■ホロスコープ
太陽：天秤座26度
月：山羊座26度
水星：天秤座26度
金星：天秤座3度
火星：蟹座26度
木星：蟹座6度
土星：獅子座28度
天王星：蠍座11度
海王星：射手座14度
冥王星：天秤座14度
アセンダント：蟹座12度

■解読
天秤座に4つの星がかたまっています。
――
太陽：天秤座26度
水星：天秤座26度
金星：天秤座3度
冥王星：天秤座14度
――
冥王星はともかく、太陽という「自分自身」を象す星や、水星という「知性やコミュニケーション」を象す星や、金星という「美意識や経済観念や趣味嗜好」を象す星――これら個人的な資質を直接的に象す星たちが天秤座に集結しているので、あなたは、他者からシンプルに天秤座らしい人と思われているかもしれません。
すなわち、表面的には、平和主義で、バランスを重視し、いくらか皮肉屋さんで、優美なるものに価値を見い出す――そんな感じの方だと。
しかし、星たち相互の「角度」を見るとより詳しいことが見えてきます。
――
太陽：天秤座26度
月：山羊座26度
水星：天秤座26度
火星：蟹座26度
土星：獅子座28度
――
太陽と月と水星と火星がみな26度です。
これは大変珍しいことです。
また、土星も28度で、26度との差はわずか2度です。
占星術では、誤差のことをオーブと言いますが、オーブ2度は無視してよいほどにタイトだと(十分に接近していると)考えられています。
オーブについて書いたので、ついでにいくつかの典型的な相互配置(アスペクト)について、お話しておきましょう。
主だったアスペクトは以下の通りです。
【吉角】
・セクスタイル(60度の調和角)
・トライン(120度のさらなる調和角)
【凶角】
・スクエア(90度の葛藤角)
・オポジション(180度の対立角)
【吉凶混合角】
・コンジャンクション(0度の合一角)
※オーブ(誤差)は5度程度まで認めてよいでしょう。
――さて、話を戻しますが、あたなには、26度に位置している星がたくさんあります。
――
太陽：天秤座26度
月：山羊座26度
水星：天秤座26度
火星：蟹座26度
土星：獅子座28度(オーブ＋2)
――
これはどういうことかというと、先ほど列記させていただきました、セクスタイル、トライン、スクエア、オポジション、コンジャンクションなどのアスペクトが、大変タイトに(精確に)形成されるということであります。
ホロスコープ(天空図)をご覧ください。
下のほうに赤い三角形が2つありますね。わかりやすく2つに分けての表記となっていますが、実際は、この2つの三角形はぴったり重なり合っています。
ホロスコープの赤い線は凶角で、青い線は吉角です――ということは、2つの赤い三角形はハードな三角形だということになります。
この2つの三角形は、どちらも、2つのスクエア(90度の葛藤角)と1つのオポジション(180度の対立角)により形成されています。このような三角形は「Ｔスクエア」と呼ばれ、困難な課題を背負って生きることが暗示されている――と捉えられています。
しかし、恐れないでください。
葛藤や対立は、統合のチャンスでもあります。
人はみな、葛藤や対立の角度(「対人」や「対環境」の関係性)を、具体的に生きることで、これらを統合し、もって中心点に近づこうとしています。
「中心点の自分に目覚めること」をユングは個性化(私たちが普通につかっている言葉の意味とは異なりますが「自己に目覚める」というくらいの意味で個性化)と呼び、これを生きる目的であると考えたようです。
あなたは、葛藤×2、対立×1、であるところのＴスクエアを、2つも抱え込んでいらっしゃいますので、楽ちんには生きられないかもしれません。しかし、困難と向かい合い、これと「取っ組み合う」ことであなたは、力強く、一歩一歩、心の中心点に向かって着実に歩みを進めてゆくことでしょう。
――それでは、まずはこの「2つの三角形」について詳しく見てゆきましょう。
1、太陽と、月と火星の三角形について――
――
太陽：天秤座26度
月：山羊座26度
火星：蟹座26度
――
(1)太陽と月がオーブ(誤差)0でタイトなスクエア(90度の葛藤角)を形成しています。
太陽は、「自意識」を象す以外に、「夫」や、「幼少期の自分から見た母の夫すなわち父親」を象しています。
