アイスランドを攻める(5)氷の世界に包まれる

5/1(水)6:00起床。今日のお迎えは7:00と少し早め。下のカフェで何かもらって持ち出す?行ってみるとカウンターに置いてあるクロワッサンとコーヒーは7:00からもらえるみたい。助かる!朝食の準備をしているクリス松村似のオカマスタッフを写真に収めたかったが、ワザとらしくならないよう遠慮がちにシャッターチャンスを狙っていたら逃した!残念!!そしてピックアップ。ホテル目の前のBus Stop13はとても便利だし、つくづく使い勝手が良いホテルだな〜と思う。今日のメインイベントはヨークルスアウルロン氷河湖を見に行くこと。1日目の南部クラシックツアーと被る部分はあるけど、氷河湖を水陸両用車でどうしてもboat tripしてみたくて選んだのは、Bustravel Icelandが主催しているこのツアーである。今日のツアーガイドはモロッコ出身の人だけど、中東系の名前って聞き慣れないし覚えられないから、最後までちゃんとした名前が分からずじまいだったw 元パイロットだったおじさんで、体を壊してガイドの仕事に転身したそうだ。2〜3週間に1回くらいのペースでツアーの引率をしている。目的地までの道のりは3日間で何度か往復しているけど、やっぱり全てのガイドがなぜか朝必ず同じドライブインに寄る。豚のマークが特徴的なスーパー「ボーナス」があるココに。何でみんなココを経由するのかw 今日は移動距離がとても長い1日だから、とにかく車を飛ばす飛ばす!14:00からのboat tripに間に合うように考えてのことだろう。途中で通る地熱地帯に張り巡らされたパイプラインは、ビニルハウスでの野菜栽培や温水プールの水を温めるのに必要な電気を運んでいる。アイスランドの電力の90%が地熱発電で賄われているそうだ。氷河湖に向かう途中の道の両側には、最近では2000年に噴火したへクラ山や、カトラ山、ラーキ山などの山々が並んでいる。南部クラシックツアーの時にも来たセリャランズフォスの滝にも立ち寄ったが、2度目なので水しぶきのすごい滝までは上らず、気分転換の散歩程度で終わらせた。いよいよもうすぐヴァトナヨークトル氷河の麓まで来た辺りがSkaftafell(スカフタフェットル)国立公園となっている。しかしこの国立公園の説明が書いてある立て看板の周辺は、火山の噴火や洪水による被害で道路、堤防、交通システムが壊れてしまったリアルな残骸がそのまま残っている。何もない場所に壊れた橋のようなものがポツンと置き去りにされたような、そんな負の遺産を目の当たりにし、やるせない思いがこみ上げる。気を取り直して、ランチには昨日の気になったパン屋さんで買ったナッツと甘いクリームが乗ったペストリーを食べた。めちゃくちゃカロリー高そうだけど、美味しくて一気に元気になったよw 

いよいよboat tripに出る。ヴァトナヨークトル氷河の最南端にあるヨークルスアウルロン氷河湖に到着した。ボートに乗る時間までは自由散策でゆっくり動く氷河をじっくり観察。氷が青い!!ソウルへイマヨークトル氷河を見た時、グレーの層は火山灰だけど、じゃあ青は何だろう?と疑問に思っていたけど、ここに来て答えが分かった。空気が入って氷が圧縮され、コンパクトに固くなると青く光るんだって(ちなみに白い層は溶けた氷)。温暖化の影響で1995年には15㎢だった氷河湖が今は60㎢になっているらしい。ずいぶん溶けちゃったんだな〜。そろそろ乗船の準備を始め、皆オレンジのライフジャケットを着用してする。www.jokulsarlon.isと書かれた水陸両仕様の車に乗り、陸から湖にそのまま入って行く。ワクワク!船長と解説員が2人一緒に乗っていて、ゆっくり湖上を進みながら、英語でガイドしてくれる。スッゲー!!上に出ている部分なんて文字通り氷山の一角で、下にものすごい面積の氷山が隠れているんだー!グレー、青、白の三層の景色を眺めていると、解説員が何やらでっかい氷を持ち出し、皆に回し始めた。手にしてみて、重さ、冷たさ、透明さなどをより実感させられる。最後には氷を砕いて配ってくれて、味見することもできた。だからと言って、特別な味ってわけではないけど…w いやーboat trip、360度どの景色を切り取っても楽しい!ひょこっと黒いものがたまに海面に出てくるの何、アザラシ?頭だけ出しててめちゃくちゃかわいい(笑)30分くらいだろうか、ワクワクboat tripは終了し、水陸両用車は水の中から陸に戻った。これはとても貴重な体験だった。隣にスタンバってる船の上に何やらとてもカッコいい女性が?!左腕にガッツリと入ったタトゥーに赤い髪?女船長だ!!カッケー(笑)いかつすぎる、かつ、クールすぎるぞ。女船長の回にも是非乗ってみたかったよ。

