妻は南国🏖️が好きなんである。

だもんで必然的にマンゴーが大好きなんである。

であるからしてAmazonでドライマンゴーを買ったんである。

妻「がーちゃんの体よりおっきいね」

確かに掌大である。

ひと口食べて妻「食感が耳たぶだね」

耳たぶ食べたことあるんかい？

とか思いながら私も食べてみる。

ふむ。グミのようである。

なかなか美味しいのだが少し甘味が強く酸味が足りない気がする。

砂糖控えめとのことであるが自然な甘さでないのは否めない。

なので私は言った。

「ひと晩くれないか？」

３枚目のドライマンゴーをもぐもぐしながら妻は不思議そうに私を見た。

モコミチふうに私はガラスの容器２つにたっぷりとヨーグルトを詰めた。

「りーこの容器にはドライマンゴーのカケラを３つ……」

と言いながら私は１つめの容器にマンゴーの３片を投入。

「僕の容器にはカケラを１つ……」

かくして実験は始まった。

ヨーグルトでドライマンゴーを生マンゴーに戻す大作戦である。

今朝起きて我々はドキドキしながら冷蔵庫を開けた。

２つの容器を妻は神妙な面持ちで食卓に運んだ。

チョコパンをもどかしげに食する妻。レタス卵サンドを慌ててたいらげる私。

そしてデザート！

生マンゴーヨーグルト！！

食して妻「あ！」

おお！

と私も感嘆した。

ふくらんだマンゴーのやわらかさたるやこれ生マンゴーでしかない。

しかも。

妻「甘さと酸っぱさが……」

そうなんである。私が狙ったのはそこんとこなんである。

マンゴーに自然な酸味が加わってサイコーな味わいなんである。

そして。

妻「ヨーグルトも甘いね。コクもあるしレアチーズケーキみたい！」

そう。マンゴーのお陰でヨーグルトもただならぬ美味さを獲得していた。

マンゴーはヨーグルトを引き立てヨーグルトはマンゴーを引き立てた。

妻「ハチミツ加えたときの甘さよりも美味しい甘さだね」

ふむ。

でもってトリカエッコしてみた。

３つのカケラを投入した妻マンゴーと１つのカケラを投入した私のマンゴー。

妻のマンゴーより私のマンゴーはいくらか酸味が強かった。思ったとおりで私はこちらのマンゴーが好きだった。

「私は甘いほうが好き」と妻。それも狙い通りである。

そしてヨーグルトであるが妻ヨーグルトのほうが私のヨーグルトより甘くてよりスイーツっぽい。

「なるほど……」

と私は妻に軍配を上げた。

「ヨーグルトはりーこの容器の勝ちだね。甘さと酸っぱさとコクみのバランスが絶妙だ」

妻「明日はじゃあ２カケラで実験してみる？」

私「いいね！」

というわけでドライマンゴーブームが到来した。

Amazonで今度は最初からスライスされてるドライマンゴーを追加注文してみた。

急に涼しくなってきたけど南国気分で今少し夏を引っ張る所存である🌴