ハタチノコロ はじめてのアメリカ (9)  寡黙な男KENZの実力

9/6 今日は朝からSea Worldに出かけた。Sea Worldに出かけるのは私たち2人だけでチャータータクシーでいい気分だった。開園と同時くらいに到着。中ではいろんなショーをやっていて、好きな時間に回っていくという仕組み。最初は水と光のショー。カラフルな照明と放物線を描いて落ちる水の動きはとても美しく、しょっぱなから感動w アザラシやトドはさることながら、イルカやオットセイ、カワウソなどいろんな動物のショーがあって、見る者を飽きさせない。他にもペンギンや熱帯魚のいる水族館もあったし、マナティーもいたし、水上スキーのショーも見た。しかし、動物ってかわいい。ちゃんと人間が芸を教えても愛情を感じ取っていて、その報酬に人間はエサを与える。またそれに応えて動物は芸をするという、一種の信頼関係がここでは成り立っているなと思った。なんか自然破壊とか、人間の勝手で動物を虐待しているとか、世の中暗いニュースばかりだけど、こういう動物と人間の姿もひとつの形としてあっていいんじゃないかなと思った。

お昼はJUNがサンドイッチ、私はカリカリに揚げたタコスの中にコブサラダが入ってるでっかいタコサラダを食べた。さて、フィルムも買ったし(時代を感じるw)写真撮りまくろーっと。しかし、暑い!今回のツアーの目標は2人そろって土人になって日本に帰ること(名付けて土人計画w)でもあった。あれ?JUNがなにやら興味深々で向かったその先は・・似顔絵ww めっちゃ似てるwww 思わず笑った!JUNが「LINも描いてもらいなよ~!」というけど、私は恥ずかしいからいいよー!と断った。そんな気全然なかったのに、JUNがあまりにも私を絵に描かせたがるので、2人で一緒に1枚の絵に描いてもらうことにした。描き終わったのを見たらあまり似てないし、おまけに2人で1枚かと思ったら、ちゃっかり2人分の料金を取られた。JUNはさっきのほうが似てたのに~!!なんか残念・・

21:30に帰りのタクシーを予約し、最後にシャチのショーと花火を見て感動のフィナーレ。そのあとタクシーを待ったが、30分経っても一向に来る気配がない。仕方ないので他のタクシーの運転手に予約のカードを見せて、来るはずの車が来ないと言ったら、自分のタクシーに乗っても問題ない、大丈夫だ!と言ったので、宿まで乗せてもらうことにした。ありがたい!しかし、宿に着くとそのタクシーの運転手はいきなり約$14を請求してきた。私が「なぜ払わなきゃいけないの?」というと、「予約したタクシーではなく、他のタクシーだから払うべきだ。」と当たり前のように言われた。まあ、理屈は分かる、分かるけどもだ・・。round tripの切符を買ったのにどうして?と言っても、全く引き下がらない。払いたくなかったけどドアを開けてくれそうもなかったので、まあこの人は悪くないか・・と思い、不本意ながら代金を支払った。チップは払わないつもりだったけど、おつりを出すときに手間取ったフリをしてなかなかドアを開けないので、さっさとチップをくれてやり、車を降りた。その後YHのフロントに行って事情を話すと、実は他の車(タクシーでなくVAN)が待っていたという。そんなこと言ったって、予約の電話をしたとき、車の番号とかVANが来るということを何も言わないし、乗るときに呼んでもくれないし分かるわけないじゃん・・。フロント係の人は自分は何も助けることができないと言い、ただタクシー会社の言い分を聞かされるだけだった。挙句にはタクシー会社に電話して、bad wordを浴びせればいい!なんてバカな提案をし始める始末。話にならないと思い、もっと英語のできる日本人を探して助けてもらおうと考えた。フロント近くにいた宿泊客の中の1人で、香港出身の男が「僕の部屋に日本人の男がいるぞ!」と言い、呼んできてくれた。彼の名は健司(けんじ)。なんと私たちと同じ年の東京の大学生だった。

何だかとてもぶっきらぼうで寡黙。お助けを願いたいと頼んでも、「お助けできるほど・・」とか言ってるし、頼りなさげで大丈夫か~??って感じだけど、健司とフロント係の韓国人アーロンが一緒に再度タクシー会社に電話してくれることになった。まずその健司が「マネージャーはいるか?」と切り込んだ。電話口のマネージャーを相手に健司は冷静に事情を話し、なにやらフンフンとうなずいて聞いている。話はついたようで、健司は私たちに「明日どこに行くの?」というから、「ユニバーサルスタジオ!」と答えると、「何時?明日の往復のタクシー代をタダにするって言ってるけど、それでいいか?って・・」とりあえず9:45に約束しておいたけど・・こんなにあっさり交渉ってできるもんなの??ちょっとビックリしたけど、なかなかやるな、この男・・。健司に「なんでそんな英語うまいの?」って聞くと、「えっ?英語勉強してるから!」とか結構ふざけたボケ回答だったが、かなりツボに入ったw健司は寡黙なわりに1時間くらい私たちとしゃべり、「じゃ!」といきなり帰ってしまった。その日はタクシー事件で大騒ぎ。皆さんどうもご迷惑をおかけしました・・でも明日のタクシー代タダになったし、ま、いっかーw

<まめちしき⑤>発音練習にtongue twister!(アーロンに教わった)

Fazzy Wazzy was a bear, Fazzy Wazzy had no hair, so Fazzy Wazzy wasn't Fazzy Wazzy?

Larry's racket raced across a rough river.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?