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原則30「喜んで協力させる」|人を動かす

どうも!春って色んな節目の季節なのでエモくなる新垣才です。花粉と羽虫がなければ尚良しです。笑

ついに!メインで紹介する原則が最後になりました!自分でもよく続いたなと思います。笑 自信になりますね〜。
では今回もサクッと紹介していきます!

<この記事の目次>
・喜んで協力してもらうためには?
・人を変える必要が生じた場合に考えたいことリスト


喜んで協力してもらうためには?

まずは「喜んで協力させる」の応用例を本書から。

西ドイツで講習会に参加したギュンター・シュミットは、自分の経営する食料品店で、陳列棚の商品に必ず正札をつける方針を徹底させた。正札がついていないための混乱が起こり、客からも苦情が出ていたのである。何度もこのことを係の女店員に指摘し、注意を与えたが、あまり効き目はなかった。最後に、シュミットは、彼女を自分の事務室へ呼んで言った。

「今日からあなたを当店全部の正札係の主任になってもらうことにしました。しっかり頼みますよ」

新しい責任と肩書きを与えられたこの女店員の仕事ぶりはがらりと変わり、自分の任務を完全に遂行するようになったという。

ちょっと意外だったのではないでしょうか?女店員さん、ふつうの職場だったらクビになってたかもしれませんよね。そこをシュミットさんはなんと主任という役職を与えました。

この例のように、肩書きを与えることで原則2「重要感を持たせる」を発揮し、自ら喜んで協力してもらうことができるのです。また、バイト代のような金銭的インセンティブを与えたり、「協力してくれるとこんなにありがたいんだ」と感謝を先に伝える方法も紹介されています。

「喜んで協力させる」方法例
・肩書きを与える
・金銭的インセンティブを与える
・どれだけ嬉しいかを先に伝える

「そんなのは子供騙しだ!」との意見もあるかもしれません。ですが、子供だけでなく "人間は感情の生き物" です。理性で物事を判断できるなら心理学はここまで発達していませんよね。win-winの関係を築けるのであれば、それを応用することは悪いことではありません。是非どんどん使っていきましょう!


人を変える必要が生じた場合に考えたいことリスト

さて、これで "人を変える九原則" の紹介は終わりです。本書ではまとめとして、「人を変える必要が生じた場合に考えたいことリスト」を載せています。

一、誠実であれ。守れない約束はするな。自分の利益は忘れ、相手の利益だけを考えよ。
二、相手に期待する協力は何か、明確に把握せよ。
三、相手の身になれ。相手の真の望みは何か?
四、あなたに協力すれば相手にどんな利益があるか?
五、望みどおりの利益を相手に与えよ。
六、人に物を頼む場合、その頼みが相手の利益にもなると気づくように話せ。

また、その後の文章でこう伝えています。

これで、必ず相手から良い反応が期待できると考えるのは、やや単純すぎる。だが、少なくともこの原則を応用しなかった場合にくらべると、相手を変える可能性は高くなる。これは、大勢の人が経験している。もし、わずか十パーセントでも成功の確率を高めたとしたら、十パーセントだけ人を変える能力を高め得たことになる。そして、これこそ、その努力がもたらす "利益" なのである。

あくまでこの原則を用いると成功する確率が上がるよ、ってことですね。絶対ではありません。ですが、もし成功の確率が10%上がれば、世界が変わるでしょう。それだけ人を動かすことには大きな力があります。

「ただの自己啓発本だったなあ」で終わらないように、実際に行動に移して少しずつ変えて行きましょう!


Next Step
・好きな原則をまず1つだけ、行動に移してみる。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

「人間は玩具に支配される」
ー ナポレオン ー

原則30:喜んで協力させる。

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