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八崎のしんどい話

【悩みがあったら人に話す?】

話さない。
仲良い人に対しても絶対に立ち入らせない領域がある。自分だけの問題、と線を引いてる。
白原さんみたいに、自分に対して優しかったり、いつも気にかけてくれたりする人については特に話さないと思う。自分のせいで余計な悩みを作りたくないし、自分のせいで気に病んで欲しくない。話すことで関係者、知ってる人にならせたくない。

いつもいるコミュニティから離れた人とか、ネットみたいにその場限りの出会いの人とかにだったら言うかも。一時の話題みたいな感じでその場で終わらせられるから。
だから神社とか行くんだね、多分。依にはぼそぼそ話すと思うけど、それでも全て話さないと思う。仲良くなっちゃったからね。


【名前は呼ばれたくない?】

できれば。
呼び捨てで大きい声で呼ばれると過去がフラッシュバックしてしまうため。普通の声のトーンだったり、新さんってさん付けだとそこまで酷くは無い。


【その過去って何?】

父親が暴力ふるってたところですね。
父親が暴力的で、母親はちょっとネグレクト。とにかく父親の対処が大変だった。
下に兄弟がいるので、いつも兄弟を守ってた。子供だから何もできないよね。盾にすらなれない。
八崎曰く「よくある話だよ」。

皆大人にはなったし八崎は家を離れてるけど、その父親の干渉があったり未だに兄弟がちょっと危なかったりして、どうしようかなと思っているところ。
自分の家の事情なのもあって、人に話すようなことじゃないと思ってる。


【何を悩んでるの?】

いわゆる正義と悪とか、法律と道徳倫理とかを天秤にかけてどちらを取るかって話ですね。
勢いでやるつもりは無い。
八崎が選びたいのは悪で、それで守りたい人が守れるならってところなんですけど、実行するにおいて知られたくない人とか、自分が行動したら悲しむような人が増えちゃったんですよね。
とはいえ他人だ、と切り捨てられない位置にいてしまってる。

一番気にかけてるのは白原さんで、自分のような人でなしとは縁を切ったほうが良いっていうのと、自分のことを好いてくれてるので、離れたら悲しむだろうなってのが同時にあるので、今すぐの実行ができる精神状態にない。自分の中で解決してない。
白原さんの過去を知っていたら本当にしばらく行動できないと思うけど、まだ仲良くなって少ししたくらいの初期の関係性だったら行動に移してるかもしれない。


【目の話】

目の色は父親譲り。
色だけは綺麗で気に入ってるものの、あいつのものでなければって少し忌々しく思ってる。
視力は良いので、カラーグラスに度は入ってないです。

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