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全国有数のカーネーション産地・西尾市のハロウィン~荒玉note改訂

  この記事は2021年10月にnoteに提稿した記事です。数字などは取材当時。マガジン「農政ジャーナル~長靴をはいた記者」にも収録されています。

産地の西尾市ではでは紫とオレンジ色の引き合いが高まっている

 紫色とオレンジ色のカーネーションをアレンジすると、ハロウィンの雰囲気です。
 愛知県西尾市は全国でも有数のカーネーションの産地です。10月31日のハロウィンに向けて、産地では紫とオレンジ色の引き合いが高まっているそうです。
 西尾市のカーネーション生産農家は45戸で、20ヘクタールの栽培面積があります。年間2170万本を出荷しています。
 カーネーションの取扱高では、1位が長野県で、愛知県は2位です。なかでも西尾市は愛知県の出荷量の半分を占めています。
 収穫時期は9月から6月。カーネーションというと、どうしても「母の日」のイメージが強いのですが、産地を管内に持つJA西三河広報担当の尾形怜美さんによると、5年ほど前から紫やオレンジ色のカーネーションの引き合いが強くなっているそうです。日常的にもバラと同じくらい人気の高い花でもあります。
 今年は夏の気温が低く、カーネーションにとっては良い環境にあったことから、産地でも非常に高品質な花を出荷できると期待も高まっています。
 カーネーションといえば、新聞の世界では赤か白が定番でした。実はカーネーションは200種類もの品種があり、とてもバラエティーに富んだ花だそうです。
 感染症の影響もあり、家での需要も期待できそうです。カボチャの飾りを添えて、カーネーションでハロウィン気分を味わうのも良さそうです。
(2021年10月25日)

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