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ほろ酔い散歩〜平日休暇を取った日のこと〜

春を感じさせるような生ぬるい風が吹く昼下がり、家から少し離れて散歩へと繰り出した。
公園ではしゃぐ子どもたちの声。穏やかな時間の流れを見せる住宅街。

雑音にまみれ殺伐としたオフィス街とは異なり、陽気で平穏な雰囲気に包まれている。

休日の昼とも異なる、少しだけ奇妙な雰囲気の中に不思議と心地よい時間の流れを感じた。

なんだかとても気分がいい。

昼からお酒を嗜んだ。何とも言えぬ背徳感はすぐさま優越感に取って代わられた。
ふわふわと素面とほろ酔いの狭間を彷徨っている。

するべきことなんていくらでも見つかるし、作ることができる。
した方がいいことなんて尽きることがない。
重くて渋くて気怠いもの。いつでも気付くと体中にへばりついてくる。

・・・要らないものじゃないんだけど。ちょっと煩わしい。

だからたまには意識的に脱ぎ捨てて外へ出る。
ほろ酔い気分を携えて。

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