アイスランドを攻める(9)Viva、迪士尼乐园!

5/4(土)昨日アイスランドを飛び発ち、経由地の上海に向かう機内泊。ちゃんと眠れたかと言われたらあまり眠れてはいないけど、最後の力をふり絞って上海も思いっきり満喫しちゃうぞ!!そして、7:10。舞い戻って来ました、上海浦東空港。散々指紋を取られ、しつこく荷物チェックされ、やたら消耗する空港である。勝手知ったるゆえ、テキパキ行くよ!と思えど、やはり難航する指紋認証。今回はともちゃんが引っ掛かった。先にイミグレに並んでいた私と随分離れてしまったし、先に荷物を受け取っておこう。2人分の荷物をコロコロ引っ張り、トイレでソッコー着替えを済ませたところでともちゃんからメール。お、あの後は意外と早めに追いついたのか?!よし、ではまずホテルに荷物をおいて、ディズニーランド(漢字で書くと迪士尼乐园)を目指すぞ。今夜泊まるのはコートヤード・バイ・マリオット・シャンハイ・インターナショナルツーリズム・アンド・リゾーツゾーンという長い名前のマリオット系ホテル(漢字だと上海国际旅游度假区万怡酒店)。現金を引き出すためにATMを探すが、近くにない。早く空港を脱出してディズニーに向かいたいのに…。探し歩いてる途中にもタクシーの客引きがまとわりついてきたりしたけど、やっとATMを見つけ、300元を引き出してタクシー乗り場へ!そんなに空港から遠くないホテルなので、荷物もあるしタクシーがきっと一番便利だろうという算段であった。爽やかな運転手の兄さんにホテルの名前と住所を見せて出発進行。

いかにも共産圏といった殺風景な建造物の間に組み込まれた高速道路を飛ばして行く。何度かチラチラ見えるディズニーのマークがとても不釣り合いで、本当に中国にディズニーランドが?と不思議に思う。中にいるミッキーとかニセモノっぽくないかな?大丈夫かな?(笑)何度かディズニーの方角にミッキーのシルエットマークが見えるのだけど、高速道路と下道の立体交差がややこしいのか、目で見えているような直線距離ではなかなかたどり着けないようだった。20〜30分は走ったかな?ようやく下道に降りた。中国本土に降り立つのは初めて。ファーストインプレッションは…街が汚いwww 道路にペタペタと広告シールがびっしり貼られていたり、なんとなくモラルの低さを感じる。駅前や商業施設でもなんでもない場所でこれだから。あと、中国人はみんな自転車に乗っているというイメージは覆された。広い道路だからか?誰も乗ってねーしww 街中にはもっと自転車人口が多いのだろうか?高速を降りてわりとすぐにホテルが面している秀浦路(Xiupu Road)にたどり着いた。リゾート感はあまりないけど、意外とゴージャスな外観!お部屋を見るのは楽しみだけど、今は荷物をクロークに預けてディズニーに直行だ。しかし…私、すでに機内から失敗している。リュックに日焼け止めやら洗面具を入れておくのをうっかり失念。ホテルのロビーでスーツケースを開ける羽目に(笑)恥ずかしい…こんな痛恨のミス…1人旅だったらあり得ない。やっぱり誰かと旅をすると緊張感が薄れて色々と抜ける。ゆっくり荷物を厳選している間も無く、急いでシャトルバスの時間に間に合わせる。案の定コンタクトを荷物に入れ忘れるという大失態。ディズニーを丸1日メガネで過ごすことになってしまった。

さすが晴れ女の私、天気はピーカンでございます。日焼け止めと化粧をキッチリしておかないと悲惨なことになるぞー。バスの中で日焼け止めを塗りたくり、化粧下地をのばしたところで着いちゃったしww 続きはディズニーのトイレか?そんな調子で慌ただしく入館。パーキングから敷地内に入って行く時の高揚感たるや!遠くに見えるのはシンデレラ城?イヤ、違う??どうやら白雪姫のお城らしい(ちょいちょいそういうオリジナル入れてくるなw )しかし…暑い。日焼け対策まだ途中なんだけどww こんな状態で陽に当たるのは自殺行為というものだ。なにせ日焼け止めとファンデーションの層が不完全で穴あき状態なんだからw チャイナのPM2.5は毛穴からも入ってきそうな勢いだしww 近づくにつれて誘導サインも多くなり、ワクワクしてくる!「WELCOME」と書かれたサインを通過したら大きなエントランスが!!チケットを交換するカウンターはどこだ?どの窓口も人でいっぱい…並んでみた列はどうやら違うらしい?一体どこに行けば??購入時に受領したバウチャーを印刷して、入場券と交換するシステムだけど、手元にブツがくるまでは何となく不安だ。システムをよく理解しないまま、そこら中のスタッフに尋ね尋ねとりあえず中には入れた!ざっと見渡す限り、欧米人はほぼおらず、ほとんどがアジア系。まあそうか、やはり欧米人が目指すのは本場アメリカのディズニーになるのかしらね。

