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サウナブームが切り拓いた未来

※当アカウントから発行する記事は、温浴施設経営者向け有料メールマガジン「日刊アクトパスNEWS」(https://aqutpas.co.jp/mailmagazine/)の過去記事を再編集したものとなります。

(執筆日:2022年4月27日)


 サウナ開業塾第一期生の最終課題、事業収支計画の添削が始まりました。

自分で作成した事業収支計画とは違うので、修正しても大丈夫かどうか、確認しながら進めるのはなかなか気を遣う仕事です。これで私のGW返上は確定したようなものかも知れません。


しかし、塾生さんの計画を見ていてあらためて感じるのは、小規模温浴施設の強さです。

これまでは、小さな施設がマーケットに存在感を示すことは決して簡単ではありませんでした。しかし、現在の集客の主戦場であるネット上においては、立地も規模も関係ありません。

1,000坪の施設も50坪の施設も、対等な土俵の上で戦うのです。

かつて、標準的なスーパー銭湯が繁盛店として成立するために必要な商圏人口は1次商圏(10分から15分圏)で10万人以上と言われていました。

そのような条件を満たす地域にはすでに複数の温浴施設が存在し、しのぎを削っています。設備のスペックで見劣りする小規模施設が後発参入しても、高いシェアを獲得することは困難でしょう。

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