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原則25「命令をしない」|人を動かす

どうも!人工知能を理解しようとAidemyを始めてみた新垣才です。
今日もサクッと紹介していきます。

<この記事の目次>
・正しくても命令したら負け
・命令を質問の形に変える3つのメリット


正しくても命令したら負け

"命令" は、たとえ明らかな誤りを正すためであっても、あとに何らかのしこりを残してしまうからやめよう、とカーネギーは言っています。

ペンシルバニア州ワイオミングの職業学校で教師をしているダン・サンタレリが、学生の不法駐車で学校の作業場の出入口がふさがれた時の様子を報告している。

同僚の教師がサンタレリ先生の教室へどなり込んだ。

「入口に置いてある車は誰のだ?」

学生の一人が自分のだと答えると、金切り声を上げた。

「車をどけろ!今すぐにだ。ぐずぐずしてると車に鎖を巻いて引きずり出すぞ」

確かに悪いのはその学生だ。置いてはいけない場所に車を置いたのだ。しかしこの日から、当の学生が反発したばかりか、同じクラスの学生全員がことごとにその教師を困らせはじめ、学校勤めを不愉快きわまりないものにしてしまった。

人間は理性の動物ではなく感情の動物だ、ともよく言われますよね。正しいか正しくないかは時として意味をなさないこともあります。

「じゃあ、このような状況ではどう言うのが正解なの?」という疑問に対しては、こんな例をあげています。

「あの車をのけてくれたら、他の車の出入りが楽になるんだが、どうだろう」

ポイントは、命令を質問の形に変えること、だそうです。


命令を質問の形に変える3つのメリット

質問の形に変える、の他の例はこんな感じです。

「あれをしろ」 → 「こう考えたらどうだろう」
「そうしてはいけない」 → 「これでうまくいくだろうか」

「じゃあ、このように命令の形から質問の形に変えると何がいいのか?」。
本書ではこのようなメリットをあげています。

質問の形にするメリット
①相手は自分の過ちを直しやすくなる
②自尊心を傷つけず、原則2「重要感を持たせる」ことができる
③相手に創造性を発揮させる

つまり質問の形にすることで、相手に自主性を持たせられるんですね。

「③相手に創造性を発揮させる」とは例えばこんな感じです。

命令の形「○○の業務を納期までに終わらせろ!」
 ↓
質問の形「○○の業務を納期までに終わらせると、あなたにとっても会社にとっても素晴らしい成果が上げられるんだけど、どうすれば上手くいくかな?」

ただの命令だと "スピードを上げる"、"時間をかける" などの短絡的な解決法になりがちですが、質問の形にすることで "業務フローを改善する"、"人員配置を変える" など現場の意見を吸い上げた良質な解決が出て来やすいのです。


というわけで、今回の Next Step はこちら。

Next Step
・次は指示するのではなく、「〜はどうかな?」と意見を求めてみる。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました!^^

原則25:命令をせず、意見を求める。

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