さて、ここからが大忙し。まずはファストパスの取り方をマスターせねば。観光客が無料の通信環境を自由に使うことを禁止されていて、ネットにまともに接続できないこの国では、事前のリサーチがとても重要になる。そのわりにIT化がかなり進んでいるのはいやはや、不便すぎる。パンフレットにも公式アプリをDLしてWiFi環境への接続が必要と説明があるけど、アナログな方法も少しは残しておいてくれよ。もはや聞いた方が早いか?と掃除のおばちゃん、アトラクションのクルー、お店の店員、そこらへんのスタッフ誰に聞いてみてもみんな違うことを答える(笑)一体どうやれば取れるの?日本語もしくはきちんとした英語で説明してくれるスタッフがいれば…と探していたら、見つけましたw サングラスをかけた日本語ペラペラ風な謎の女性スタッフ…「○○しますぅ〜、○○ですぅ〜」と丁寧語を使っていると思いきや、ところどころ「ここを○○する!○○しろ!」と急に命令形になったりwww 多分インストラクションに適した日本語を若干間違って覚えているけれど、ゲストは言葉が正確かどうかは二の次でファストパスを発行してしてくれればとりあえずよし!となり、スルーしちゃうからなのか(笑)やり方を教わるだけのつもりが彼女のIDでWiFiのネットワークに接続してもらい、パスまで全部取ってくれたw すげーサービスだな、おいっww めちゃくちゃ助かった。ありがとう、謎のグラサン女!ファストパスは日本同様、1回取ると次に取れる時間が来るまで取れないので、その間に空いているものに乗るなど知恵と工夫が必要である。最初のファストパスは最近東京ディズニーシーにも輸入された「ソアリン」に使うことに決定。ここでやっとトイレ休憩w よし、日焼け対策の続きをww 身支度を整え、荷物整理もできた。ソアリンの時間が来るまでに並ばずに入れるものを探して歩く。「キャプテンジャックのスタントスペクタキュラー」というショーを見ることにする。劇団っぽい演出のやつね。ディズニーなのにめっちゃ塩顔の海賊w 塩顔系好きだけど、チンギスハンとかフビライハンの世界が浮かんじゃうよww やっぱり海賊といえばジャック・スパロウのイメージがハマる。まあでも立ち回りアクションあり、宙吊りあり、とても迫力満点で良かったです。そこで海賊系まとめてということでカリブの海賊にも乗る。なんかすごい映像と特殊効果のマジックで、東京ディズニーランド(以下TDL)とは比較にならないような、ものすごいド迫力のカリブの海賊を見た(笑)映像美あり、ジャックのユーモアあり、これはなかなかイケてる!!

さていよいよソアリンの時間がやってきた。このソアリンはTDLで言うとスターツアーズみたいな安全装置が上下左右に揺れたり傾いたりしながら、正面のスクリーンに映っているシーンに臨場感を加える特殊効果を楽しむタイプのアトラクションである。乗り物で世界旅行をするという点ではイッツ・ア・スモールワールド的とも言えるが、気球から見下ろすような、まるで鳥になったような俯瞰的視点が全く新しい試みのようだ。眼下の野生動物の群れや、名所旧跡、世界遺産をかすめながら飛んで行く爽快感が楽しい!次にファストパスを取ったのはTRON(トロン)というジェットコースター。TDLで言うとトゥモローランドのような近未来エリア(漢字で書くと明日世界。まんまww)にある目玉アトラクションである。しかしこのトロン、従来のジェットコースターとは違い、何とバイク型をしている(笑)バイク型コースターにまたがり、「1〜、2〜、3〜、4〜(アナウンスではちゃんとイーアルサンスーと言っていたw)」の掛け声とともに、数式とか解析(?)のような数字の世界観の中にいきなり放り込まれて、高速(あえて”光速”とも言うべき体感スピードw)でレールの上を駆け抜ける。ヤバイ!!!これ、超ドキドキする!!!こんなワクワクするアトラクションは久々で(計3回乗ったw) 高揚感がたまらない!歴代No.1のジェットコースターをまさか上海で見つけてしまうとは。これは是非日本にも来て欲しい!!いやー、やられましたわ…。

