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ノート?捨てました。〜私のスペイン語勉強法

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遅ればせながら、あけましておめでとうございます。旧年中はブログを読んでくださり誠にありがとうございました。

noteをはじめてから、人に伝える文章を意識するようになりました。これも皆さんのいいねやコメントが原動力になっています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

さて、今回はスペイン語独学記の続編です。

● スペイン人に囲まれて思った語学

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みなさん、年末年始はいかがお過ごしでしたか?休暇を利用して語学に励んだ方もいらっしゃると思います。

私は、相棒の実家カタルーニャに滞在し、家族と過ごしました。そして何よりの大きな変化は、私がみんなの話を聞き取れたことでした。

今まで知らなかったことをたくさん聞くこととなりました。特にこのコロナ禍で親戚たちはダイエットをしたり、資格を取ったり、出産など、生活の変化や心境を教えてくれました。

今回個人的に驚いたのは、

なんと10代の若者以外はみんな入れ歯や差し歯だったということ!

定期検診を受けるのだから、もうそのほうが後々楽、ということでした。若いうちから義歯はどうなのか、と興味が湧きました。噛み合わせもメンテもちゃんとしていれば快適、だそうです。

このような話は以前では入り込めませんでした。集中力が乏しく、最初から最後までわからないのに、誰の、なんの話をしているのかを尋ねるのも話の腰を折るようで。。。

コロナで一番変わったのはMariaのスペイン語じゃない?

と従兄弟たちも言っていました。半ば諦めていた家族交流。彼らの会話がわかる現在、彼らと過ごす楽しみが増しました。

しかし、あまりにも機関銃トークの応酬を毎日5時間近く食事やお茶の時間に浴びたもので、3日目には頭に帯状疱疹のようなものができましたw

● やはり話せてなんぼのスペイン語

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とにかくおしゃべり好きの国民性、何が何でも自己主張ができないと生活が成り立ちません。

バルセロナに住む友人たちからよく聞くのは、お店やバルでの接客トラブル。

お釣りの間違えは日常茶飯事、値札も違うことが多く、レジ通したらとんでもなく高価だった、オーダーミスが多い、という話はよく耳にします。

忙しさ、経験不足もあるのだと思いますが、これを繰り返されてしまうと、こっちのストレスが溜まります。

まあ、とにかく自信満々で物言いをする人が多いスペイン人ですから、苦情申立ての際は、相手の手厳しく粘り強いああ言えばこう言う抗戦を受ける覚悟が必要です。

これを多かれ少なかれ経験すると、より基本文法やボキャブラリーを増やす必要性や勉強法を考えます。

そして何より大事なのは、それらを実践で活用できなければなりません。口にスラスラと出ないと、相手がまずまともに取り合ってくれません。

● アウトプットに集中=ノートを捨てる

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最近、遅ればせながらTwitterを始めたのですが、そこでスペイン語アカウントの人々の頑張っている姿を目にします。

毎日のノルマを設定してコツコツ勉強している人がとても多いです。同じ仲間がいることや、スペインに来てゼロからスペイン語を学ぶ人たちのひたむきさにとても励みをもらっています。

その中でふと目にするのは、勉強している写真をアップしていて、みなさんノートを良く使っているな、ということ。

私も以前は何でもかんでもノートに記していました。その日初めて見た単語や構文、そして定型パターンの説明、ポストイットも机に貼りまくりました。

でも、それが私にとっては単に自己満足なのだ、とある日気づいたんです。

2年前、スペイン語総ざらえと称して最初にやったのは動詞変化の暗記でした。この時、私は手首がもげそうになっても、ペンと紙を持って変化を何度も繰り返し書きとり覚えました。

しかし、よく使う動詞、続いて副詞、形容詞を覚えた段階で、紙に記しても見返さない自分にこれは有効な方法じゃないな、と思ったんです。

そこで、アウトプット、口で言って覚え表現する練習に移行させました。そして、これを機に今まで綺麗にノートをまとめる時間を手放したのです。

● ノートまとめをやめた効果

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あくまでも個人的な効果なのですが、

まずは、自己満足の手綱がないので、常に頭でスペイン語を考えるようになりました。怠け者の私は、時間を費やしてノートをまとめると自己完結してしまい、もう学んだ、覚えた、と錯覚していたのです。

そして、自分でノートを書かなくなったので、文法のど忘れやふと疑問を感じると、その度に相棒に尋ねたり参考書やネットで検索しています。

自分のノートを読み返す、って思うより面倒なんですよね。まとめ方が特に下手な私のノートから今知りたい情報を探すのだけで時間の無駄だと気づきました。

その代わり、家事をしながらその実況中継のようなものを頭に思い浮かべるようにし、表現によく合う単語を検索するようになります。

自分で検索して作文を作ると、単語を忘れにくくなります。これが口で話すことに直結するようになりました。

それまでは頭の中で日本語→スペイン語へ移行する時差が生じていたのですが、徐々に思ったことをスペイン語で直接説明できるようになってきました。

そして何よりも、自分でスラスラ言える言葉が増えてくると、テレビのニュースやお店の店員さんの問いかけにも耳が慣れてきたのが嬉しい変化です。

●ノートに頼らない独学法のまとめ

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ゼロから始めたスペイン語なので、まだまだ足りないことは山盛りですし、少し油断すると会話がおぼつかない日もあります。でもコツコツ接するにつれ上達の実感はあります。

私は、自分の語学で優先順位にしている「自分を説明できるようになること」がノートを使わない勉強法で上達が成せると気づきました。しかし、勉強法は人それぞれです。ノートに書き綴って目で覚えていく人もたくさんいます。

でも唯一共通することは、続けること。

要するに、飽きない、毎日続けられる方法を見つけることが大事なのかな、ということですよね。

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週半ばの水曜日、みなさんもう一踏ん張りがんばりましょう!

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