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原則6「名前を覚える」|人を動かす

覚えられていることの嬉しさ

つい昨日のことです。私はスタバが好きで、昨日も用事の合間に2度、最寄りのスタバに行きました。1度目はチャイティーラテを頼んだのですが、2度目の注文時に、チャイティーラテを作ってくれたバリスタがレジをされていました。

「トールサイズのほうじ茶をください」
「ほうじ茶ですね。ストレートとラテがございますがどちらにいたしますか?」
「うーん...おすすめで!笑」
「それですと...先ほどはチャイティーラテを飲まれてたので、ストレートでもいいかもしれませんね」
「!?覚えてらっしゃったんですか!?」

正直かなり驚きました。私が1度目に訪れたのは昼の14時ごろ。2度目に訪れたのは20時ごろだったので、バリスタさんは6時間前の一人の客の注文を覚えていたのです。これ、相当すごくないですか?

そして、驚くと同時にかなり嬉しくなりました。忙しいお仕事中、何百人と対応しているうちの一人の私のことを覚えていてくれて、その上でオススメを考えてくれてるんだ、と。


自分だけの特別な言葉、名前

「人を動かす」では繰り返し、人は自分のことに関心を寄せられると喜ぶ、と言っていますね。同様に、名前を覚え、相手を呼ぶことは相手にとって自分を認識し特別な存在として認めてもらえているという感覚がわきます。

最初の私の例は名前ではないですが、感じたものは一緒です。少しの間のやりとりだったのに、自分のことを覚えてくれているという特別感が嬉しかったんですね。

「人を動かす」では、アメリカの第32代大統領 フランクリン・ルーズヴェルト を、"人を動かす法を心得た人物" として色んな章で彼の逸話を例にあげています。

フランクリン・ルーズヴェルトは、人に好かれる一番簡単で、わかりきった、しかも一番大切な方法は、相手の名前を覚え、相手に重要感を持たせることだということを知っていたのである。ところで、それを知っている人が、世の中に何人いるだろうか?


名前を覚えられない人 = 仕事ができない人

テキサス・コマース・バンクシェアズの会長、ベントン・ラヴは、"会社というものは大きくなればなるほど冷たくなる" という比喩的な名言を残しています。

「冷たい会社を温かくするには、一つの方法がある。人の名前を覚えることだ。重役たちの中には名前が覚えられないという人もいるが、つまりは重要な仕事が覚えられない、すなわち仕事の基礎ができていないことを告白しているのだ」

ドキッ^^: 実は私もだいぶ人の名前を覚えるのに苦手意識があります...。
でもこの章を読んで、自分は本当に覚えるのが苦手なのではなく、本気で覚える努力をしていないのではないか?と感じました。

ナポレオンの甥、ナポレオン三世は超多忙な人であるにも関わらず、紹介されたことのある人の名は全て覚えていたといいます。

彼は

・名前を聞き取れない場合には繰り返し聞き
・書き方がわからない場合は書いてもらい
・話すうちに幾度となく相手の名前を繰り返し
・自分一人になると、早速紙に相手の名前を書き、目と耳と口を使って覚える

という努力をしていたのだそうです。

それだけ、相手の名前を覚えることは重要なことである、という認識があったのでしょうね。

私も苦手だと言ってないで、覚える努力をするべきですね^^; いやぁお恥ずかしい...。
今回も読んでくださり、ありがとうございました!

「良い習慣は、わずかな犠牲を積み重ねることによってつくられる」
ー アメリカの思想家 エマーソン ー

原則6:名前は、当人にとって、最も快い、最も大切な響きを持つ言葉であることを忘れない。

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