2024年の荒川出版会の抱負を語る
はやいもので、年が明けてからすでに1か月が経ってしまいました。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
この記事では、荒川出版会の仲嶺真が2024年の活動の抱負について、遅まきながら語りたいと思います。
出版・販売活動
2023年は荒川出版会初書籍『Re:mind Vol.1』を刊行しました。荒川出版会はその名の通り、Zineを出版しようという活動が団体発足のきっかけになっています。足掛け2年で『Re:mind Vol.1』の刊行にこぎつけました。
2024年は『Remind Vol.2』を(春頃に)刊行予定です。特集テーマは「ココロとモノ性」。「ココロは人間の内側に内在する、個人の所有物」という人間観を、モノ性という観点を取り入れることでいかに更新できるのか、ということを考えてみたいと思っている特集です。
研究者だけでなく、デザイナー、芸術家、建築家といった、さまざまな分野で「モノ」を扱っている方々にご寄稿をお願いしています。『Re:mind Vol.1』とはまた違った、おもしろい心理学批評誌になっていると思います。ぜひお手に取っていただけたら嬉しいです。
刊行した暁には、2023年と同じく、いろいろなイベントに出展して、多くの方に『Re:mind Vol.2』を届けられたらなと思います。
主催イベント
2024年は、2023年よりもイベント回数を増やしていきたいと思っています。早速2024年3月に今年1回目のイベントを開催予定です。
このイベントは2023年3月に開催したトークイベント「社会心理学者は歴史といかに向き合ってきたか?」に続く社会心理学イベントの第二弾です。第二弾のテーマは「関係性」。第一弾とはまた違った角度と雰囲気で、「関係性」についてざっくばらんに語り合えたらなと思っています。この機会に、第一弾のアーカイブ配信も期間限定で再販売していますので、もしご関心のある方はぜひご覧ください(ご購入はこちら)。
このイベント以降も、2~3か月に1回のペースでトークイベントを企画中です。
そのような想いのもと、さまざまな企画を立てています。気が向いた際に、すこし覗いてみてもらえると嬉しいです。
ちなみに、企画構想はいっぱいあるのですが、企画をブラッシュアップしていくための、そしてそれを実現するための人手が圧倒的に不足しています…。私たちの活動にご関心のある方はぜひご一報ください(XのDMか、メールください)。一緒に「正解ではなく、正解(仮)をつくる」活動をしましょう。
市民講座
2024年は小さな講座をいくつかできればと思っています。
講義というよりも読書会という形式の方が負担が少ないように思い、ゼミ形式の読書会を企画中です。
その一環として、2024年1月18日(木)から「【盛大な誤読大歓迎!】平日夜の読書会──関係性から考えるものの見方に触れる」と題する読書会を開催しました。
想像をはるかに超えて、たくさんの多様な方々にご参加いただき、楽しい日々でした。このような読書会をテーマを変えながらも実施していきたいなと思っています。
「こういうテーマで読書会をしたい! でも一人で企画・運営するのは不安だ……」という方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください(XのDMか、メールください)。一緒に企画しましょう。
そのほか
「配信したい! でも業者に頼むほどの予算はない!」という方が少なからずいらっしゃるのかなと思います(最初は私たちがそうでした)。荒川出版会はこつこつ機材を集め、会場さえあれば配信ができる環境が整いつつあります。配信でお困りの方がいたらすこしはご協力できるのかなと思いますので、配信サポートもできるようにしていきたいなと思っています。
また、これは野望にすぎませんが(なので、2024年で達成できるとは思っていませんが)、荒川出版会がイベントをするためのイベントスペースを確保したいなと思っています。オンラインだけではなく、リアルな場所で、地域の方々も含め、交流でき、イベントもできる、そのようなスペースを作りたいと思っています。その野望を達成するために、2024年の活動も邁進したいと思います。
最後に
2022年に団体を立ち上げました。2024年が3年目になります。1、2年目は細々としか活動していませんでした。今年はもうすこし活動の数と幅を増やし、「荒川出版会」の認知度をすこしでも上げたいと思っています。
また、2023年の活動を通して、さまざまなご意見を頂戴してきました。そのご意見に応えることができるような活動を企画・実施していきたいと考えています。
皆様、今年も引き続き、荒川出版会をどうぞよろしくお願いいたします。
荒川出版会は皆さんのサポートにより支えられています。頂戴したサポートは、荒川出版会の出版、イベント、講座の運営資金として活用させていただきます。