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いつまでも輝き続けるために

つい最近のこと。
Yさん、Mさんという同年代の二人の女性とお喋りしていたのですが、話の流れで私の年齢を知ったYさんが言いました。

「朝霧さんって、私とひとつしか変わらないの? もっと若いイメージがあったわ……」

そう言われたときの私の感想。

(なんか斬新……)

「もっと若く見える」とか「もっと若いと思ってた」とは、似ているようで明らかにニュアンスが違うのです。
イメージって、なんなんだろう。「若く見える」じゃなくて、「若いイメージ」って。
ね、斬新でしょ?
言った本人も、何やら考え込んでいる様子。
多分Yさんには、私が若く見えているわけではないのです。むしろ、顔だけ見れば年相応か、実年齢より少し上に見えていたのではないでしょうか。
それなのに、なぜか自分より3つも4つも若いと思っていた。
なぜ?
Yさんの表情からは、そんな本音が読み取れました。
黙り込んでしまったYさんに助け舟を出したのは、Mさんです。

「朝霧さんって、なんか生き生きしてるんだよね」

すると、Yさんはハッとしたように顔を上げ、

「そう! そうなの!」

水を得た魚のように嬉々として声を上げたかと思うと、

「そうか。いつも生き生きしてるから、若い感じがするのかぁ」

と、ひとりで納得。
私はといえば、

「うん。落ち着きないのよね、私」

と苦笑しながら、(前にもこんなことあったなぁ……)と5年ほど前のことを思い出していました。
ママ友同士の飲み会の席で、少し酔いの回ったひとりのママさんが身を乗り出して言いました。

「朝霧さん、すごくキラキラしてるよ! ほんっとにキラキラしてる!」

残念ながら、そのキラキラとか生き生きした様子を自分で確認することはできないのですが、そう見える理由はなんとなくわかります。
3人の子育てをしながら、好きな仕事をして、趣味を楽しんで。
おそらく、同世代の女性のなかでもかなり日々を謳歌している方だと思うのです。
もちろん、そんな日々を送ることができるのは、若い頃から今に至るまで努力して積み上げてきたものがあるからこそ。
そういった自信や充実感が、表面に出ているのではないでしょうか。

“40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持たなければならない”

とは、よくいったものですね。
ダラダラ生きている人はだらしない顔つき・体つきになってきますし、人の悪口ばかり言っている人は顔つきまで陰湿になってきます。
おとなしそうに見えても、芯のある人は目を見ればわかります。
ありがたいことに、40代も半ばを過ぎた今でも「きれい」「美人」と言っていただくことの多い私ですが、それも私の容姿が整っているからではなく、キラキラしたオーラで相手の目が眩んでいるだけなんですよね。きっと。
生き様や内面が顔に出るというのは、どうやら本当のようです。

あ、あとは、いつも恋をしていることも、キラキラして見える理由のひとつかもしれません。
好きな人がいると、それだけで毎日が輝きますものね。
女性は……とくに恋をする機会の減っている主婦などは、恋をすると見違えるように痩せてきれいになりますから。
(だから、「〇〇さん、好きな人ができたんだな」とすぐにわかってしまうんです)
なんなら、好きな人と一緒にいるときは表情や立ち姿まで違ってみえる女性も結構います。
普段は主婦であり、お母さんなのに、ある男性の隣にいるときだけは可憐なお嬢さんのよう。
(だから、「この人が〇〇さんの好きな人なのね」とすぐにわかってしまいます)
それだけ、恋をしている女性はキラキラしているのです。恋をするって、素敵。
ところが、不倫関係に陥ってしばらくすると、なぜかそのキラキラは剥がれ落ちてしまい、顔つきに卑しさがにじみ出てきます。
(だから、「〇〇さん、泥沼にいるんだな」とイヤでも気付いてしまいます)

家庭を大事にしつつ、仕事や趣味を謳歌し、恋もする。だけど、不倫はしない。
それが、私が40代半ばになっても輝いていられる秘訣なのではないでしょうか。

若く見えなくてもいい。大切なのは、若々しいイメージ。見る人に与えるイメージです。
今からでも大丈夫。
数年後の自分に自信を持てるよう、いつまでも輝いていられるよう、自分の好きなこと、大切なもの、熱中できる何かを見つけてみませんか?

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