もう寒く感じる夜の日記

夜もなにか書くと書いたから書く。

メモ。さっき思っていたこと、空即是色。驚くほどに。だが確かに色即是空、は自然に起きていてそれもまた速やかである。心もとなく、空虚な気分へちょっとしたことで陥るのである。しかし画集の1ページを開ければすぐ面白くなるように、空もいつまでも空でもなくて、いつまでもいつまでも死んではいなくて、言葉はそういったものの典型であると思う。

さっき思っていたこと、それは、気を散らすことこそ努力であるということ。5分~10分ずついろんなことに気を配って、なんとか回そうだの続けようだの、それこそ「努力」であるとしか言いようがない。集中し没入し時間を忘れること。それはもう努力ではない。わざわざ努めてはいないのだ。

時と場合によって、どんな意味にもなりえるのだが、いじましくちまちまとしたー…と時に思えて悲しくなるようなわずかの時間の行為を評価し(しかし確かにそれも何かになっていくのだが)かつ続ける意志力というものは相当だ、と思ったのだ。その割に、生命力の湧き出るのを感じられない。だって時間がないから。それは例えば、ひたすらに細かい決断を即時に繰り出し続けるような、どえらい感を感じるのだー決断力に自信のない人間からするとそう見える。

確かに、何事も長時間やればいい、ともいえないのだけど、時間の使い方には幸福感の鍵があるように思えてしまった。それは生きていたらいっぱい気になることはあるのだが、それでもそういうことを断ち切って、ずーっと、かなりの時間をかけ何かひとつのことをやり続けるとき、そこにはあんまり、虚しさが忍び寄らないような気がするのだ。

時間に縛られ過ぎなのかもしれない。私が憂鬱だからかもしれない。それはま、それでよくて。

そういうことを思ったりしていた後に、何気なく読んだインタビューが面白く読み応えあった。

終わることのないような物事に終止符を打ちたいときに作品をつくるというのが私の方法論ですね。

これは 韓国のタクシー運転手にまつわる話の節の終わりにアーティストが結んだ言葉で、あまり笑うところではないかもしれないが、私はこれが相当可笑しく感じられ、かつ、新鮮な方法論だ、と思った。

後で書き足すかもしれないけど今はここまでにする

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