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ソフトテニス「カーボネックスクラウン」~中体連前の中学生にも~

 ヨネックスから2021年3月に発売されたカーボネックスクラウン。1976年発売のソフトテニスにおいて往年のウッドラケットの名機「カーボネックス」の進化復刻版とされている。よって自ずとミドル〜シニアのベテランプレーヤー層を狙った新ラケットとなっている。

 しかし、その打感の柔らかさや、しなり感は、非力な中学生にドンピシャリだと思い、普段から力不足というか、分不相応なラケット(ネクシーガ70S  limited)を今ひとつ活かし切れず、プレーが伸び悩んでいる我が息子に使わせてみることに。息子は後衛。背は低く力も強く無い。しかし中学の部活において、ずっと1番手ペアをキープしている。県大会出場経験はあるが、直近の試合は県への切符を勝ち取れなかった。

 息子のプレースタイルは、「足」と「コントロールショット」。力強いプレーは少ないが、何と、ラケットを替えて1週間後、球威、コントロールともに向上したらしく、近隣3校との練習試合でもライバル達に全勝して帰って来た。

 確かに息子の練習を見ていても、以前よりも球威のあるボールが適度なドライブ回転によりコートに深く収まる確率が高くなった。ネクシーガ70Sと比べると、打球へのパワーロスが無くなった気がする。今までは硬さ故か弾きの傾向強過ぎて、ストロークの当たりが薄めに感じられた。
 カーボネックスクラウンを自分(父、私本人)が打ってみた印象では、ネクシーガ70sと比べ、ヘッドヘビーを感じ、飛び気味になった。全く打つ感覚が異なる。ボールを引きつけ、しっかり(コントロールを)のせて打っていくスタイルならピッタリ。

 本人は、次の公式戦もコレ(カーボネックスクラウン)で臨むと意気込んでいる。

 最近の中学生ソフトテニスプレーヤーは硬めのラケットを使う傾向がある。確かにグレードの高いラケットの方が強くなれそうだし、所有欲も満たしてくれる。しかし、ハイレベルな道具は扱いが難しいのだ。そして、やはりプレースタイルに合った道具を研究する事も、実力に繋がる。それはスポーツ全般に言える事。

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 ちなみにストリングスは、GOSENのMSフォースを27ポンドで。

 相手からの打球をラケットに乗せ、シャフトをしならせつつ、ストリングスをたわませて、貯めた力をストロークに込めるようなイメージで、コントロールも向上。

パワーヒッターではない故に、コントロールで勝負する中学生後衛プレーヤーにオススメです。

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