2次元美少女への失恋
私が高校卒業まで住んでいたのは、超ど田舎でした。
山と海に囲まれた自然豊かなと言えば聞こえはいいが、何も無い。
そこで、ゲームにのめりこむのは仕方の無い流れと言えるでしょう。
そう、俗に「エロゲー」と呼ばれる恋愛シミュレーションゲームにのめりこんでいました。
安全な位置に居て、それでいて恋愛におけるドキドキに興奮して一時期はここが現実と思おうとすらしていたのではないでしょうか。
しかし、そんな私に悲劇が訪れました。
私の実家は山の奥深くに位置しており、山奥ではよく雷が落ちるのです。
そうです。
雷が落ちたのです。
停電です。
ゲームをプレイしていた私は強制的に現実に帰らせれたのです。
そのとき、私は思ってしまったのです。
「ああ、君は僕とはまったく違う世界にいるのだ。」
私は二次元美少女に失恋をしました。
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