぼしかれていなかった
・教室から別の教室の様子が見れない
→すぐ異常事態に気づけなかった。

と、今回の事件の被害を最小限に抑えるには少し無理があったつくりでした

その結果、

防犯設備や防犯カメラを設置して、ハード面でのセキュリティ性能を向上
ガラスを多用し、出来るだけさまざまなところを見渡せるようにする

という大きく2つの変化を遂げた新校舎。

さまざまなアップデートがなされました。

非常ブザー

いつでもどこでも誰でも。非常事態発生を知らせられるように、校舎内に300個ほど非常ブザーを設置しました。

非常ボタン
非常ブザーと教室(ニュースサイトより)

各教室に2個ずつ。廊下は約3m間隔で、
トイレの個室にも一つずつついてます。

そのブザーを押すと、校舎中に非常ブザーが鳴り響き、一斉に緊急事態と判断できる点が大切になってきます。

学校は騒がしいもの。特に恐怖感を覚えるようなブザー音になっていました。


↓サンプルはこちら。再生注意
 全ての責任は負いかねません。


先生たちの意識の変化

防犯カメラが犯人を取り押さえるわけでも、
非常ブザーが子供を守るわけでもない。

そんなワードを、記者会見で耳にした覚えがありました。
やはり異変にすぐ気づき、すぐ適切な対応が取れるような先生の意識が大切であると。
事件後、この学校では毎年5回不審者対応訓練を行なっています。

その真剣さは、ありがちなマニュアル通り訓練とはかけ離れたモノであり、いろいろな学校に評価されています
衝撃的な映像です。閲覧にはご注意ください。
0:06から

訓練〜シナリオは皆知らない

この事実を知った時は驚愕しました。
訓練当日、児童が帰った放課後に、先生はいつもよくいるポジションにつき、作業などをしています。
訓練があることは知っていますが、

・どのような特徴の人が
・いつどこから侵入するか
・どんなルートを通るのか
・誰が被害に遭うのか

のいわゆるシナリオと言われる部分は「犯人役と校長先生」以外全く知らされないです。
そのため、「犯人がどこへ逃げた」「誰がAED必要か」「どこで犯人取り押さえられたか」は、本当に「臨機応変」の対応力が試されることになります。年に五回、さまざまなパターンでの侵入と攻防戦が繰り広げられます

最後に

二度とこのような悲惨なことが起きませんように

ではなく。

二度とこのような悲惨なことは起こしてはいけない

そのような意識を持たなければいけません。

最後に

亡くなられた8人の児童の皆様に
心よりご冥福をお祈りいたします。


本日はここまでとさせていただきます。
それでは。

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