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Vol.4 提携出版社との初回打合せ②~費用と部数について~

 「みらいパブリッシング社」の企画担当の方によれば、出版するにあたっては、①モモンガプレス、②みらいパブリッシングの2つレーベルがあるとのことで、それぞれの中身について、まずはざっくり説明がありました。
 
①モモンガプレス
・新しくできたレーベル。最低部数300部から発行でき、うち100部は著者が引き取り
・本の大きさや装丁によっても変わってくるが、引き取り分を売れば30万位にはなる。
 
②みらいパブリッシング
印刷部数は最低1000部。同じくうち最低100部は著者が引き取りだが、引き取り部数を増やすことで、費用負担を抑えることも可能。
・引き取り部数を増やせば40万以上回収することも可能なので、①との金額差もそれほどかわらなくなってくるのではないかと思う。
 
<共通の話>
初版の印税はなし(0円)。増刷になった場合は1冊につき8%の印税を支払い。
・もう少し冊数が欲しいという場合、著者は8ガケで購入することが可能
(それを定価で売れば、その差額は著者の利益になる。)
 
 担当からは、「内容に関連するお仕事もされているし、私は“みらいパブリッシング”で行けると思います」、「モモンガも月に1度、書店にFAX流したりはしますが、みらいパブリッシングはプレスリリースやネット営業も行うなど、宣伝や流通の方式も違ってくるので、そちらの方がいいと思うんですよね」と、やたら②の「みらいパブリッシング」レーベルからの出版を押されました。
 
 ①は著者の思い通りの形に仕上げることも可能だが、②は編集もきちんと入って、編集者と話し合いながら良い本を作り上げていくので、本としての質を高めることができる。本を作るにあたっては、紙代や印刷に係るコストのみでなく、編集・営業にかかる費用や、一般流通させるためのISDNコードの取得にかかる費用ものってくるものなのだ、というのが、担当の話の大筋でした。
 
 私は元々、編集・ライター業にも携わっていたので、そんなことは百も承知でしたが、「それで、実際、費用はいくらかかるのか」というところについては「ページ数や装丁等が決まらないとはっきりとしたことは言えませんが、モモンガだと恐らく税別で80万位。みらいだと100万以上はかかってしまいますが、引き取り部数を500部とかにしてもらえれば、もう少し費用を下げることはできるかもしれません。そこについてはご相談、という形になるので、また社長とも一度お話ししてもらえれば…」ということで、この段階ではなんとも判断がつかず…
 
 「内容もいいし、費用はクラウドファンディングとかでも集まるんじゃないですか」との話もあって、とりあえず、もう少し、色々はっきりしたところが見えてから考えるか、というのがこの時点での結論でした。


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