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青い空とピンクのユニフォーム🌸セレおじ版【Vol.2】

2022年7月にJリーグ・セレッソ大阪とのオフィシャルパートナー契約を締結しました。なぜ、当社がセレッソと手を組むのか? プロ野球じゃダメなのか? という疑問に対して今回はお答えしていきたいと思います。

だからサッカー、だからセレッソ。

最大の理由は「理念が一致している」という点です。企業の究極の目標は「経営理念の実現」です。
少なくとも当社では、企業理念を非常に(ときには愚直なまでに)大切にし、その実現に向けて取り組んでいます。(この企業姿勢はこちらをご参照ください)
この理念実現のために、当社ではご利用者様に対してさまざまな取り組みを行っています。その一つとして、今回のセレッソ大阪との契約締結も考えとして含んでいます。

では、プロ野球ではどうか? 関西では、特に阪神タイガースの人気は高い、いや、人気という指標では計り知れないほど、生活に根付いています。

しかしながら、プロ野球を統括する日本野球機構(NPB)、あるいは阪神タイガースやオリックスバファローズの在阪二球団にも、活動の理念や高齢者に対する考えや方向性が残念ながら明示されていません。
また、球場への広告掲出に関して、知名度向上という点では効果があるのかもしれませんが、メリットをそれほど享受できず、それではそもそも「理念実現」という企業としての目的が果たせないと判断しました。

一方、Jリーグには『Jリーグ理念』というものが1993年の発足時から存在しています。さらに『Jリーグ百年構想』という考えがあり、高齢者、あるいは地域への貢献が明示されています。
これら理念や構想に基づき、Jリーグのクラブが運営されているというところを鑑みて、当社とJリーグ(セレッソ大阪)の理念実現がともに達せられるパートナーとして選定させていただきました。

Jリーグが目指すのは「地域の総合スポーツクラブ」。芝生の上を高齢者の皆さんが気兼ねなく歩けたらいいですね。

「大阪のJリーグクラブ」と言えば、今回契約しましたセレッソ大阪、そしてガンバ大阪があります。
ガンバ大阪は“オリジナル10”と呼ばれる、Jリーグ発足時からあるチーム。ホームタウン7市と北摂・北河内の活動地域の計14市3町を活動地域としていますが、当社が展開している八尾市は含まれていません。

一方、セレッソ大阪は八尾市の隣・大阪市(ならびに堺市)をホームタウンとしており、立地的に近いという点、また八尾市にもサッカースクールを有する(久宝寺校)点など八尾市との関連性も高いので、セレッソ大阪と手を組むことに至りました。

大阪の花を名前につけたJリーグクラブ・セレッソ大阪

また、なぜわざわざスポンサー契約を締結したのか。
Jリーグクラブと高齢者施設の関係性でよくあるのが、オフシーズンに選手が慰問先として選ばれることですが、当社ではさらに先にある「ビジネスパートナー」として考えたからです。

当社としては「プロスポーツチームのスポンサーになる」ことや「当社知名度を向上させる」という狭義的な目的、あるいは自己満足的な意味ではなく、より広義的な意味合いで、「ご利用者様のためになる」あるいは「理念実現ができる」というビジネスパートナーとして両者がWin-Winになることが重要であると考えました。

理念実現のために、私たちはセレッソを大いに活用していきたいと考えていますし、セレッソ側も当社のことを活用していただけたらと考えております。

セレッソには“高齢者の未来・目標”であってほしい。

当社にとってセレッソとは……「ご利用者様にとっての“未来”であってほしい」と考えています。

高齢者がサッカーチームに未来を夢見る——サッカー少年であれば、「あのチームでプレーしたい」という「憧れ」という意味に取れるかもしれません。

我々が考える「未来」とは、例えば……

・ヨドコウ桜スタジアムに行きたいから、リハビリをがんばって歩けるようになりたい!
・セレッソの好きな選手を応援しているので、次の試合も待ち遠しい!
・優勝するまでがんばって応援する!
・あのピンクのユニフォームを着て応援したい!

……という未来です。

セレッソには、ご利用者様にとっての“未来”、あるいは“目標”という存在となっていただき、ご利用者様に「セレッソがあるから」という理由で活気あふれる毎日を過ごしていただけるようにしていきたいと考えています。

前回も話しましたが……

「今度一緒にヨドコウ行けへん」
「あの派手なユニフォーム着るの? 恥ずかしいわぁ」

『青い空とピンクのユニフォーム』

……こんな会話が交わされることを夢見ています。

世代を超えて。

ご利用者様がサッカーやセレッソ大阪をさらに身近に感じていただき、“推し選手”ができることによって、心身ともにプラスの方向へ向かっていただきたいと考えています。

その先にあるのは、サッカーやセレッソを通じた高齢者と若者の世代間交流です。

「ピンクのユニフォーム」はJクラブ唯一、いや世界でも珍しい。女性が最も映える色。

―当社施設をご利用されている方がスタジアムに赴き、ピンクのユニフォームに身を包みながら、一生懸命応援する。

そんな姿を見て、隣に座る見知らぬ若いサポーターも負けじと応援する。
それから意気投合した同士が世代を超えて、サッカーやセレッソという共通の話題で語り合う。

そして、試合が終わり、スタジアムから帰路につく間、利用者様と若者が「今日は楽しかったな」と思ってもらえる社会を作っていきたいと考えています。

当社はこんなことを真剣に考え、実現に向けて本気で動く高齢者施設。
なので、Jリーグ・セレッソ大阪とスポンサー契約を締結してしまうことまで考えました。
他の高齢者施設からしてみたら、もしかして馬鹿げたことをしていると思われるかもしれません。
しかしながら、当社は愚直なまでに理念の実現に向けて取り組んでいる証左であることをご理解いただけたらと思います。

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