アイスランドを攻める(6)レイキャビク最終日①

5/2(木)7:00 旅も終盤。ここセンターホテル・ミッドガルドも今夜で5泊目。朝食はソーセージ、卵、パン、ちょいサラダ、スキール、コーヒーで〆という自分の定番スタイルが出来上がりつつある。7:30にブルーラグーン行きのお迎え到着。今日も思う存分楽しむよー☆

ブルーラグーンまでは小一時間のバスの旅。相変わらず荒涼とした苔むす大地を走っているけど、いい加減この景色飽きたw 右に行けばケフラヴィーク空港、左に行けばブルーラグーンというT字路を曲がれば到着。ホンッットに何もないところにポツン…て感じ。入口でリストバンド式のロッカーキーをもらう。日本のスーパー銭湯のように買い物も全てそれでできて、身軽かつ便利。天気は曇り時々雨で、屋外はちょっと水着では寒い。レインウエアの上だけ羽織って外に出たら…うわーーー!!湯けむりの向こう側に幻想的な世界が広がっている。日本の温泉とはまたひと味違う風情である。このコバルトブルーは別府温泉みたいだけど、天然ではなく地熱発電を利用した人工温泉らしい。プール状の温泉に浸かり、ゆっくり進む。38℃くらいだから、ずっと入っていられる。気持ちいい〜〜〜♨︎ カメラを落とさないように緊張しながら写真を撮る。ん?底に溜まってる砂よりもきめ細かい粉状の物は何?これがシリカ??あ!ともちゃんの足を見ると、黒いフットカバー履いてる。私も入口で足のサイズ聞かれてもらったのに、すっかり忘れて素足で入っちまった。そのおかげで水の底に溜まったブツを体感する羽目になったわけだが…足を怪我しても嫌なので履きましたよw これただ歩いてるだけでもちょっとしたエクササイズだ。むむむ!みんな泥パックみたいなものを顔に塗りたくっているけど、何なのこれ?

(Silica Mud Mask) Complimentary  /(Algan Mask ) 1200 ISK   

うーん…無料のシリカの方でいいだろw 2人してガラスに映った顔に塗りたくってウォーキング再開。バカ殿だらけの水泳大会みたいになってる。こんな調子だから水の底にみんなの顔のシリカが溶けて溜まってる?え、そういうこと?(笑)何周か回ってたら体が温まってきたけど、思ってたよりも狭くてコースに飽きる。遠くに手付かずの大自然が見えて借景がうまく作れているけど、よく見たらチャチい気もしてくる(笑)でも1回来てみるのは全然アリ。もっとリッチな旅にしたければ、併設のシリカホテルに泊まってトリートメントを受けるのも良さそう。結構雨がパラついて寒くなってきた。ラグーンの中に浸かりながら飲み物が買えるバーがあり、みんなビールとか飲んでいるが寒くないんだろうか?監視員(バイト?)の兄ちゃん、めっちゃモコモコのエスキモーみたいなコート着てるしwww 水着とこのギャップは何?ww 水中にいる写真を頼んだら何枚も撮ってくれた。寒いからサウナでもうひと温まりしたらそろそろ出ましょうか。シャワーを浴びてゆっくり着替えてバスを待とう。館内のショップにシリカパックなどのBlue Lagoonブランドのコスメラインも売ってるけど、結構お高い。そう言えば、レイキャビク市内にも店舗があったな。これ日本に入って来てるのかな?物流費乗っけたらさらに値段上がっちゃうから、誰も輸入しないんだろうか?(笑)

バスはちゃんと時間通りに来た。アイスランドのバスは意外と(失礼w)きっちりしてるから、とても使い勝手が良い。小一時間かけてレイキャビクに戻るこのバスの運転手がめちゃくちゃ陽気なおっさんで、やたらテンション高い。乗ってくるお客に出身地を聞いたりして必ず絡んでくるしw  どう考えても高田純次ばりのテキトーで軽トークなんだけど、ちゃんとツボを押さえてて、絡まれたお客も大喜び。予約の時点で乗るバス停と降りるバス停を選択するシステムなのに、バス停じゃない所でも降ろしてくれるし、一体何なんだw 融通効きすぎだろ。最後に残った私たちにもご多分に漏れず話しかけてきたから、「これから世界一(宇宙一だったかな?)うまいホットドッグ食べに行くんだけど、知ってる?ヨーロッパのベストホットドッグに選ばれたこともあるバイヤリンス・ベストゥ・ピルスルっていうお店?」って聞いたらなんと、ホットドッグスタンドの前で降ろしてくれるって、タクシー状態じゃんww 陽気なバスの運ちゃんにお礼を言って、まさかの店の真ん前で降車(笑)。時には行列ができる店らしいが、あいにくの雨でポッポってパン屑食べてるハト以外お客誰もイネーw これがホントに各国のセレブも訪れる人気店?よし、私たちも早速注文。ソーセージにオニオンチップとケチャップ&マヨソースのシンプルさで、なかなかイケる。とはいえ、世界一はちょっと言い過ぎじゃね?って感想が出たところで、さて、次はどこへ行く?濡れた水着やらの荷物もあるけどそんなに重くないし、このまま買い物行っちゃう?雨だし、ともちゃんが密かに調べていたクリングラン(Kringlan)と言うレイキャビク最大のショッピングモールにでも行ってみるかい?お小遣いをくれた母に何か良いものがあれば、お土産を見つけたいなーなんて思いもあり、行ってみることにした。

