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あの世に筒抜け

蝉の声にかわり秋の虫が涼しげな音色を奏でる季節となりました。(時候の挨拶)

過ぎてしまったお盆にちなみ、いつか誰かに話したいなーと思ってたことを書きます。

母は25年前、51歳の時に癌で亡くなりました。

常にお洒落で、気を抜いた姿を他人に見せることが無い人でした。

普段から髪は一糸乱れぬポニーテール、フルメイクにワンピースと絶対にハイヒール(部屋履きもハイヒール)
真紅のネイルは一部も欠けたところを見たことが無い。

そんな人でした。
(私は全く受け継がなかった)

亡くなってからはよく夢に出てきました。ダメな一人娘が心配なんでしょうね。

ところが、
夢の中の母は、毎回、入院中の姿なんです。
眉も描かないスッピンで、髪を下ろして、パジャマ姿。

そんな姿は最後の数ヶ月しか見てないのに、なんで夢にはずっとそれなんだろう。


一昨年の盆に実家に顔を出すと、父方の祖母が
「ママの夢は見るか?」
と聞くので

「年に数回は見るよ。でも、いっつも入院してる時の格好やねん」

「えぇ…?いつもきれいきれいにしてはったのになぁ」

という会話をしました。

後日、夢に現れた母は全盛期のフル装備でした。

聞こえてたねこりゃ。

以上で〜す!

(写真は、母が好きだった百日紅)

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