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パイロットのモテ期

こんにちは、あらいぐま機長です。
いきなりなんですけど、みなさんモテ期ってありました?

自慢じゃないんですけど、実は僕、モテ期あったんですよ。中学生の時です。

でも当時の僕ってめちゃくちゃシャイで、女性とお付き合いするとか考えられなかったんですよね。
本当に惜しいことをしました。そしてモテ期を逃した結果、初めて女性とお付き合いしたのが大学生になってからになってしまいました。

その頃になると周りからも『まだ彼女できないの?』とか言われたりして、悔しい思いをしたものです。
ほっとけよって感じなんですけどね!

まあ僕の話は置いといて、一般的にパイロットって、モテ期と言われる時期があるんですよ。
これからパイロットになる人は、ちゃんと僕の話を聞いてモテ期を逃さないようにしてくださいね!

パイロットのモテ期は…

結論からいきましょう。パイロットのモテ期は…訓練前の地上研修時代です!

なんのことかわからない人が多いと思うので簡単に説明します。
自社養成でも、航空大とか私大からでもそうなんですけど、エアラインに就職したらすぐに訓練、という会社もあるんですけど、多くの会社では訓練に入る前にまず地上研修を行います。

多くの場合は地上係員、グランドスタッフですね。
空港のカウンターに行くと綺麗なお姉さんが受付をしてくれるじゃないですか。あれです。

パイロットの候補生はこれを数ヶ月から1年ちょっとやって、そこからパイロットの訓練に入るんですよ。
自社養成の場合はここが長くて1年以上ありますが、すでにパイロットのライセンスを持っている人はここが短くなったりします。

この期間がパイロットのモテ期と言えます。
理由はたくさんあって、もういろんな条件がばっちりなんですよ。

理由の1つはまず若いこと。

訓練に入る前は22歳から25歳くらいの人が多いんですけど、結婚とか恋愛とかちゃんと考える時期ですよね。
そんな中で女性の多い職場に入っていくので、そこで運命の出会いを果たしてしまうという人は多いです。

ここでお付き合いを始めて、辛い訓練中は励まし合って、副操縦士に昇格してちょっとしたら結婚ってケースはよく聞きます。

他の理由としては時間と精神的な余裕があること。

訓練が始まってしまうと忙しくなっちゃうし、そもそも実機訓練だと日本にもいないし、訓練がうまくいっていない時に恋愛のことを考える余裕ってなくなるんですよ。
だから訓練が始まってしまってから副操縦士昇格まで4年とか5年とかの期間は、あんまり出会いもないし、いい人がいたとしても恋愛まで発展するケースも比較的少なくなります。

また職場に女性が多いっていうのも大きな理由ですね。
パイロットもグランドスタッフも、シフトで働いているから職場以外での出会いってあんまりないんですよね。
だから同じエアラインで付き合うっていうことになりやすいんだと思います。

これらの理由からパイロットの一番のモテ期は『訓練前の地上研修中』ということになります!

実はもう一回…

パイロットの訓練生でこのモテ期を逃してしまった方、大丈夫!もう一回だけモテ期があります!!

地上研修中ほどではないですけど、訓練が終わって副操縦士としてデビューして1年間くらいはまたちょっとしたモテ期がきます!
ここでもまた時間的、精神的な余裕ができる時期なんですけど、1回目のモテ期と違うのはちょっと歳を取ってるんですよね。

副操縦士昇格って私大の操縦学科卒だとまだ結構若いんですけど、自社養成とかだと30歳前後くらいになってしまいます。

それで僕からのアドバイスとしては、この1年間は頑張った方がいいです!

昇格したての副操縦士ってやっぱりいろんな人に見られてて、CAの中でもすぐに『あいつやばいよね』とかそんな噂が立ちます。噂ってすぐに回るので、一度そう思われてしまうとその後結構辛いですよ。

だからここでちゃんとナイスガイな印象を作っておくことができると安心してその後のパイロットライフを送ることができます!

これって別に女性関係だけじゃなくて、機長とか一緒に働く他のスタッフからもそうで、『最近チェックアウトしたあのFO変なやつだよな』とか、やっぱりいい意味でも悪い意味でも注目されます。

誰に対しても謙虚で親切、そして仕事に対して真面目!

これで最後のモテ期をちょっとでも長続きさせることができるかもしれませんね!

今日はここまで、パイロットのモテ期について話しました。
じゃあまた次回!最後まで読んでくれてありがとうございます!

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