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原則29「激励する」|人を動かす

どうも!卒業式の季節ですね。地元の大学が卒業式のようで、スーツや袴姿の人たちをちらほら目にしています、新垣才です。

今回の目次はこちらになります。

<この記事の目次>
・「期待をかける」と「激励する」の違いとは?
・視点をどこに向けるのか


「期待をかける」と「激励する」の違いとは?

今回の原則「激励する」は、前回の原則28「期待をかける」と少し似ているように感じると思います。

両原則の細かな違いを簡潔に示してみると、
「期待をかける」は "相手の今はない長所を既にあるものとして振る舞う" ということでしたが、「激励する」は "相手の(本人は無自覚かもしれない)今既にある長所に目をむける" ということになります。

「期待をかける」と「激励する」の違い
期待をかける...相手の今はない長所を既にあるものとして振る舞う
激励する...相手の(本人は無自覚かもしれない)今既にある長所に目をむける

なので、前回よりも使いやすい原則だと思います。
問題がある時に、悪いところを指摘して解決するのではなく、良いところを激励して解決しよう、ということですね!


視点をどこに向けるのか

本書では次のように言っています。

子供や夫や従業員を、馬鹿だとか、能なしだとか、才能がないとか言ってののしるのは、向上心の芽を摘み取ってしまうことになる。その逆を行くのだ。大いに元気づけて、やりさえすれば容易にやれると思い込ませ、そして、相手の能力をこちらは信じているのだと知らせてやるのだ。そうすれば相手は、自分の優秀さを示そうと懸命に頑張る。

原則27「わずかなことでもほめる」でも言ったように、
みなさんの周りに「 ほめる回数 < 批判する回数 」になってしまっている環境はありませんか?また、自分は人に対して「 ほめる回数 < 批判する回数 」になってしまっていませんか?(言ってて耳が痛いです^^;)

批判で相手を変えたり、win-winの関係を気づくことは相当レベルの高いことです。批判で一時的な快楽は得られるかもしれませんが、結果として全体の成功を得たいのなら、相手の短所ではなく、長所に視点を向けてほめよ、ということですね。


というわけで今回の Next Step はこちら。

Next Step
・次に誰かを批判したくなったら、グッとこらえて、代わりに長所をほめてみる


さて、次回はいよいよ30原則目です!
今回もここまで読んでくださり、ありがとうございました!

「長所をほめて、欠点のことはあまり言わない。
そう言われてみると、自分は下手だとわかっていながら、
つい、そうでもなさそうな気がしてくる。
教師の言葉で元気が出て、希望が湧いた。
向上心が起きたのである」
ー 本書より ー

原則29:激励して、能力に自信を持たせる。

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