バス停を探したいが、雨の中での移動はとても煩わしく、要領を得ず同じ所をグルグルするばかりで全く見つからない。そんなに遠くないはずなのに…時間を無駄にしたくない焦りと、天候と、ガイドブックの地図の不親切さにだんだんイライラしてきた(笑)。もうこの辺のホテルのフロントで聞いちゃおう!「クリングランショッピングセンターへのバス停はどこにありますか?」「この道を真っ直ぐ行って、ホニャララしたところにありますよ!」といとも簡単な説明w バス停をマークした地図もくれて、その通りに行ったらホントにあったww なんかキツネにつままれたような気分。本数も結構あり、意外とすんなりバスに乗れた。帰りは滞在してるホテルのすぐそばで降りられる路線もあることが確認できた。雨の中これは助かる!ちょっと郊外だけど20〜30分くらい乗ったら着いたので、これなら早めに戻って市内散策もまだ可能だし、良い感じ♡ 広い敷地にブランド店、雑貨店、スーパー、飲食店などが並び、品揃えもおしゃれで素敵。でもやっぱり品質の割に物価が高い気がする。しかし、アイスランドを再訪しようものなら飛行機代も時間も結構かかるし、ここでしか買えないものもある!一期一会を大切に。どの国に行ってもそうであるし、日常でも同じ。「欲しいものは欲しい時に手に入れるべし」は私のポリシーでもある。とはいえ、レイキャビク市街とラインナップがかなり被っているので、今は早まらず、価格調査に留めておくw そんな中、よく見かけるブタのマークのスーパーマーケットBONUSを発見。お土産を見つけるのに良さそうだから最後に寄ることにしよう。

歩き疲れて喉がカラカラ。レイキャビク市街にもあったJOE & THE JUICEというコペンハーゲン発祥の生ジュース屋に入る。10代と思しきバイトくんたちがキャッキャ言いながら働いてる。イスがシミだらけでテーブルも汚れてるぞー。君たち、ちゃんと仕事したまえよ!?と言いたくなるが、ここはヨーロッパ。日本のようなサービスを求める方が間違ってるw どれにしようかな〜?イチゴ系が飲みたい!と、メニューボードを見ると…商品名は英語表記なのに、原材料がアイスランド語で書いてある(爆)なんでやねんwww 英語にしとけやww 何となく語感や今まで学んだ知識を総動員して、言語の法則を暴くのが非常に得意な私。epil→アップルなんじゃないか?でも擦り下ろしたリンゴはあまり好きではないから、選択肢から外す。bananiはおそらくバナナだろう。Jarðarber…何だろう…全く分からないw でも何となくberがベリーっぽい?とか適当な推測でストロベリーと仮定。もうひとつのylliblómはもうお手上げw でもバナナとストロベリーが的中すれば味は約束されたようなもんだろ。HELL OF A NERVEっていう名前のジュース。よし、これで行く!ひょえ〜、850円するのにこの連想ゲームで大丈夫か?(笑)ま、ここはアイスランドだし、生ジュースはもともと高いもんだし、こんなゲームもたまにはオモロイw さて結果はいかに??

で、出てきたのはストロベリーとバナナ味!YES!!!俺天才かもw 想像していた味に限りなく近いジュースをGETできたぜ!(後で答え合わせしたら、Jarðarberはストロベリーで大正解!ylliblómがエルダーフラワーっていうのは流石に分からなかったけど、なかなかいい勘してるw)干からびた体が元に戻ったところで買い物再開。気になるものはちょいちょい見つかるものの、やはり品質と値段が釣り合わない。目ぼしい店にはまた戻って来るとして、BONUSでお土産探しだ。会社用にはたくさん入っててちゃんとアイスランド原産のsamboというチョコを。パッケージに3の数字が書いてあって可愛い。ガサっと何袋もカゴに入れた。瓶や缶は重いし、なるべくコンパクトで軽めのもの、そして、なるべくproduct of Icelandがいいなあ。そのような条件を満たしてくれるモノについに出会った!アイスランドの塩!!(てか、塩、重っ!ていう心の声はまあ置いておいて… NORDUR SALTと書いた紙の箱でおしゃれな人魚のパッケージ、ナイス!)このデザイン性に負けたよ。頑張って持って帰りたい!友達へのお土産に何個も買った。テンションMAXで会計へ。セルフレジにチャレンジしてみる。レジ袋は有料で30円くらいするけど、ブタの模様で可愛いし大満足だ。先ほど目を付けていた店にもう一度寄ったが購買意欲が刺激されなかったので、一旦ホテルに戻ることにした。

ここまででレイキャビク最終日②に続く!

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