パイロットは文系理系?
こんにちは、あらいぐま機長です。
今日はパイロットは理系なのか、文系なのかを考えてみようと思います。
自社養成や航空大など、一般の大学からパイロットになる人が文系や理系の学生、どっちが多いのか。
また仕事の特徴的にどっちなのか?他にも文系からパイロットでもなれるの?
とか、そんな疑問に答えていけたらなぁと思います。
パイロットの仕事は文系的?理系的?
まず始めに、パイロットっていう仕事が理系的なのか文的系なのかものなのか、というところなんですけど、あくまで僕が思うになんですけど、実は文系的な仕事なんじゃないのかなって気がするんですよ。
みんなが思うイメージと逆じゃないですか?パイロットと言えば航空力学や航空気象の知識を使って空を飛ぶっていう仕事なんだから、そりゃ理系でしょうと。
それには僕も同意見なんですけど、でもそういうことならばパイロットには航空法や航空管制などのルールも同じくらい重要な知識になります。これは文系の知識ですよね。
操縦技術という意味ではどうでしょう…。これは文系でも理系でもありませんね。
逆に一般に文系的な仕事と言われる経理の仕事なんかも、数学っていう理系な的な知識を使って仕事するじゃないですか。
そもそも理系的な仕事、文系的な仕事って何なんですかね??
ちょっと考えてみましょう。
文系的な仕事っていうとさっきの経理とか営業とか、会社の経営も文系的な仕事になるんですかね?
じゃあ理系的な仕事は?
これは研究者とか、自動車メーカーとかで自動運転とか、新しいシステムを開発している人とかになるんですかね。ITプログラマーも理系的ですね。
さて、ここまで考えてみて、理系的な仕事と文系的な仕事って僕の感覚だと、『今ある技術や知識で仕事をするのが文系的な仕事』で、『まだない技術や理論を組み立てるのが理系的な仕事』だと思うんですよ。
こう言うと『理系ってすげーなぁ』って気がしますね!
僕大学は理系だったんですけど、そういう仕事は僕には無理でした!
それでパイロットは?というところなんですけど、ここまで話してきたら僕が何を言いたいのか想像できますよね。操縦の技術や飛行機の使い方、危機管理やチームのマネジメントがパイロットの仕事になるんですけど、これって思いっきり文系的な仕事だと思うんですよ。
ベースとなる知識は理数科系が多くはあるんですけどね。
特に最近のパイロットは操縦者という側面から、飛行機全体の管理者という側面に変わってきています。
過去にも話した危機管理とかマルチタスクとかですね。
これはマネジメントに入る類の仕事だと思うんですけど、やっぱり文系っぽいですよね。
実際のパイロットは文系理系どっちが多い?
それで次は実際に僕の周りのパイロットが文系の出身か理系出身かどっちが多いのかということなんですけど、これも意外や意外、文系の人の方が多いんですよ。
僕の同期もそこまで差があるわけじゃないですけど文系の方がちょっと多いし、会社や期によっても違うかもしれませんしね。
でもそもそも理系の学生よりも文系の学生の方が数が圧倒的に多いので、そうなって当たり前なのかもしれません。
訓練では航空力学や気象など理系の科目も多いので、こういう時に理系出身の人はヒーローになれます。僕もそうでしたが、航空力学って物理を応用した科目なので、物理を一度も勉強したことのない人にはちょっと難しいんですよ。
だから数少ない理系の人がみんなに勉強を教えてあげることになります。めんどくさく、、はありますけど、やっぱり同期に頼られるのは嬉しいですよね!
ということで、まとめるとパイロットは文系的な職業だし、実際に文系出身の人が多いということでした!あくまで僕の意見ですが。
じゃあまた次回!読んでいただきありがとうございました!
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