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今、何が必要か

 一年の始まりに重すぎる災害が起こりました。
『令和6年能登半島地震』

 職業柄か、まず考えてしまうのが障害を持つ子どもたちとその家族はどうしているんだろう?という事。
 以前、非常事態に命を守ることを最優先できない子ども(大人も)がいることを書きました。


 頻回に大きな揺れを感じたら、大人だってパニックになります。子どもなら、ましてや障害を持つ子どもたちの恐怖はいかほどだろうと胸が痛みます。

 いつもと同じ日常が何よりの安心感につながる彼らにとって、避難所での生活は恐怖でしかないでしょう。周りに安心できる大人たちがいても、いつもと異なる状況でパニックを起こしてしまうことは想像に難くないです。
 大声を出したり、金切り声を上げたり、そこらじゅうを走り回ったり、、、。表情の作り方が独特な子も多く、まるで楽しそうに嬉しそうに大声を上げてしまう場合もあります。心の中は死んでしまいそうなくらいの恐怖や不安であるにも関わらず、です。それは周囲の人に大きな誤解を与えたり、不快感、嫌悪感さえ感じさせてしまう事もあるでしょう。
 いつもなら大目に見てくださるご近所さんも、こんな状態のときは露骨に嫌な顔をされるかも。もしかすると大声で怒鳴るかもしれない。そういう行為がますますパニックを大きなものにしてしまう場合もありますが、そんなことを知っているのは家族や支援者だけです。
 恐怖、不安、寒さや飢えの中、彼らに付きそうご家族の大変さはいかほどか。避難所にいられなくて車中や危険の残る自宅での避難を余儀なくされている場合もありそうです。


 どうする?何が必要なんだろう?具体的に、具体的に、、、。
 思いついたのは「イヤーマフ」でした。
 普段イヤーマフが必要ない子でも、周りの音をシャットダウン出来る、のはとても重要。そして、耳を覆う「圧」が落ち着く子もたくさんいます。
 初めてイヤーマフを使う子にはハードルが高いかもしれないけれど、なんとかこのメリットを体感できたら、避難所生活での大きな助けになります。

  とはいえ、まずは食料や水の確保、暖を取るためのものが最優先。いまさらイヤーマフは届かないでしょう。けれど、日本は災害大国。明日は我が身、です。障害をもつお子さんの保護者の方、支援者の方、イヤーマフは用意しておいて損はないと思います。
 私も我が家の防災グッズの中にイヤーマフは忍ばせてあります。

 もっともっと、何が必要かアイデアが浮かべばいいのに、と思ったり、東日本の震災のときは何が助けになったのか、必要だったのか、なぜもっと調べておかなかったのだろうと悔やまれます。
 マイノリティーである障害者は、やっぱり後回しになってしまいそうで。
 これからでも、少しずつヒアリングしていきたいと思います。



 さて、年末年始は例年になく忙しく、noteを更新する時間がどうしても取れませんでした。書きたいことはたくさんあり、題名だけ書いて放置、の状態。
 子どもの自殺について、脳と身体の関係について、子どもの癇癪について、などなど。
 そんな話もまた今度。

 本年もどうぞよろしくお願いします。


 日本ビジョントレーニング普及協会のビジョントレーナーとしてブログ書き始めました。タイトルは
『ススメ!一流ビジョントレーナーへの道!!』
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