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【ビジネス書】敗者のゲーム

敗者のゲーム(チャールズ・エリス著)
Amazon.co.jp: 敗者のゲーム[原著第8版] (日本経済新聞出版) 電子書籍: チャールズ・エリス, 鹿毛雄二, 鹿毛房子: Kindleストア

株式投資の本です。
資産運用の常識を変えた伝説の1冊と賞されています。

感想としては、今後株式投資を積極的にやっていくならば一度は知っておいた方が良い考え方だと思いました。 これを知らずして定期的に売買するのは非常に危険です。 ただ同時にどうすれば楽しんで株式投資を行うかという目安にもなりました。

本の内容としては、そもそも株式投資でお金を増やすとは、どういう考え方をすればよいのかが記されています。
著者は株式投資は「敗者のゲーム」と考えているようです。
敗者のゲームとは、例えば、テニスがそれにあたるようです。

プロであれば、強打を連打して、コースを狙い、相手の裏を突く。
点数を決めて勝利に結びつきます。

一方アマチュアであれば、いかにミスをしないかが大事です。
強打を狙いネットする、コースを狙いアウトする、平凡なミスをする。
データとして、ミスを減らして負けないゲームをした方が勝利に結びつくようです。

株式投資も、チャレンジして値上がりを狙うのではなく、株式を保有しながらも、いかにミスをしない売買を行うかが利益の向上に結び付くようです。

なぜそのようなことが言えるかと言うと、定期的に売買を繰り返す場合、人間の心理として、
・暴落する局面で売ってしまう
・値上がりしている最中で買い足してしまう
このような性質を持っています。

実際は、
・下がったら買い
・上がったら売り
と言うのは言葉ではわかっています。
ただそれができないのです。


極論は、市場平均に勝とうとすることが間違いだということです。
日経平均225や米国S&P500のことです。
愚直に積み立てを行い、「長期・分散・積立」を守り抜くことです。
毎日株価を見てはいけません。
売買を繰り返してはいけません。
タイミングを計ってはいけません。

これらで、十分年間10%ものパフォーマンスが得られます。
皆さんは、NISAでしっかり毎月積み立てを行いましょう。



しかし、実際のところ私は別の考えも持っています。
株式投資を楽しみたいと思っています。
財産の大半ぐらいはずっと積み立てを行います。

しかし一部は、市場よりも利益を出すことを目的に、情報を仕入れて、経験を増やし、成果を出すことを目標にしています。
自分の仮説を元に予想を立て、それが実証されるかを見守ります。

是非皆さんで一緒に楽しみましょう。

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