旅の記録(1)「東京秋田青森東京(後編)」(2023/07/26〜08/01)

はじめに

こんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

この記事は前回の続きです。

四日目 太宰治ゆかりの地巡り、黒石ねぷた(青森)

始発で三内丸山遺跡に向かう予定でしたが、寝坊。諦めて、太宰治の生家がある金木駅を目指して出発。


乗り換えのために五所川原駅で降りると、
思いがけず太宰治の縁の地を発見
トカトントンスクエア、いいね


太宰治の叔母との思い出の蔵

五所川原はねぷたが有名で、五所川原立佞武多という、とてもデカいのが特徴らしい。ねぷたが引っかからないようにするため、電線が地下にあるらしい。いつか見てみたい。


一口食べてから写真を撮ったりんごソフト


ローカル線の太宰治号に乗って金木駅へ
まさかの車内アナウンスでガイド付き
とても良いサービスだと思った


車内はこんな感じ
小説の一節がたくさんぶら下がっている


刺さる


これは読んだ記憶がある
兄の権力のおかげだったか、
中川さん(?)に助けてもらった時か
うろ覚え


太宰治号から見た津軽富士


まずは太宰治が疎開した家へ
太宰治の書斎が再現されていた


母を見舞ったのがこの部屋
と解説された気がする

ここの受付の方がとても良い人で、黒石ねぷたが今日から始まると教えてくれました。
ねぷたは今回ニアミスで諦めていたので、とても嬉しかったです。
もし寝坊せずに三内丸山遺跡を訪れていたら、早く閉まるここを訪れることができず、ねぷた情報を知ることができなかったので、ラッキーでした。
これが怪我の功名というやつです。

続いて生家へ
外観からしてバカでかい


これが土間、広すぎ
約90㎡あるらしい
もはや道
当時の雰囲気が少しわかる気がする


この襖の一枚に「斜陽」の文字があるらしい
開けてあるから隠れて見えないのが残念


近くにあった津軽三味線会館へ
金木は津軽三味線発祥の地でもあるらしい
実際に津軽三味線の演奏を聞くことができた
色々なじょんがら節、新節が一番好みだった

津軽三味線についての箇条書き

・開祖は秋元仁太郎(仁太坊)
・黒川桃太郎(嘉瀬の桃)、白川軍八郎も有名(どうすごいのか忘れた)
・津軽三味線は犬の皮を使う
・当道座(盲目男性の組織)以外の盲人に芸を伝えるのは禁止→廃藩置県によって当道座も解体→当道座の大半は坊様になって三味線を吊るして歩く→評判になると収入アップ、弟子入りも増える→師弟制度へ

桃鉄で知った津軽そば
大豆を使い、煮置きするためコシがない
確かに千切れやすいけど、
箸で持てない程ではなかった
味はシンプルにとろろがおいしかった

弘前駅からローカル線で黒石駅へ。
駅に着くと、遠くから太鼓と掛け声が聞こえてきました。
地図を見ずに、オトノナルホウヘ

扇形は弘前ねぷたの特徴ですが、
黒石ねぷたは色々混ざっているそうです。
少し小ぶり(といっても大きい)な扇形が、人力でクルクルと回っていました。
何よりも掛け声と太鼓がとても大きく、
駅に着いてすぐ聞こえてくるほどでした。
「やーれーやーれー」というのが黒石ねぷた
ちょっと怖いくらい、勢いがありました。


こんなのもありました
どこかで見たことあるヤツ
爆発しませんように

五日目 弘前城、白神山地、ねぷた村(青森)

五日目はまず弘前城を開場凸しました。

東北唯一の現存天守
思ってたよりこじんまりしてました
本丸近くからの眺め


バスは貸切状態でした
他の人は一本目で乗ったっぽい
運転手さんの津軽弁を感じた


バスからからの眺め


白神山地の入口
手ブレ100%
初めて生で見たかも
どうやって注意したらいいんだろう


思っていたより道が険しい
絶対誰か落ちてる


暗門の滝 第三の滝
26メートルの高さで迫力満点
透き通った水も綺麗だし、
左側のダイナミックさと
右側の細かい枝分かれが良い感じ
来て良かったーー!!と思った


暗門の滝 第二の滝
こちらは37メートル
かなり近くまで寄れて、
霧のような水しぶきが心地良かった
最も高い第一の滝は先日の大雨の影響で
残念ながら通行不可
でもそもそも登山経験者じゃないと厳しそう
トレッキングなめてました