月は、「自分の無意識」や「感情」を象す以外に、「幼少期の自分」や、「妻になった自分」、「母になった自分」を象しています。
――あなたの月は、古風で、真面目で、堅実な、山羊座の月でありますから、妻となり、母となったあなたは、ほかの星たちの角度に照らしてみても、いわゆる良妻賢母な女性なのではないかと想像できます。
しかし、幼少期のあなたから見て、あなたの母君の配偶者、すなわちあなたの父君は、あなたに、「強烈な(オーブ0のタイトな)葛藤をもたらす存在」であったのではないでしょうか？
それゆえにあなたは、家庭の幸福よりも、社会的な成功を目指し、仕事に生きるタイプの女性でありたいと願っているかもしれません。
あとでまた述べますが、あなたの太陽は、あなたの水星と、これまたオーブ0でタイトなコンジャンクション(0度の合一角)を形成しています。太陽と水星のコンジャンクションは、通常ですと、最強の仕事運を象します。そのことに照らしても、あなたが、社会的な成功を夢見ることは当然のなりゆきです。
しかしながら水星は、太陽に近づきすぎると、「コンバーストしてしまう」とされています。近すぎて灼かれてしまう――と比喩的に解釈されているのです。ですからオーブ3度以内のタイトなコンジャンクションは、太陽と水星の場合、残念ながら、仕事で生きることの困難さを象していると読めてしまいます。
なので、あなたは、家庭に安住せず、キャリアウーマンであろうとするタイプ――で本来的にはあるのだけれど、水星が太陽に近すぎるため、会社勤めは、ほかの角度との総合に照らしても難しく、雇われて、組織にくみして働くよりは、個人の技能を活かせる一匹狼的な働き方を志向するほうがよいかと思われます。
旦那さまからは、経済的な恩恵や、その他の助けが得づらく、母としてお子さまを養育する際にも、あなたがいわばワンオペで事に当たらなくてはならなくなりそうです。
しかし、こちらもあとからまた述べますが、あなたの火星は蟹座にあり、さらにはアセンダント(出生時の東の地平の位置)も蟹座であります――がゆえに、あなたは面倒見がよく、養育的な資質に恵まれているので、お子さまのために粉骨砕身――十分に尽くされることでしょう。反面、大切なお子さまを害しかねない存在に対しては、爆発的な攻撃性を示したりもしそうです。
そして、こちらもあとでまた語りますが、あなたの土星は、「目立ちたがりや」の獅子座にあり、一方で土星は「試練」や「制約」を象す星です――ので、ゆえにあなたは、目立つことが嫌いで、注目されることを負担に感じる人であるかと思われます。
しかしこれまた一方で、やはりのちにも触れますが、「女性性や金銭面や性愛面」を象す金星が、「成功や寛大や幸福」を象す木星とスクエア(90度の葛藤角)を形成しているため、裕福ではないけれどお金に執着がありますし、目立ちたくはないけれど評価されたがりなところがあり、また、人気が、実は、自分で思っている以上にあったりもしますし、水星が力を持っているぶん、コミュニケーション能力も高く、特に文章など、対面ではない間接コミュニケーションには絶大な力を発揮しますため、本人が目立ちたくないと思っていても意外や目立ってしまっているかもしれません。
そのようなあり方であなたは、旦那さまのぶんまで活躍し、お子さまを、内的にも、外的にも、守ろうとされているのではないでしょうか？
また、太陽と月のスクエアは、「二面性」を象してもいます。
公私で顔を使い分けてはいませんか？
異性に見せる顔と同性に見せる顔が違っていたりもしませんか？
さらにまた、太陽と月のスクエアは、「好戦的である」とも解釈できます。
やはりあとから詳しく述べますが、火星と月がオポジション(180度の対立角)を形成していることからも、あなたは、内面、かなり攻撃的な人であるかもしれません。
「平和と平等」を象す天秤座に、星が集中しているにも関わらず、あなたが心に怒りをためやすいのは、あなたに、火星と月のオポジション、そして太陽と月のスクエアがあるからだと思われます。
しかし、太陽と月のスクエアの、「自分自身になりたい――という力」は凄まじく、いくつになってもあなたは夢を追い、晩年になればなるほどその夢は、実現に近づいてゆくことでしょう。
――次に、火星との角度について書きます。
