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ポケカにおける「Tier」の意味

こんにちは。新井です。
対人ゲームを真面目に取り組んでいる人ならまず聞いたことがあるであろう「Tier」という言葉。
この言葉の意味に関して思うところがあるので、記事を書きました。

少し前からポケカの記事をnoteで書く文化が定着し、デッキリストやその使用方法等、様々な情報が得られるようになりましたね。
有料、無料の差異はあれど、情報が世に出回るようになり、いい時代になったなあと感じます。
その中で本記事の議題でもある「Tier」についてもしばしば記載されています。
その「Tier」の意味が書き手によって異なるように感じます。
ある人はそのデッキの流行度、ある人は単純なデッキの強さ、ある人はその両方を合わせたもの。
中でも一番多いのは流行度を意味しているものかなあと感じます。
(私はHearthstoneで初めて知ったので、デッキ自体の強さという認識でいました。)
なぜ人によって認識が違うのかを調べてみると、「Hearthstone」の攻略サイトではデッキの強さ、「Shadowverse」の攻略サイトではデッキの流行度を「Tier」としていたからみたいですね。(他のゲームでも違いそう)
日本で最も浸透しているDCGである「Shadowverse」が流行度を指標としていたためポケカでも流行度を指標とする人が多いのかなあと思います。

Hearthstoneにおける「Tier」:デッキの強さ
Shadowverseにおける「Tier」:デッキの流行度(強さも加味)

参考:http://hearthstone-1234.hatenablog.com/entry/2017/03/17/060039

(※現在はデッキ自体の強さを指すという表記に変わっている模様)

キャプチャ

個人的には単純な強さで考察されているほうが好きですが、
正直言ってしまえば、最悪どれを指しているかがわかれば問題ないとは思います。
問題なのは、強さと流行度を混同して支離滅裂なことを言っている場合があることです。

例として、今の環境(2020/02/14 現在)だと、3神ザシアン、ピカゼク、超ミュウ辺りは、
デッキ自体のパワー、流行度、どちらをとってもTier1と言って差し支えないため、
強さ、流行度どちらの「Tier」においてもTier1に置いていいと思います。
ですが、CL愛知の環境だとどうでしょうか。
CL愛知での上位率や後の大会の結果からデッキ自体の強さはTier1です。
しかし、少し前に公式がデータを出した通り、流行度でいえば超ミュウはTier2か3に該当すると思います。
ここで問題となるのが、「Tier」を流行度という尺度でとらえている人が超ミュウをTierのどこに置くかです。
その人がこういったときにTier2,3辺りに置かず、"デッキが強いから"という理由でTier1に置いてしまうことがあります。
これが「Tier」の意味を曖昧にしか認識していないために生じる問題です。
こういった「Tier」を見るとすごくもやっとします。
上記のような矛盾で一番多く見られるのは、環境考察をデッキの流行度で書いていると思ったら、
「Tier」をデッキの強さという尺度で作成し始めることでしょうか。(逆もあり)

この事象について言及している人を見かけないので、こんな細かいことを気にしているのは私だけかもしれませんが、
ちょっと気になったのでお気持ち表明致しました。
今後、この記事を読んでくださった方の環境考察や「Tier」がより見やすいものになることを願っています。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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