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Vol.1 最初の一歩~絵本出版賞に応募~

 親が子の命を経つ、不幸な心中事案を失くしたい。そういった思いを込めて書いたストーリー「あの日の空の色」。元々、長いストーリーではないですが、ちょっと重いテーマでもありますし、「単なる文章で訴えるよりも、美しい絵本の形にした方が弱った人の心にも優しく響くのではないか」との思いがありました。でも、残念ながら、私には絵の才能がありません……。
 
 どうしたものかと思って色々調べていたところ、この絵本出版賞に「ストーリー部門」があるのを見つけました。しかも、全部門から選出される「大賞」と「審査員特別賞」の2作品は提携出版社から出版される、と。賞をとれば、誰かに絵をつけてもらい、絵本として出版できるのでは、という淡い期待を抱きました。
 
 5月に応募作品を送ったところ、6月末にメールで「一次選考通過のお知らせ」が届き、7月初旬には二次審査を通過し、最終選考に残った旨、連絡が。これはもしかしてもしかするかも、と思っていたところ、7月下旬に郵送で「絵本のストーリー部門 優秀賞」を受賞したという結果通知が届きました。優秀賞の内容は「出版化支援、賞状、賞金1万円」でした。
 
 同封の資料には「出版化推薦」用紙とそれに伴うアンケート、そして「オンライン授賞式」の参加申込書も同封されていました。
 
 ストーリ-部門のトップは最優秀賞の1作品。その次点となる優秀賞では、無料で出版してもらうのは恐らく難しいだろう、と思ってはいましたが、受賞通知にもかかれていた「出版化支援」とは、いったいどういう内容なのか。そもそも、賞を主催する出版社は、絵のついていない「ストーリー部門」の作品を、どういう風に絵本にしていこうと考えているのか、その点については聞いてみたいと考えていました。

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