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原則16「思いつかせる」|人を動かす

さてさて、このマガジンも後半に入りました!(三日坊主の自分がこんなに続くとは...←)さっそく行きましょう!


大切なのは "自分で選んだ感"

いきなりですが、あなたは自由が好きですか?

ほぼ全ての方が、肯定するかと思います。もちろん、私も好きです、自由。
やりたいことをやっている時間は楽しいですよね。今回のこの原則、「思いつかせる」はこの心理に基づいたものです。

人から押しつけられた意見よりも、自分で思いついた意見のほうを、我々は、はるかに大切にするものである。すると、人に自分の意見を押しちうけようとするのは、そもそも間違いだと言える。

人に押しつけられているのだとか、命令されているのだとかいう感じは、誰にしろ嫌なものだ。それよりも、自主的に行動しているのだという感じのほうが、はるかに好ましい。

わかりやすい例で言うと、
①親から「○○になるために××の勉強しなさい!」と言われてやる勉強
②親から「○○になるためにはどうすればいいんだろね?」と問われ、自分で「そのためには××の勉強しなきゃ!」と気づいてやる勉強
どちらがモチベ高いですか?ってことですね。明白です。例えがベタですが。笑


思いつかせるメリット

思いつかせることのメリットを整理してみましょう。

思いつかせるメリット
・相手のモチベーションがあがる
・相手に原則2「重要感を持たせる」ことができる
・その結果、相手の自信に繋がる
・原則7「聞き手にまわる」ことになるので、人に好かれやすい

私がパッと思いついただけでもこれだけあります。皆さんもいくつか出てきた事と思います。もうウハウハです。笑

ちなみに、カーネギーが尊敬してやまないセオドア・ルーズヴェルトさんは、これをさらに活かしています。

彼は他の人に、あるポストを埋める最適な人材をその周りの人の意見を聞いて決めるそうです。そして、最後に周りの人に向かってこう言うそうです。

「あなた方に喜んでいただくためにこの人物を任命しますが、次はあなた方が私を喜ばせてくださる番ですね」

つまり、上記のメリットを享受しつつ、周りに貸しを作らせることで、その後の政策を行いやすくしていたわけです。すごい...。笑


ということで、この原則16「思いつかせる」を行動に移すための Next Step はこちら。

Next Step
・次に何かを決める時、自分の中で答えを用意した後に、「なにかこういう系で良いアイデアない?」と少しだけ誘導しつつ聞いてみる。


今回もここまで読んでいただき、ありがとうございました!

「川や海が数知れぬ渓流の注ぐところとなるのは、
身を低きに置くからである。
そのゆえに、川や海はもろもろの渓流に君臨することができる。
同様に、賢者は、人の上に立たんと欲すれば、人の下に身を置き、
人の前に立たんと欲すれば、人の後ろに身を置く。
かくして、賢者は人の上に立てども、人はその重みを感じることなく、
人の前に立てども、人の心は傷つくことがない」
ー 老子 ー

原則16:相手に思いつかせる。

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