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アンコールのこと

えーっと、まなみのりさ最後のライブ「manaminorisa one-man live "LAST"」について、解散発表してから1年かけてここまでたどり着いたストーリーと合わせて、正にまなみのりさの集大成に相応しい素晴らしいライブだったと思うので感想は改めて書きたいと思うのですが、その前にとりあえず当事者としてこのことについては一応、ちゃんと語っておかないといけないな、と思ったので書きます。

ということで、ちょろっとTwitterでは触れましたが、はい、あの最後のアンコール、「まーみーりー!」コールの先導を切ったの、実は私です(笑)。まさかあんなに長い時間コールすることになるとは思わなかったので、コールに乗っかってくれた皆さんには大変なご苦労をおかけしたことをお詫びいたしますとともに、最後キレイな終わり方だったんだからアンコール掛けても出てくる訳ないだろ、見苦しい、と思われた方もいらっしゃったと思うのでそこはお詫び申し上げますm(_ _)m

その上で、ちょっとだけ言い訳させていただきたい…。

まず前提として、事務所が変わってからのまなみのりさのライブって基本的に「アンコールがない」ってのが原則なんですよ。2017年8月に半年の活動休止から復活して以来、いわゆる「勝負ワンマン」でアンコールがあったのはこの5回のみ、のはず。

  1. 2017年12月24日 「もう一度、ここから」@広島国際会議場 フェニックスホール

  2. 2018年6月9日「まだまだここから」@広島CLUB QUATTRO

  3. 2018年12月10日「まなみのりさ~Acoustic~」@Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE

  4. 2019年3月3日「満員になったら…」@TSUTAYA O-WEST

  5. 2023年1月14日「まなみのりさ最後の広島大感謝祭~気付けば三十路を越えまして...~」@JMSアステールプラザ大ホール

この5公演のセトリを見ると、だいたい最初からアンコールありき、のセトリだからね。つい最近の広島大感謝祭に至っては、ゲストのSPL∞ASHがそこまでに登場してないもの、そりゃアンコールで出てくるでしょ?って思うよね(笑)。

これ以外に、定期公演レベルのワンマンでアンコールがあったことは何回かあるけど、復活して450公演以上をやってきてアンコールがあったのはおそらく10公演なかったんじゃないかな?

個人的にはアンコールはオマケだと思っているので、予定された本編をきっちりやるのが演者の役目。やるかやらないかわからないアンコールに注ぐ力を本編でやりきってる、と前向きに評価している。

そして、そういう勝負ライブでもアンコールが起こらないように上手いタイミングで映像を流したりして「アンコール封じ」をするのがまなみのりさのライブでは常套手段として使われている、ということも前提知識として加えておきたい。

で、本題。

そうは言っても最後のライブだし、アンコールはあるかもしれない、とは終わるまでは思っていた。ただ、その終わり方が「栞」での締め、そして記念撮影ではゴールのポーズ。普通に考えれば「あ、これはアンコールはないな」と自分も思った訳ですよ。

でも、まみりが退場してそれこそスタンディングオベーションともいえる拍手の洪水が起こり、それがやがて四拍子の拍手となった。これっていわゆる、声出し不可現場でのアンコールの手拍子だよね、という奴。

で、開演前の影ナレでりっちゃんが声出しOKをアナウンスするときに「間に合った」って言ってくれたことを思い出す訳ですよ。ライブハウスでは昨年末あたりから声出しOKの現場も増えてきたけど、勝負ワンマンでの声出しはコロナ後は初。広島の大感謝祭にも間に合わなかった。その時のアンコールもこの四拍子の拍手。これは声出してアンコールしない訳にはいかないでしょ!と。

そして先に説明したように、復活後はそれほどアンコールのない現場だったので、アンコールを発動するなら自分のような復活前を知っているヲタクが発動しなきゃでしょ、というちょっとした義務感にもかられた訳ですよ。一応自分より古参の周りのヲタさんにもちょっと声掛けしたけど躊躇していたようなので、ここは俺が行かなきゃイカンだろ、ってね(笑)。

そういう意味では、これも先に説明した「アンコール封じ」が今回に限っては緩かった、というのもあったのよね。一応観客席は明るくなったけど、特に終わらせる映像という意味ではこのエントリのヘッダ画像の「15年間ありがとう」の手書き文字とサインの静止画だけだったので、手拍子が四拍子になった時に「これはアンコールかけていいのでは?」って雰囲気になったように感じた。