(2)太陽と火星がオーブ(誤差)0でタイトなスクエア(90度の葛藤角)を形成しています。
――
太陽：天秤座26度
火星：蟹座26度
――
怒りをためやすく、競争心も強く、ときに口論も辞さず、強引になるときがあります。
アセンダントが蟹座であり、かつ火星の位置が蟹座なので、感情的になりやすいのですが、このあと示しますように、太陽は水星とコンジャンクション(0度の合一角)を形成していますし、それゆえに水星は、太陽とまったく同じように、火星や月に対してスクエア(90度の葛藤角)を形成していて、「知性」を象す水星の、太陽に似た働きゆえにあなたは、感情的でありながらも、かつ、どこかクールに、理詰めで相手を追い込んでゆくタイプかもしれません――。
――さて次に、Ｔスクエアの底辺にあたるオポジション(180度の対立角)について見てゆきましょう。
(3)月と火星がオーブ(誤差)0でタイトなオポジション(180度の対立角)を形成しています。
――
月：山羊座26度
火星：蟹座26度
――
天秤座に星が集まり、ゆえにバランス感覚を重視する人だし、火星の位置も蟹座なので、普段は、ひととの対立を避け、目立たないようにしているため、優しそうに思われるかもしれません。
しかし内面は短気で、本当はひとと争いがちな人です。
怒ると手がつけられません。突然怒り出したりしますが、周囲にはあなたがなぜ怒っているのかわからなかったりします。
ひとに命令されることも嫌いです。
夫に対して支配的になる傾向もあり、口論が頻発するかもしれません――。
――以上、Ｔスクエアの最初の1つ、「火星と月のオポジションに対して太陽が、太陽と火星のスクエア、そして太陽と月のスクエアを仕掛けている三角形」について述べました。
――さてさて、次に、もう1つのＴスクエアについて見てゆくのですが、その前に、太陽と水星のコンジャンクション(0度の合一角)について述べておきたいと思います。
――
太陽：天秤座26度
水星：天秤座26度
――
天秤座の26度で太陽と水星がぴったり重なり合っています。
水星は「知性やコミュニケーションや友人関係」を象す星ですので、あなたは、人間関係に、実は重きを置いています。
コミュニケーション能力が高く、頭の回転も速いです。
情報収集にも余念がありません。
話の主導権を握りがちです。
すでに語りましたが、太陽と水星のコンジャンクションは、仕事での活躍を象します。しかしながら、こちらも既に述べましたように、オーブ3度以内のコンジャンクションは、太陽と水星の場合、残念ながら凶と出ます。
会社勤めでキャリアを積むのは向いていないようです。資格を取得し、自営するか、あるいはフリーランスな立場で傭兵的に働くほうがよいかもしれません――。
――太陽と水星のコンジャンクションについては以上です。
――それでは、上記を踏まえて、2つめの三角形について見てゆきましょう。
2、水星と、月と火星の三角形について――
――
月：山羊座26度
水星：天秤座26度
火星：蟹座26度
――
(1)月と水星がオーブ(誤差)0でタイトなスクエア(90度の葛藤角)を形成しています。
――
月：山羊座26度
水星：天秤座26度
――
先に述べました太陽の角度と同じ角度を、水星がトレースしています。
隠し事が下手で、思ったままを口にしてしまいがちです。
逆に、陰口をたたいてしまう傾向もあります。
情報拡散能力の高いことが仇となり、口が「災いの元」となりかねません。
(2)水星と火星がオーブ(誤差)0でタイトなスクエア(90度の葛藤角)を形成しています。
――
水星：天秤座26度
火星：蟹座26度
――
こちらも、先に述べました太陽の角度と同じ角度を、水星がトレースしています。
頭の回転の速さが、これまた仇となり、毒舌家と目されがちかもしれません。
「皮肉が得意な」天秤座に位置する「知的な」水星に、火星が「攻撃性」をもたらしますので、皮肉まじりでひとを批判しがちでしょう。
周囲からは威圧的な人に映るかもしれません――。
――スクエアについては以上です。
(3)月と火星がオーブ(誤差)0でタイトなオポジション(180度の対立角)を形成しています。
――
月：山羊座26度
火星：蟹座26度
――