さて、次の目的地のダイヤモンドビーチへと移動する車に乗り込もうとしたその瞬間、遠くの方に見慣れぬ動物が…トナカイ???生息地は東海岸だから、ここで見られるのはとても珍しいそうだ。ラッキー!車の中でも野生動物の話は続く。アイスランドの象徴的な鳥であるパフィン。boat tripやダイヤモンドビーチツアーの中にバードウォッチングが入ったものもあるが、今の季節は姿を見せてくれなかった…オレンジと黒のくちばし、目、水かき。どうやったら自然界であの色が出せるの?ってくらい色鮮やかな姿形。ペンギンに似てるようで違う、やっぱり珍しい!ダイヤモンドビーチに到着し、荒涼とした長い海岸線を歩いていくと…?うわーーーー、何これ?キレー!!ロマンチック!!!まるでダイヤモンドのような氷のかけらが波打際に落ちている?というか、流れ着いている!ステキすぎる光景。これは綺麗な写真が撮れるぞ。向こうの方で同じツアーの女の子が、写真を撮るのに夢中になってしまって、波打際で思いっきり転んでびしょびしょになってるwww 背中からドーンってダイブしてたなあw 風邪引くなよ〜!ロマンチックな夕暮れの砂浜を思う存分楽しんだ後は、ヴァトナヨークトルへ。デカい!そして、美しい!キラキラした氷河を眺めているだけじゃ気が済まず、氷河の上に乗って写真が撮りたくなった(笑)氷と空の色が溶け合って、奥行きの広がりを見せている…思わず声が出る景色だ。ともちゃんとポーズを変えながら氷の上で何枚か写真を撮った。たとえ写真に残さなかったとしても、一生忘れられないくらい衝撃的な風景をしっかり目に焼き付けた。

ここからは帰路になる。途中で立ち寄った街、なんだか見覚えがあるような?あ、ここは1日目の南部クラシックツアーで訪れたヴィークじゃないか!そろそろ夕飯時なので、フードコートでサラダをオーダーした。トレーにサラダのお皿を置いた状態で水を汲んだら、サラダがトレーの上を滑って危うくこぼしそうになったけどセーフ、でも手とか上半身がドレッシングでベタベタにwww こんなこと滅多にないのに、全く旅先では何が起こるかわからないものだw 窓から見える夕焼けがとても綺麗だ。外に出てみると、トロールが太陽に当たって岩になってしまったという伝説の岩が遠くに見えた。また、その直後に馬に乗った若者が連なって悠々と闊歩して行くのに出くわした。背筋をぴんと張った凛々しい姿が美しかったなあ…。いつも休憩に立ち寄るだけのヴィークの街を改めて見たら、おとぎの国みたいなとんがった屋根の家やお城のような建物があってとても可愛かった。ヴィークを出てからは疲れすぎてウトウトしたりしたのか、ほとんど記憶がない(笑)ホテルに戻ってきたのは21:00ごろ。部屋で温かいカップラーメンなどをすすってもう寝る準備(笑)朝から晩までフル活動だったからね。盛りだくさんすぎて消化が大変だし、明日はブルーラグーン行きのバスのピックアップ時間が7:30だからね、早く寝るのが良い♪シートマスクを顔に貼って疲れを癒しつつ、おやすみなさい…zzz

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