とはいえ、アンコールがまさかあんなに長く続くとは思ってなかったのもまた事実。途中「スタッフでも誰でもいいから出てきて止めてくれ~!」と思わなかった、と言えばウソになる(笑)。ただ、とにかく誰かに止められるまでは止める気はなかったな。今回のステージそれこそ「青春が人生に変わった」という彼女たちが人生を賭けて作ってくれた、と思ったから、こっちも最後まで本気でやるのが彼女たちに対する礼儀だと思ってた。

結果的に20分とか30分とかコールしてたらしい。そりゃ次の日から声もカスカスで使い物にならなくなるわな(笑)。なので、付き合わせてしまった方々にはその点は本当に申し訳なかったです。

ただ、その最後に止めてくれたのがまみり古参ヲタのはなさんと忘八武士道さんだった、というのもこれまたありがたかった。ここ、誤解している人も結構いるみたいなのですが、最後に止めたのがスタッフさんだと勘違いして「止めるならもっと早く止めろよ」みたいな意見もちょっと見かけたので、そこは違う、ということはちゃんと伝えておきたい。

むしろ、スタッフではなく最後に止めたのがこういう方々、ってのが個人的には嬉しかったの
よね。お二人ともとくに広島時代のまなみのりさを支えてくれた方々。その応援がなかったら今のまなみのりさはなかったかもしれない。

はなさんは名前を知らなくても、「TIFの花魁サンダーのあの人」と言えばわかってくれる人も多いんじゃないんだろうか。

ドルヲタ界隈では割と有名なんじゃないかというこの動画ですが、逆に最近まみりを知った人には今のまみりライブの雰囲気とは一線を画する衝撃動画かもしれないね(笑)。でも、これもまた15年の歴史の一片だよね。

余談ですがこの後、当のMASSATTACK氏が翌日にまみり解散を知って、このときのステージがMステ出演より緊張した、楽しかったというツイートをしてて、そこからのスレッドで最終的にはなさんが10年越しに謝っててたのが、これまたいろいろと繋がって収束したなぁ、と思って個人的にはエモかった(笑)。

忘八さんは以前お話ししたときに、今のまみりの楽曲が好きかと言われればそんなに好きではないけど、彼女たちの人柄に惹かれて今も応援している、みたいなことを言われてた記憶がある(数年前の話なので今は違う捉え方をしてるかもしれないし、自分の記憶なので細部は違うかもしれないけど)。福岡にお住まいの今でもまみり博多遠征の時には顔を出してくださる、心強い存在。

自分の持論としてアイドルが同じコンセプトで活動できるのは5年が限度だと思ってる。まみりが15年間続けられたのは、そういったタイミングでモデルチェンジしてきたからだと思ってる反面、そういうタイミングで離れていったファンも少なくないのは知っている。だからこそ、こういった広島時代から支えてくれているファンが最後のステージを見届けてくれた、ってのはものすごく心強いと思うんだ。

こういう熱い方々がある意味最後を「看取って」くれたことが、15年間の最後の儀式としていろんなことを回収してくれたような気がしたんだよね。

そんな感想も言ってしまえばヲタクの「自己満足」でしかない訳で、一つだけ引っかかっていたのは当のまみり3人がこのことをどう思ってたのかな…ということ。本当はキレイに終わらせたかったのをちょっと汚してしまったかも…とも思ったりした。

そんな時、このツイートを見つけてちょっと救われた気がした。

結果的にスタッフや関係者の方々にもご苦労をかけてしまったかな…とも思うんだけど、そういう意味では最後、納得のいくまでやらせてもらったのは関係者の方々のご厚意だったのかな、と思うことにする。

そしてやっぱり、当の本人から「ずっと聞いてた!届いてたよ!ありがとう」という言葉は泣くほど嬉しかったな…。
 
あと最後に、あまりにキレイに終わったのでアンコールはないと思った人が大部分だと思うし、一縷の望みで挨拶だけでもくらいに思ってた人でもその可能性は1%もない、と思っていたんじゃないかと憶測するのですが、自分は微妙ですが「3%くらいはアンコールに応えてくれる」と思ってました(笑)。

というのも、「栞」で終わってゴールポーズで記念写真撮った後じゃもう演る曲ないでしょ?とみんな思ってたみたいだけど、一曲このシチュエーションに相応しい曲があるじゃないですか!

まみり終焉のゴールした後なら、ここから未来の3人にに向けて

「Re:start」

といううってつけの曲が!(笑)

そんなシナリオを1年前にちょっと描いてたので、ほんと3%くらい期待しながらコールしてたんだけどね、というのは一応最後に吐露して締めたいと思います(笑)

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