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私のやりたい古着屋③


前回のnoteで「行動しよう」と決めて、刺繍用に購入した古着に針を刺している。何もしないよりは少しは動いた方がいい。


本音を言えばデザイン画を描いて新しくTシャツでも作って売った方が早いに決まっているし、安く上がる事は分かっている。それなのに古着に、しかも刺繍というスタイルにしようと考えたのは理由がある。


まず1つは大量生産大量消費の社会に嫌気がさしてしまった事。余りにも多くの服が短いスパンで多く作られて、ほとんどがあっと言う間に廃棄されてしまう現実が嫌になってしまったのだ(小島健輔が調べた「怖すぎる衣料消費の現実」)。


廃棄される服達は限りある資源の一部(いや、大部分かもしれない)であるし、それを作っている人達は安い賃金で人生の時間を吸い上げられているし、綿や麻を生産する畑を作る為に森は焼かれるし、綿を収穫する為に学校に行けない子供達もいる。多くの服を作るために倒壊寸前の建物に押し込められて命を失った女性たちがいる(ダッカ近郊ビル崩落事故)。


安く流行的なオシャレをする為に多くの資源と人間を犠牲にしているのか、と思った時に自分には一体何ができるだろうと考えた。このままではいけない事だけは分かっていた。

「そうだ、古着を使えばいいじゃないか」

とひらめいた。古着であれば資源の再利用になるし、新たに作りだす必要はない。これならいいと私は思った。

しかし、問題がある。現在、古着として救い出される衣服は特徴のある服である。年代物であるとかパターンが異質であるとか海外のものであるとか。一番破棄されるだろう普通の服は一体、どうしたら救い出せるのだろうか?と…


私のやりたい古着屋①

私のやりたい古着屋②


コーヒー豆を買いたいです。