こちらについては、1の三角形(Ｔスクエア)の底辺と同様なので説明を割愛いたします。
――以上、2つのＴスクエア(と、太陽と水星のコンジャンクション)について語らせていただきました。
ネガティブな話ばかりで、落ち込んでしまわれましたか？
――そんな気分をひっくり返します！
2つのＴスクエアに共通する、三角形の底辺の部分、すなわち「火星と月のオポジション」ですが、実はこの私も、まったく同じ角度を持っています。
しかし、あなたの場合とは異なり、このオポジションに絡んでくる星が、残念ながら、ありません。
なので私の「対立」は、私単独で「統合」することがなかなか難しかったりします。対立は、対立のまま、対立を繰り返しがちだということです。対立をアウフヘーベンするために、適切な他者なり、適切な環境なりの、外的存在が必要になってくる――とも言えます。
しかるにあなたの場合は、太陽からのスクエアが、月に対しても、火星に対してもちょっかいを出してくれていますし、太陽だけではなく、さらに水星までもが、スクエアで月に、火星に、熱心に働き掛けてくれています。
スクエアは「葛藤」を象す凶角ですが、この凶角が、火星と月とのオポジションという凶角に対して、いわば、毒をもって毒を制するようなあんばいで、統合を促してくれてもいるわけです。
ゆえにあなたは、他者や環境に依存しません。
天王星がノーアスペクトである(どの星とも有意な角度を形成せずポツンと孤立している)ことから考えても、あなたは、環境の変化をおそれず、またひととの別れもおそれず、自分の舞台や生き方を、どんどん変えてゆける人かと思われます。
ひとや環境に依存しなくとも、例えば読書により、あなたは、単独で、内的な対立を統合し得るのではないでしょうか？
独りでも生きてゆける人――でありましょう。
――Ｔスクエアは、ぐー、ちょき、ぱーの三竦みみたいなもので――と私は考えています――、スクエアだけだと悪く出るぶんをオポジションが、オポジションだけだと悪く出るぶんをスクエアが、ぎくしゃくとぶつかり合うような困難さを伴いながらも、調節していて、概観するなら、これらの配置は、互いが互いを牽制し合うことで、破綻や破滅を回避しつつ、あなたに、エネルギーを供給し続けてくれているとも言えそうです。
実際、世の成功者は、Ｔスクエア(凶角の三角形)やグランドクロス(凶角の四角形)を持っていることが多いようです。ハードな角度と葛藤し続けることで、対立を統合し、晩年までに、人並みではない大輪の花を咲かせたということでありましょう。
遅咲きかもしれませんが、あなたの花も、美しく、華々しく開くのであろうと思われます。
とりわけ、あなたの太陽と水星のコンビは、「バランスと調和」を旨とする天秤座に位置していますから、火星がらみの対立を、いい感じで――つまりは太陽の意志力や、水星の知力が、バランスをとる目的で活かされて――、なだめ、整えてくれているように思われます。
何より、冒頭でも述べましたように、これら2つのＴスクエアが、26度どうしという誤差0の角度において成立しているという、ほとんど奇跡レベルの特殊性――、これに鑑みますと、どう考えてもあなたは「只者ではありません」。
ヤンバルクイナだとか、イリオモテヤマネコなみにあなたは、レアな存在であるかと思われます。
是非とも精進し、晩年には大成功を勝ち取ってください！
――以上、ハードな角度についてから先に書かせていただきましたが、次に、イージーな角度について語りたいと思います。
ホロスコープの青い線をご覧ください。
先ほど語らせていただきました「太陽と水星のコンジャンクション(ぴったりの重なり合い)」に対して、土星が、「セクスタイル(60度の調和角)」を形成しています。
土星は、「制約」や「制限」を象す星です。ブレーキだと考えてください。
ブレーキ、というと悪いように感じられるかもしれませんが、セクスタイルは吉角なので、「節制」というふうに捉えられます。
真面目で、堅実で、誠実なあり方を後押ししてくれるのです。
あたなの月は山羊座にありましたね。月は、妻になった自分や、母になった自分を象しますから、そちらから考えてもあなたは、堅実なハウスキーパーにして、教育熱心なお母さまでありましょう。
そこに、さらに土星の吉角。
――
太陽：天秤座26度
土星：獅子座28度
――
