日本段差スロープ協会

ごあいさつ

 私がスロープの写真を撮り始めたのは、2019年の6月頃です。きっかけは「タモリ倶楽部」という番組で犬の糞を捨てるなという看板を何年も撮り続けている人が紹介されており、私も何かそういう趣味を持ちたいと思い、スロープを撮ったのがきっかけです。

 当時、付き合っていた彼女にはもちろん反対されました。デート中も下ばかり見て、「キャスコーナーって撮ったっけ?」なんて聞くと、ため息まじりに「知らない」と言われていました。しかし、そんな彼女も「ディズニーランドにミッキーのスロープあるかもよ?」とスロープを出しに使うようになり、いつの日か一緒に探すようになりました。

 そして時は流れ、彼女とも別れ、一人で探すようになりました。坂本九さんは辛い時、「上を向いて歩こうと」詠っていました。しかし、僕はスロープを探さないといけなかったので下を向いて歩きました。そんな時、新種のスロープを見つけたのです。私は、喜びで曇った心に日が差し込んだように感じました。スロープが心の段差も埋めてくれたのです。その時からでしょうか、スロープと本気で向き合い始めたのは。スロープを撮るためだけに商店街、住宅街に電車やバスで行き、観光もせずスロープを撮り続けました。スロープの写真を撮りに歩き回っていることを親が知ったときには大学で友達ができないからおかしくなったと心配されました。

 このように私は大学生活の後半をスロープに捧げてきました。そして、社会人になった今も休日にはスロープを探しに出歩いています。
そして、今、ほとんど一人で写真を撮り続けてきましたがこの活動を通してスロープの魅力に気づき、一緒にスロープを撮る仲間ができることを願っています。あわよくば彼女もできるといいです。それでは最後に言わせてください。

「下を向いて歩こう」

日本段差スロープ協会 (@PuE4zUvkS3dUh3n) https://twitter.com/PuE4zUvkS3dUh3n?s=09

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