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スタートアップにはエンドレスエイトのような「やり過ぎ」が必要だと思う

どうも、ナンバーナインCOOのあらけんです。

突然ですが、皆さん、印象に残っているアニメと聞かれてどんな作品が思いつくでしょうか。

僕は世代的に『涼宮ハルヒの憂鬱』(第1期)からの『らき☆すた』『けいおん!』が流行っていた世代なので、

当時は放送中止になった『School Days』の最終回、『PSYCHO-PASS』の標本事件など過激なグロ作品。
わけがわからない銀河サイズのロボットが出てくる『天元突破グレンラガン』のような熱すぎる作品。
『kiss×sis』『聖痕のクェイサー』『ヨスガノソラ』みたいな地上波の限界に挑んだ作品。

がパッと浮かびました。

最近では、『ポプテピピック』のアニメもいろんな意味で狂ってましたよね。とにかく、印象に残っている作品は数えれば切りがありません。

その中でも、8月下旬になると思い出すのが、『涼宮ハルヒの憂鬱』(第2期)のエンドレスエイトです。

エンドレスエイトって?

エンドレスエイトを知らない人のために簡単に解説すると

第12話-19話にかけて放送されたエンドレスエイト(原作では5巻「暴走」収載の短編)は、絵コンテ・演出・作画・アフレコおよび一部の台詞は異なるがほぼ同じストーリーを8週連続で放送するという異色の演出がなされた。
本作は、夏休みを文字通りエンドレスにループするというストーリー(ループもの)で、時間のループに気付かず終わるシークエンスに1話、ループに陥っていることに気付きつつも抜け出せないシークエンスに6話、ループから抜け出すことに成功したシークエンスに1話を用いている。当時は放送予定が明かされていなかったためインターネット上などで「いつ終わるのか」と話題となった。エンドレスエイトの演出は放送終了後もネットなどで様々な意見が出ている。

Wikipediaより

当時リアルタイムで観ていた人はわかると思うのですが、12話からエンドレスエイトが始まって13話くらいまでは、「ほぉーなかなか攻めてるな、でもいくらループするとはいえ3話分くらいで終わるだろうし、14話ではループ抜けるかな」と思って観ていた人多かったと思います。でも、14話目終了時はループが確定した瞬間絶望しつつ笑いましたよね。そこから、終わりの見えないループが始まってしまうという笑、作品でもリアルでもループし続けるという苦行?を味わいました。

これら印象に残っているコンテンツを眺めると1つの共通点があって、それは、何かしら「やり過ぎ」ているなと。もちろん、「やり過ぎ」と商業的成功は必ずしも一致はしないかもしれません。(ハルヒ2期は円盤も苦労したようですし、、)でも、商業的に成功しているコンテンツはやはり何かしら「やり過ぎ」ていると思います。

それは、仕事でも同じことが言えて、結果を出すためには「やり過ぎ」が有効です。むしろ、「やり過ぎ」なくして成功なしと言い切ってもいいかもしれません。そして、特に、スタートアップであればあるほど、「やり過ぎ」は求められていると感じます。スタートアップは短期間で急激な成長を目指すからこそ、常識では考えられないような「何か」が必要になります。その「何か」は「やり過ぎ」なのではないかと思います。

ナンバーナインの「やり過ぎ」

ナンバーナインもここまで成長する過程で「やり過ぎ」をやってきました。その中でも個人的にナンバーナインが「やり過ぎ」ていると思うのは下記の2つです。

・決めた後の行動が速すぎる
・当事者意識がありすぎる

決めた後の行動が速すぎる

ナンバーナインは、無計画と思われるくらい、何かを決めた後の行動が速いです。デジタル配信という弊社のメインサービスを開始するときも、やると決めた後は数週間で形にして世の中にリリースしたと記憶しています。また、宮崎県日南市にオフィスを立ち上げるときも決めてから数週間で、日南市に移住をして立ち上げ準備をしていました。直近では、WEBTOONに注力すると2021年の年末に決めてから、たった数ヶ月でスタジオを形にして数十本の企画を進めています。このnoteも代表がやると決めた後は毎月2本、各役員が執筆を継続しています。

ナンバーナインはとにかく決めた後の行動のスピードが速いです。大量のタスクを処理することが求められます。もちろん、私も起業当初からこなせたわけではなく、日々工夫をして速度を上げてきました。スタートアップはタイミングが命と言われるからこそ、タイミングを逃さないために、可能な限り素早く行動を起こすことが成功への近道だと思います。

当事者意識があり過ぎる

ここも賛否がわかれるかもしれませんが、Slackでメンションがついていなくても、投稿にレスが飛んでくるのは日常茶飯事です。コミティアなどのイベントにバックオフィスチームが参加したり、経理担当がWEBTOONの情報をキャッチアップして社内共有をしたりもしています。他にも、編集チームの仕事を制作チームが巻き取ったり、逆もしかりで、頻繁に部署を超えて新しい仕事が行われています。

スタートアップは小規模だからこそ、分業をせずに部署の垣根を超えて仕事をすることが全体最適に繋がります。当事者意識があり過ぎる人が多く、それゆえ、新しい企画もスピード感を持って進めることができます。

これらの「やり過ぎ」の結果、デジタル配信は数年で認知度No.1、7,640冊以上の電子書籍化、4億9,650万円以上の還元を実現してきました。

ナンバーナインより引用

「やり過ぎ」の見つけ方

「やり過ぎ」ができないのは、そもそも「やり過ぎ」が浮かばない、「やり過ぎ」のリスクを恐れているの2点かなと。

「やり過ぎ」が浮かばない

「やり過ぎ」が浮かばない人は、必ず自分の中に制約を設けてしまっています。そんなときは「極論」を考えてみましょう。

目標の数字が100なのであれば、1000を達成するにはどうしたらいいか。
タスクが多くて大変なのであれば、タスクをゼロにするにはどうしたらいいか。
人から好かれないのであれば、いっそ人から徹底的に嫌われるにはどうしたらいいか。

考えるだけで必ずしも「極論」を実行する必要はなく、自分の中の制約を外すことができれば、自分にとってベストな「やり過ぎ」を見つけることができるはずです。

「やり過ぎ」のリスクを恐れている

「やり過ぎ」をしようとすると、引かれると思われることを考えて「やり過ぎ」ない人が多いと思いますが、引かれると思われるくらい「やり過ぎ」ないと圧倒的な結果が出てこないと思っています。もちろん倫理観がまったくない「やり過ぎ」はいかがなものかと思いますが(汗)、もし本当に「やり過ぎ」てしまったら軌道修正すればいいだけです。また、悲しい現実として、「やり過ぎ」たつもりでも、周囲の人はそんなに興味を示してもらえないので、安心して「やり過ぎ」てもいいと思います。

僕自身もまだまだ普通の行動に終始してしまっているので、久しぶりにエンドレスエイトをもう一度鑑賞して、エンドレスエイトのような「やり過ぎ」を胸にナンバーナインを成長させていこうと思います。

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