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知らずに損していませんか?スキルゼロでもスタートアップで活躍するための思考法

焼肉を食べるといつもナンバーナインの創業当初を思い出します。(ナンバーナインは11月29日が創業日)

僕は、ほぼ新卒から社長の小林と取締役の小禄と3人で会社を立ち上げ、ナンバーナインのNo2として5年以上を過ごしてきました。

当時は、ほぼ新卒でしたので、スキルはゼロ。それでも、No2としてこの5年間なんとか頑張ってきました。その経験から、スタートアップで働いている、もしくは、これらジョインする人に向けて、スキルがなくてもどうやったら活躍できるかについて書いていこうと思います。

スタートアップで活躍するための思考法?

まず結論として言いたいことは、

「No2的に考えれば活躍できる」ということです。

No2的に考えることは、一度コツを掴めばとっても簡単です。自転車に乗るようなもので、一度乗れればずっと乗れます。たぶん、No2は誰でもなれます。でも、No2を担える人材が沢山いるかどうかは会社の成長に大きく影響します。そのくらいNo2人材は重要です。

スタートアップの成功は社長の器の大きさで決まります。でも器が空っぽでは成功はしません。器が求めていることを理解し、水を入れるためにはNo2的思考が欠かせません。

※No2的思考と同等かそれ以上に顧客のことを考えることはとても重要です。ただ、そういった話は他に良質な記事が多くありますので、本記事では語りません。

フェーズごとに社長が求めていること

少し予防線をはらせていただきますが、社長ごとにスタイルが違うので求めていることは千差万別です。あくまで一意見として捉えていただけますと幸いです。No2的思考で最も大事なのは、社長の求めていることに考えを巡らせることです。

社長が求めていることは会社のフェーズで大きく変化していきます。

立ち上げの初期段階では、とにかく社長が自分で想像していることを最短、最速、及第点でクリアしてくれる人を求めています。

もちろん、同じ目線感の人間が集まってチームでコラボレーショしながら会社を立ち上げることができれば理想です。ただ、最終的に責任を取る人がいないチームはうまくいかないというのが持論です。

そのため、創業初期は、とにかく、社長から言われたことを徹底してやり切る、しかもやったことがなくても最後までやり切れる。「なんでも言われたことを要領よくこなせる存在」が求められます。

その後、ある程度事業が軌道に乗り、十数人を超えてくると少し求められることが変わります。「何をするかを考え、決めて、推進できる存在」が求められるようになります。それは、社長が次に必要な新しいことを始めるためです。誰かに任せることができないと会社を大きくすることができないため、社長に代わり意思決定をしながら物事を進められる人材が求められるのです。

さらに、大きくなると「新しい事業を生み出せる存在」が求められます。社長のやり方に敬意を払いつつも、我を出して、No1としての動きができる存在です。ここがとにかく難しい。No2的思考を持ちつつ、No1的にも考えるという、ある種の矛盾を抱えることが求められます。

蛇足ですが、ある程度の規模で安定している会社を求める社長もいます。一方で永遠に拡大をしていきたい社長もいます。どちらにもいい面はありますが、どっちの社長か理解しておくことはスタートアップで活躍するにあたって重要な点です。

フェーズごとのNo2的思考

自分の会社がどのフェーズにいるのかを考えて、思考を変化できるとベストです。

「なんでも言われたことを要領よくこなせる存在」
「何をするかを考え、決めて、推進できる存在」
「新しい事業を生み出せる存在」

「なんでも言われたことを要領よくこなせる存在」

最初から最後まで、とにかく「知識」が武器になります。特に、やったことがない仕事については、知っている人に聞いたり、解説している本を読んで自分で身につけるしかないです。とにかく、理論→実践を負荷を掛けて高速でこなしていくことが必要です。理論に寄りすぎても、実践に寄りすぎてもだめで、学びながらアウトプットしていく必要があり、体力が重要です。


「何をするかを考え、決めて、推進できる存在」

ここでは、「自分がどうしたいか」をとにかく追求して欲しいです。こうしたい、自分が決めたい、結果を出す、と言い続ける存在になってください。そして結果を出せば、より大きな範囲を任せてもらえるようになります。

ただ、完全に自分本位はもちろん駄目で、あくまでコミュニケーションツールである事業計画に則って「自分がどうしたいか」を考え抜くとよいです。

どうして事業計画がコミュニケーションツールなのかは下記の記事に譲ります。

「新しい事業を生み出せる存在」

このタイミングはとにかく難しいです。今までよりも自分の「我」「スタイル」「主義」を出していかないといけません。このNo2からNo1へのジャンプの方法は僕自身も悩んでいます。また、どこかで、考えを深めるために、noteを書いてみようと思います。

社長の「勘」への対処するNo2的思考

さて、本論からずれますが、あらゆる企業で見受けられる「社長のご乱心」についても解説しておこうと思います。

会社の朝礼、全社会、マネジャー会議などあらゆる場面で生じているのが「社長のご乱心」です。

突然社長が、まったく事業に関係がなかったり、どう考えても思いつきで話をしているようにしか聞こえない場合です。たまに、、、ありますよね?笑

ただ、その「勘」は社長の経験や知識の中で熟成された確度の高い「勘」であることが多いです。できる社長、実績を過去上げてきている社長ほど、ビジネスマンよりも、クリエイターに近くなっていくのではないかと思います。

「まーた、社長ご乱心だ」と思考停止するとそこで終わってしまいます。クリエイターは理解者を求めているのです。しかし、言われた側からすれば「ほげ?何をいっているんだ?」と青天の霹靂になってしまうのは当然です。

それでも実行する必要があるとき、現場と社長の乖離を埋めるのがNo2的思考です。No2的にはクリエイターである社長の発言を、翻訳することが求められます。

ナンバーナインでは、僕だけではなく小禄も翻訳ができます。そして、僕と小禄は思考パターンが540度違うので、クリエイター小林の意見にあらゆる側面から対応することができています。そのため、ナンバーナインは社長とNo2に小禄が入ることで、一体感を持って事業を進めることができています。

ちなみに、小禄はこんなこと書く人物です。

とっても簡単な社長の「勘」の翻訳方法

僕がどうやって翻訳するかというと、下記の「軸」で翻訳作業をしています。

考える軸
・時間軸
・ビジネスモデル 
・企業価値
・流れ = タイミング

時間軸

基本的に社長と現場だと時間軸がずれています。社長は数年先を観ていることが多く、1ヶ月先のことと数年先のことを話している人では話が噛み合うはずがありません。

ビジネスモデル 

ビジネスの構造によってマネタイズポイントは異なり、お金をかけるべきところも異なってきます。コモディティなら広告ですし、コンサルなら人かもしれません。

ビジネスがストックなのか、フローかでも動き方は大きく変化します。発言の裏を読み解くときにはビジネスの構造が大きく関係していることが多くあります。

企業価値

普段から企業価値を意識している人は少ないと思いますが、社長の脳内にはいつもこの数字があります。買収にしても、新規事業にしても企業価値という部分を意識すると理解できることが増えてきます。

流れ = タイミング

これは一番言語化が難しいのですが、社長が流れがきていると感じている場合、過去の経験で似たような経験をしていることが多いです。過去似たようなことあったのですか?と聞いてみたり、自分で昔のこと調べると理解しやすくなると思います。

もし、スタートアップで活躍したいと思うなら、上司はもちろん、積極的に経営陣とコミュニケーションを取りましょう。そして、経営陣、特に社長の意見を汲み取り想像力を働かせて仕事を進めましょう。No2的思考を持って仕事をすれば、必ずスタートアップで活躍できます。

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