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今日が一番若いってよ#22イノシシがやって来た

いつもの散歩道、桜土手と呼ばれてる一本道。川の水は少なくて背丈の高い草が生えている。その土手のヘリに動物が二本足で立ってるように見えた。プレーリードッグ?と一瞬思ったが、次の瞬間、イノシシがこちらに向いて走って来た。まだ距離はあったがギョッとして立ち止まる。私のそばにはもちろんビーちゃん、ビーちゃんに気づいたイノシシはくるりと向きをかえ反対に走って川の中に逃げていった。ビーちゃんがいて助かった。まだ明るいのにイノシシに会うなんて、ウリ坊ではなかったけどまだ小さかったのではぐれたのかな?しかし、イノシシが二本足で立つんだろうか?一瞬すぎて今となっては自信がない。猪突猛進と言われているけど、素早く向きを変えることができるのは間違いない。

思えば田舎暮らしを始めてからずっとイノシシとの戦いは続いている。うちの家は坂道を上がった所にあり眺めがいい、それが気に入って購入したけれど、すぐ裏は竹林、その奥は山が続いている。イノシシの棲家であったのだ。
最初に近所の人が協力してくれて山の畑を柵で囲った。しかし、収穫近くになると柵が破られとうもろこしやカボチャ、さつまいもなどやられてしまうのだ。明日収穫しようと言ってその晩に全滅したりするのだ。山の畑の戦いは完全にイノシシの勝利、今は野菜の栽培は諦め木を植えていってる。
野菜は家の近くの畑と少し離れた田んぼだったところに植えている。家の近くの畑はイノシシ柵で二重に囲い、ビーちゃんもいるので今のところ守られている。さつまいもは三重に囲っている。今年は収穫できるだろうと思っている。
山に近い田舎暮らしとはイノシシとの戦いであったのだ。


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