引き返す辺りで急に強い雨が降ってきました
山の天気は変わりやすいと聞きますが、
身を以て体験しました。良い経験!
より危険度が増した帰り道は慎重に進む
ここは特に足滑らしたら終わりやと思った所
帰り道は途中で道を変えて、ブナ林へ
これが世界遺産!
写真が下手すぎて伝わらない!
緑にも色んな緑色があるなぁとおもいました
正直、雨でずぶ濡れになっていたので、
歩くことに必死でした。
この日の歩数は約2.7万歩でした。
弘前駅に帰ってきて、ねぷた村へ
色んなねぷたの解説があって面白かった
津軽三味線の演奏をまた聴けたのも良かった
大量の金魚
ちょっと怖い
色んなやつ


「ねぷた喧嘩」なるものがあったらしい
掛け声がイカついのにも納得
五所川原ねぷたは掛け声が
「やってまれ、やってまれ」らしい
この絵と一緒に見ると、結構怖い

以下、ねぷたについての箇条書き

・特に有名なのは青森ねぶた、弘前ねぷた、五所川原立佞武多
・青森ねぶた→横にデカい人形型
「らっせ!らっせ!らっせーら!」
・弘前ねぷた→扇形「やーやどー!」
・五所川原立佞武多→縦にデカい人形型「やってまれ!やってまれ!」

ちょっと怖い
こんなのもあった

銭湯で汗を流し、雨でずぶ濡れになった服を着替え、夜行バスで再び東京へ

六日目 デイヴィッド・ホックニー展、ル・ショコラ・アラン・デュカス

朝東京に着いて、まずは朝マック。
その後、東京現代美術館のデイヴィッド・ホックニー展へ。
まだ生きている現代の巨匠だそうです。

入口の看板
この絵は実際に見ると、
壁の絵が浮き出てくるようで迫力満点
ポストカードも買いました
こんな感じの、豊かな色彩が印象的でした
専門的なことは分かりませんが、
エネルギーを感じました

その他、写真は禁止で撮れなかったものの、印象に残ったものをメモしておきます。

〈春の到来〉→空・光を線で描いているのが新鮮。葉の後ろや山際のぼかしと、葉の前の方がくっきり描かれる対比も良い感じ。ヨーロッパで春を告げる花といえば黄色いラッパスイセンらしい。
〈イリュージョニズム風のティーペインティング〉→立体図の絵に平面的な男の絵が描かれる。
〈ノルマンディーの12か月〉→秋が明るいのは文化の差?日本の秋は赤・黄・茶色で、別れとか冬の前兆の暗いイメージ。

余り時間がなくて急ぎ足になってしまったのが悔やまれるくらい、良い展示でした。

そして最後がこちら。

ル・ショコラ・アラン・デュカス東京工房
薄いチョコレートを巻いたもの
下はチョコムース
ドリンクはホットチョコレート
ちょっとお高いけれどおいしかったです
一番印象に残っているのは、店に入った瞬間のチョコレートの香りです。
肺が幸せで満たされました。

ここまでで大体14時くらい。
この後、青春18きっぷでゆったりと本を読みながら帰りました。
尚、電車の窓にメガネを置き忘れるという失態を犯し、結局忘れ物センターには届かなかったようで、メガネを新調しました。
ただでさえお金が無いのに、厳しい出費でした。

おわりに

ということで、長い長い旅の記録がやっと書き終わりました。
ちょっと時間がかかり過ぎたので、次回以降もう少し簡略化したい気もします。
けどこんな長い旅行はそれほど多くない気がするので、良いくらいかもしれません。
ともかく、飽きずに続けていけたらと思います。

ということで、最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

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