結構なお点前で(275文字)
「ママが、お茶🍵をたててくれますよーう」
と、あひる🐥のぬいぐるみのがーちゃんが言った。
むかし習っていて妻は、お茶のお道具箱を持っているのであった。
部屋の隅に、わざわざ衝立を立てて茶室を作った。
「この場所を、『がー茶庵(がーちゃあん)』と命名する!」
などと宣言して僕は、肉厚の器に茶筌を突っ込んでかちゃかちゃやってる妻の手の静止するのを待った。
で、こーんな顔→😑して妻が茶碗を差し出す。
僕もまた、こーんな顔→😑して受け取り、一服。
ふぃーぃ。
なあんか、落ち着くなあ。
「結構なお点前で」
と僕が言うと、
「うへえ」
となぜだかがーちゃんが、とても嬉しげに応えた。
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