あの日に戻れたら

これまでの人生を振り返ると、前半は割と低調で、
高校卒業したくらいからじわじわ上がり始め、
30歳を過ぎた頃から、毎年更新されている感覚に気付き、
根拠は無いけれど、これからも日に日に上り調子の人生なんだろうなと思って暮らしている。

あえていうと、昔占い師に「大器晩成型だから人生の後半を楽しみにね」と言われたっけ。

そんなわけで、あまり過去に戻りたいと思うことは無いのだけれど、あのときもう少し粘っていたらなーと思うエピソードがある。

外資系の広告会社を退職し、出資を受けて2人で小さな企画会社をスタートさせたときだ。
リソースも限られた中で、なにか世の中に対して面白いアイデアをアウトプットし評判を得たい!
そうして思いついた案の中に、「給料をビットコインで支払う」というものがあった、当時は2017年の仮想通貨ブームが始まった頃。
ビックカメラでビットコインを使った支払いが可能になるなどのニュースが話題となっていたのだ。

出資元の経理を説得できなそうということで、そのアイデアはボツになってしまったのだが、もしも採用されていたらおそらくネットニュースのどこかには取り上げられ、それなりのPR効果は得られただろう。
そして、1ヶ月分の給料だけでもビットコインのままもっていたら、数十倍になっていたのだと思うと未だに悔やまれる。

とはいえ、それで億り人になっていたとしたら、こんなにのんびりした日常を過ごせているか怪しいなと思うと、今の幸せに感謝なんだよね。

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