近くのバズ・ライトイヤーがすぐ入れそうだったので、もちろん乗るでしょ。この手のシューティング系は任せろw 1番上から2番目の「コズミック・コマンダー」の称号をいただきました!もう少し練習すれば最高位の「アストロ・ヒーロー」にも手が届きそうだぞ。続けて近くにあったジェットパックという球体から足が生えたようなアトラクションにもチャレンジ。TDLで言うところの上下に昇降して風を感じるダンボ的なやつなので、あまり怖くはない。どうでもいいけど、朝から並んでいて思う。中国人、距離近ぇw パーソナルスペース狭っww 体が触れててもあまり気にしないのかしら?そしてスキあらば割り込もうとしてくる(爆)これがまたウザいww あまりにひどいので、女・子供容赦なく入って来ようとするヤツは柵につかまって腕や肘で全力でブロック(笑)子供を隙間から入れてこようとするズルい親もいるし。これにはさすがに普段眠っている闘争心に火が付いたw 2回目のトロンの後にパレードを見送る。パレードの車の上に乗っているヒロイン達も皆アジアンビューティー。アジア圏のディズニーランドに来ているのだから当たり前だけど、この違和感が面白いw ランチをすっ飛ばしているので腹ごしらえしたい。しかし、お腹は空いているのに食べたいものがない(笑)この値段出すのにコレかよ?というレジャー施設にありがちなヤツである。で、私たちが選んだのは子供のおやつプレート(爆)一応メニュー的にはフィッシュ&チップスだが、バナナと牛乳が付いてるw しかしコレが小腹を満たすにはちょうど良かった。疲れて少し座りたかったし、夜までの動き方の作戦も練れたし、元気になったところで再びアトラクションへ。

7人の小人のマイントレインの後はレックスレーサーという月形をしたバイキングみたいな絶叫系アトラクションに乗った。外から見ていた時は怖そうと思ったけど、意外と乗ってみると大丈夫だった。ピーターパンの空の旅でのメルヘンチックな余韻を残したまま、白雪姫のお城の中へ入ってみる。TDLだとシンデレラ城だけど、ここ上海の白雪姫城でも要領は同じ。続々とアトラクションをこなしているうちに、あたりは随分暗くなってきた。屋外のアトラクションは楽しめるものが限られてきたので、ちょうど通りかかったマーベル・ユニバースに寄って、自分が超合金を操縦してスクリーンの敵をバーチャルで倒すゲームで盛り上がった。本日3回目のトロンに乗った後はロアリング・ラピッド。急流をタイヤみたいな筏に乗って下るタイプのアレだ。水かぶり必至なヤツ(笑)もう涼しくなってきてるけどw ま、行ってみるか。私たちと女子3人で来ていたグループとが、一緒に1つの筏に乗せられた。ずぶ濡れになろうが、もう構うもんか。どんぶらこ、どんぶらこ…角がコースに当たるたびに水が跳ねてキャーーーーーーーー!!!みたいなw 最後は急流でびしょびしょでカンニング竹山みたいになるんだけど、もうお約束のコレ系は意味もなくテンションが上がってサイコーだw そして最後にともちゃんがお気に入りのソアリンにもう1度乗りたいようなので、リピートして締めくくった。最後はイグナイト・ザ・ドリームという光のショーでフィナーレ。写真がうまく撮れるベストポジションを探しているうちに、ともちゃんとはバラバラに。柵に少し足をかけて、高さをつけた場所をキープして、ひたすら連写!こういう時は連写でよく撮れたのを残して後は消すのがベスト。いい写真ばかり狙っても、その瞬間がキレイに写ってくれるとは限らないからね。各々が心ゆくまで撮影して、ショーは終了。もう思い残すことはありません(笑)夜までとことん遊んだなあ…ディズニー自体もう10年ぶりくらいだったかもしれない。体力的にはだいぶ衰えたけど、やっぱり楽しいものは楽しいね。あとはホテルの送迎バスで帰るだけ!

と思ったら、何やら運転手と並んでいたおばちゃんがモメている。

おば:「ちょっと!!ずっと待ってるのに何で乗れないのよ!!」

 運:「仕方ないだろう!順番なんだから!!」

みたいなやりとりだろうかwww おばちゃん、怒鳴ってるww ありゃだいぶ怒ってるなあwww バスすぐ来るから! まあ、待ちなされ。ものの15分でホテルには戻ってこれた。おなかが空いてたから部屋でカップ麺をすすり、明日の上海市街観光の予定を相談してから就寝。もう疲れきった…。1日よく頑張ったよ。明日は寂しいけどいよいよ帰国。残りの時間も何事もなく無事楽しめますように。

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