初リリースは1993年。つまりゴジラ誕生40周年に合わせて、過去作品のサントラが一気にリリースされたんですね。
　当時の販売価格は１枚2000円だったと思います。その頃は中学から高校に上がる時期で、全作分揃えようとするとかなりの出費に。なので、特に劇伴音楽が気に入った作品だけは買ってただろうな、と。キンゴジや怪獣大戦争、総進撃、ビオランテあたりには手を伸ばしていたかと思われます。

　……買ってただろう、と記したのには理由がありまして、実は当時、この「ゴジラ大全集」シリーズを一枚も買ってないんです。

　いや、間違いなく買ってたと思います。お金があったら。
　では、当時貰ったお年玉は何に変わったのか？　コチラです。

『怪獣王　日本SF・幻想映画音楽体系』

　これが10枚組で、確か25000円でした。自分はこっちが欲しくなったんです。なぜ買ったかはココでも書きました。
　『宇宙からのメッセージ』のサントラが聴きたかったから。本当にそれだけなんです。我ながら、なぜそこまでこの映画を欲していたのか。その点も含めて以下の記事（⬇️）を読んでいただければと思います。

　結果として、今なお単独でサントラCD化すらされてない作品の劇伴を手に入れられたと思えば、この選択は良かったかもしれません。

　なにより『怪獣王』を買ってなかったら、当時の自分はおそらくもっと悶々としていたでしょう。
　数年後に単独でサントラCDがリリースされたとはいえ、今すぐにでも聴きたかったんですよ、ええ。『宇宙からのメッセージ』が収録されたDisc４のチャプター５を何度聴いたか分かりません。ケースもヒビ入っちゃって希少価値ゼロですが、それでもいいんです。だってこれは思い出のCDだから。

　……とまあ、そんな理由があったわけです。

　今改めて「ゴジラ大全集」を揃えてみるのもいいかな、と。
　となるとCDの大人買いか。そんな機会は今後無いだろうな。