そうなんです。
私もどちらかと言えば（どちらかと言わなくても）気の強い方ですが、それを理由に男の人から敬遠されたり、嫌われたりしたことは一度もありません。
むしろ、この気の強さがプラス要素にも働いているように感じます。

ただし、“気が強い”にもいろいろありますのでご注意ください。
個人的に、女性の気の強さは以下の二種類に大別できると思っています。

まず、1つめ。
「我が強い」
いわゆる自己中ですね。こういう自分の考えを押し通そうとする気の強さは、男性に限らず人類ほとんどから嫌われます。

そして、2つめ。
「自分の考えをハッキリ言う」
確固とした考えがあり、それを口に出して言える人。ハッキリとモノを言うので敵をつくることもありますが、味方も多いです。

前者の女性というのは、知り合ってすぐに“気が強い”とわかります。
一事が万事、「私が！私は！」と出しゃばってきて、上から目線でモノを言うわけですから。
しかし、後者の女性は親しくなってみないと、“気が強い”とわからなかったりします。
むしろ、物静かで控えめな女性だと思っていたら、意外と自分の意見をハッキリ言うので驚いた……という経験のある人もいるのではないでしょうか？

私はもちろん、後者です（自分ではそう思っています）。
最初はすごくお上品に見られるので、懇親会の二次会でカラオケ歌っただけで「イメージと違う…」と驚かれたりするほど、気の強い女性というイメージからはかけ離れているようです。
だからといって、最初のお上品なイメージに好感を持っていた男性が、“気が強い”と気付いたからといって離れていくかといえば、意外とそんなことはないんですよね。
むしろ、そこにギャップを感じて、さらにハマってしまう人が多いような気さえします。

人の悪口を言う女性はモテないなどと言いますが、それも嘘。
私は嫌いな人のことは嫌いといいますし、批判もすれば悪口も言います。
ただし、根拠のない悪口は言いません。悪口を言うのは、自分に被害が及んだときだけ。
しかも、陰で悪口を言うだけでなく、私に被害を及ぼした張本人に対しても面と向かって言うべきことを言います。
だから、私は、
「こんなことがあったから、本人にもこう言ったんですけどね。ホントに嫌いなんです、ああいう人」
と、ちゃんと悪口を言っているつもりなんですが、聞いている側には淡々と出来事を報告しているだけ、というように聞こえているようです。
私も、できるだけ優しい声と優しい口調、穏やかな表情で悪口を言うようには気を付けていますけどね。
同じことを言うにしても、嫌みったらしい口調や表情では聞く側に不快感を与えますから要注意。

あくまでも経験上ですが、こういう気の強さって男の人は意外と嫌いじゃないんですよね。
すぐ誰かにケンカを売るし、キツいことも言うけれど、自分の前ではいつもニコニコ楽しそうに笑っている。自分にだけは、ダメなところやちょっと抜けているところも見せてくれる。
こういうところが、男の人は結構好きだったりするんです。
さらに、怒らせると怖いけど、絶対に自分の敵にはまわらない、自分には味方でいてくれるという安心感もあるようです。

自己中な気の強さはもってのほかですが、自分の考えをしっかり持っている、意見を言える女性というのは、見方を変えれば“自立している”ということでもあります。
自立した女性って、大人の男性からはすごくモテます。
年下の男性からは憧憬の目で見られ、年上の男性からは「ちょっと気の強いところが可愛い」と思ってもらえる。
実は、とても得な役回りだったりするんですよね。自己中な人は例外ですけど（しつこい）。