太陽と土星のセクスタイル(ニアリー60度の調和角)は、堅実さを象します。
コツコツと頑張る人です。
用心深いです。
計画的です。
古風なところがあります。
節約もできます。
ゆきすぎるとケチになりますが、前にも少し触れましたように、あなたの金星(快楽)は木星(幸運)とスクエア(ニアリー90度の葛藤角)を形成していて、そちらの意味では、目立ちたがったり、散財したがったりもしますので、それとのバランスで、節約8、浪費2くらいの割合で、十分に堅実な消費活動がなし得るかと思われます。
山羊座に位置する堅実な月、土星の真面目なセクスタイルっぷり、――それらがあまりにストイックなので、金星と木星のスクエアは、凶角ながらも、あなたの場合、カサカサの大地にうるおいを与える、むしろよいバランサーになっているように読めます。
天秤座のオーバーロード(3つ以上の星が1つの星座に集まっていること)ゆえかもしれませんね。天秤座はバランスを旨とする星座でありますから――。
――あと、もう1つ、水星についても。
水星は太陽とコンジャンクションですから、太陽とそのまま同じ角度を、土星に対して形成しています。
――
水星：天秤座26度
土星：獅子座28度
――
水星と土星のセクスタイルは、「責任感の強さ」を象します。
忍耐力があり、集中力もあります。
数字にも強く、経理処理などで力を発揮することもできそうです。
こちらも土星のブレーキが、いい形で作用していますね。
土星がらみの角度については以上です――。
――ずいぶんと長くなってしまいましたが、以上で、ほぼすべての角度について言及させていただけたかと思われます。
あと1つ、海王星と冥王星のセクスタイルがありますが、遠くの星どうしのアスペクトは、個人の資質を表すものではありませんので、同時代に生まれた人たち共通の性質として、スピリチュアルなことに興味を持ちがちだ――というくらいに捉えておけばよいかと思われます。
――さて、今、「冥王星」と書きましたが、最後に――、実際の天空を現在運行中の冥王星について語ることで、今回の読解を締めさせていただきたいと思います。
冥王星は、ホロスコープ的には、いちばん遠くの星で、それゆえにいちばんパワーを持っているとされています。
個人の資質ではなく、外的な運命を象す星だと考えてください。
冥王星は、「破壊と再生」や「生と死」や、「100か0か」や「徹底」や「とことん」を象しています。
この冥王星、2008年からずっと山羊座に位置していました。
昨年から、順行と逆行を繰り返し、つまり行きつ戻りつしながら冥王星は、隣の水瓶座に移りつつあります。
女性にとっていちばん大事な星であるかもしれない月が、あなたは山羊座の26度にありますね。
ですから、しばらく前から、あなたの月には、スーパーヘビーな冥王星が重なっていたのです。
――忙しかったですか？
大変でしたか？
妻として、母として、破壊と再生レベルの成長を求められるような場面がありましたか？
そうであったなら――、お疲れさまでした！
これまでの努力が、集大成的に実った実感を、近いうちに得られることと思われます。あるいはすでに――昨年あたりに、得られているかもしれませんね。
今、冥王星は水瓶座に入り、このあとまた5月から逆行し、山羊座に戻ってしまいますが、そのあとまた順行し、今年の11月下旬からは完全に水瓶座への移行を果たします。
今しばらくはヘビーな日々が続くかと思われますが、1、2年のうちには、ぐっと楽になれることでしょう。
頑張ってきたぶんの、さらなるご褒美もあるかと思われます――。
――以上、大変長くなってしまいました。
堅苦しい用語も頻出しましたが、水星が効いている方だから、読みこなせていただけたかと思われます。
オーブ0のタイトなＴスクエア――、これが2つも重なっている方の配置を読ませていただき、貴重な体験を得ることができました。
ぐぐっと力をためている感じが伝わってきて、パワフルだなあと感じました。それでいて、天秤座の水星もビビッドに感じられて、理知的だなあ、クールだなあ、とも思われました。
ハードな角度を抱えつつ、しかし理知的に、意志的にそれらをバランスしている、天秤座のオーバーロードを私も体感させていただけました。
角度を読ませてくださりありがとうございました！