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2023年の荒川出版会を振り返る

 例年に比べて暖かい年の瀬ですが、いかがお過ごしでしょうか。

 2023年も残すところあとわずかですね。

 この記事では、荒川出版会の北本遼太が2023年の活動を振り返りながら、今年1年間の活動記録を報告します。

出版・販売活動

 まずは何といっても、荒川出版会より初の書籍『Re:mind Vol.1』が刊行されました。詳しい内容は、記事紹介のnoteをご覧いただいたり、実際に手に取っていただければと思います。購入はコチラ

 Re:mind は、心に関する議論を心理学者だけではなく様々な人に届くようにという思いから生まれた心理学のZineです。そのため学術雑誌とは違った拡げ方にチャレンジしてみました。

 販売活動の1つとして、荒川出版会事務所近くのイベントバーエデン日暮里さんにて、販売イベントを2回行ないました。

8月10日 Re:mind買ってくだされBar にて初めて自作したカクテルを飲む北本
11月10日 心理学者、初めての文フリ にてカクテルを作る仲嶺さん

 まさか飲食店でアルバイトもしたことがない私が、30歳を過ぎてからバーテンダーをやるとは思っていませんでした。イベントバーのスタッフの皆さんにサポートしていただきながら、拙いながらもカクテルを作ったり、楽しくお客さんと会話することが出来ました。
 バーのお客さんからやスタッフの皆さんから思ってもみないような率直な感想や質問をいただけました。執筆者として、また心理学者として何とか応えようと四苦八苦する中で、思った以上に狭い範囲の人向けに自分は語っていたのだなぁと気づき、ますます精進せねばと思う機会になりました。

 また、本好きたちが集まるイベントにも出店し、自分たちの手で自分たちの書籍を売ることにもチャレンジしてみました。

9月30日 歓工場@つまずく本屋 ホォル
11月11日 文学フリマ東京37 
11月25日 浜松古本市 in 森町 町並みと蔵展

 どういう方に自分たちの書籍が興味を持ってもらえるのか、またどうやったら自分たちの書籍に興味を持ってもらえるのか。荒川出版会のブースに足を止めてくださった方や購入してくださった方との交流の中で多くのことを学べました。
 とにかく笑顔で挨拶してみる、どんな話題でもいいから話しかけてみる など、学会発表のような理屈に基づいた質疑とは違ったコミュニケーションが、興味を持ってもらうきっかけや会話のきっかけとして実は結構大事なんだなと実感することが出来ました。

主催イベント

 今年は荒川出版会主催イベントを3回行いました。

荒川出版会、初主催イベント!!
北本も登壇予定でしたが、天候不良で交通機関が遅れに遅れ、参加できなかった
北本、初めての登壇イベント

 私の登壇は「新自由主義保育からの脱出」の1回だけでした。司会進行、登壇者や自分の発表を分かりやすく伝えるには、といったことに気を使いながら、本当にあっという間の3時間でした。
 アーカイブを見ると恥ずかしくなるくらい反省点が多々あったので、今後はもっとイベント登壇を重ねて、登壇者として、司会者としての腕を磨きたいなぁと思っています。また裏方業務もまだまだ分からないことだらけなので、学んでいきたいと思います。

市民講座

 今年は、市民講座にもチャレンジしました。残念ながら最小履行人数に達しなかったので、中止となってしまいました。講師の方のお話しは、打ち合わせや別の研究会でもうかがっていたので、面白い講座になると確信していましたが、ちから一歩及ばず……。もっともっと会としての訴求力をつけていかないとならないと実感しました。

新しい仲間が増えました

 今年の10月から新しいメンバーが1人増えました。生命倫理を専門としている水島淳(みずしま・じゅん)さんに参加してもらえることになりました。心理学だけでなく、倫理学にも活動の幅が広がっていきそうだとワクワクしています。(実はすでにこのnote記事を執筆してもらっています。)

 ちなみに、来年1月に水島さんによる生命倫理イベントも予定されています。
 2024年1月13日(土)イベントバーエデン日暮里さんにて、『生命倫理からガンダムSEEDを語るバー【劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』公開記念】』が行われる予定です。ぜひ来てください!!

最後に

 この活動報告を書きながら、2023年も本当に様々な方とのご縁や様々な方からのご支援があったことを実感しています。

 荒川出版会としての活動を通して、多くの素敵な方々と出会うことが出来ました。このご縁を糧に荒川出版会の活動をもっともっと盛り上げていきたいと思います。

 また、荒川出版会の活動は、本当に多くの人々に支えてもらうことで成り立っています。Re:mindの購入者の皆様、執筆者の皆様、販売イベントでお会いした方々、荒川出版会主催イベントや市民講座に参加していただいた皆様、登壇者の皆様、スタッフの皆様。すべての方のお名前をここで挙げることは到底できないほどの人々からご支援を受け、この一年間なんとか活動することが出来ました。

 すべてのご縁とご支援に深く感謝しております。
 本当にありがとうございます。

 それでは皆様良いお年をお迎えください。

地域のネコ。名前はまだ知らない。

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