決意文(2024/03)


はじめに

こんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今日、来年度以降の予定が一気に動きました。
どれも楽しそうなことばかりでワクワクします。
一方で、思っていたより忙しくなりそうだぞ、と焦りを感じました。
今回はその焦りを糧として、より充実した一年(残り9か月)を生きるための決意文を書くことにしました。

今年の目標について

来年度も非正規で働くので時間は結構あります。しかし、1~2年後にはフルタイムで働くことを想定しているので、時間がある期間は短いです。
そのため、時間が限られてからもやりたいことをやれる習慣や基礎体力を作ること、できる限り関心の輪を広げるために様々な経験や挑戦をすることを今年の目標にしています。

中でも一番大きな目標は「考えを具現化すること」です。
これは考えを具現化することによって記憶を喚起し、その上に積み重ねることで高みを目指すためです。
昔から考えることが好きな私はそれなりに沢山の事を考えている自負がありますが、それほど深い思考はできていません。いくら考えても頭の中から出なければ、考えたことはいずれ記憶の奥底へと消えていってしまうため、思考を積み上げていくことができないからです。この反省をもとに、自分が考えたことや思ったことをとにかく具現化することを目標にしました。

三ヵ月経った現在、この目標のおかげでできたことは沢山あります。
編み物、短編小説の完成、小説を書いた日はカレンダーにシールを貼る、睡眠のリズムを安定させるために起床時間と就寝時間にシールを貼る、三ヵ月目標の作成、レシピブックの作成、月末の貯金残高目標をカレンダーに書く。これらは今年始めたことです。
また、noteを書くこと、哲学ノート(週に一回一時間以上自分の考えを書きながら思考を掘り下げていく)、日記、週間及び月間タスク作成と振り返り、博物館美術館の記録ノート、家計簿。これらは昨年以前から継続できています。
今後やりたいと思っているのは、マフラーを編んでみること、絵を描くこと、かな書道、切り絵、紙粘土工作(ペン立てが欲しい)、ゲーム作成(はじめてゲームプログラミング)、長編小説の完成、仏教勉強ノート(仏教に関して学んだことをまとめるノート)、哲学勉強ノート(哲学に関して……)、数学の教員免許を取ること、自炊レシピを増やすこと、古典の面白さをまとめること、などです。思いつくままに列挙しましたが、これだけたくさん出てくるのは、年末年始に手帳に目標を書き、それを何度も見直す習慣を作っているからです。これも具現化のメリットです。

しかし、前述の通り、今年は思っていた以上に忙しくなりそうです。
その原因自体は楽しめることなので問題無いのですが、先ほど挙げた「やりたいこと」を全てやるには時間が足りないように思います。
中途半端な結果で終わると、後悔しそうな気がします。
そこで、今一度自分が特にやりたいことが何なのかを整理し直し、優先順位を明確にしようと考えました。

今年の目標の優先事項

①長編小説を完結させる

まず第一はこれです。一見優先順位が低いように見えますが、これは『7つの習慣』の第三の習慣で言うところの第二領域に属します。
優先順位を上げなければやらなくなってしまうため、意識してやる必要があります。現に、今月半ば辺りから小説の時間はかなり減っています(これがわかるのも具現化のおかげ)。
小説を書くことは五年後を見据えた長期目標なので、一年目の小さなステップから崩したくありません。
既に「短編小説を完成させる」というステップはクリアできたので、次は「長編小説の第一章を完成させる」が目標です。分量はほぼ同じなので、自分ならきっとできる、と自信を持って言えるのも、短編小説を完成させたという実績があるからです(これも具現化の力)。
もう一つ、小説を書くことは時間がかかるので、一気に書き上げることはできません。毎日の積み重ねが必要です。なので、「毎日小説を書くことを習慣化する」というのも大事な目標です。毎日の食事歯磨き風呂と並んで、執筆ができるようになります。
継続のコツとして、自分は完成形が見えないことがストレスになるため、全体像よりもパーツの完成を意識することが有効ではないかと考えています。
ワンシーンを完成させること、これを積み重ねれば一章が完成し、それを繰り返せば一篇が完成します。一度完成してしまえば全体像が見えるので、推敲が楽になります。推敲を楽しめることは短編小説を書いた時に実証済みです。だから、自分の壁はとにかく完成させること、そのためにパーツを完成させることを意識して、毎日執筆します。

②数学の教員免許を取る

これも第二領域に入ります。
ただし小説と違うのは、今年中に取れなければ大学の更新料が1.5万円かかってしまうことです。もったいないので今年取りたいです。
数学の教員免許を取る理由は主に二つ。
一つ目は数学的な思考が衰えるのを防ぐため。これだけなら数学の問題集をやるだけでも良いのですが、わざわざ教員免許を取るのは具現化のためです。数学の教員免許を取ることによって「自分は数学の人間だ」という意識を具現化します。これによって、今後大学数学などを学ぶモチベーションにもなりやすいと考えます。数学的な思考が必要なのは、他者理解の幅を広げるため、複数の視点で物事を考えるため、逆算思考や論理的思考の土台として、など様々です。
そして二つ目は、国語と数学の教員免許を持っていたらなんか面白いから、です。文章の読解には数学が役に立ちますし、文学は数学に情緒を添えることにつながります。一見真逆のこの二つを自分に内在させることで価値が生まれると考えています。

③仕事で成長する

これは第一領域(緊急性も重要度も高い)です。
今年は三つの仕事を掛け持ちすることになりますが、そのうち一つは全く新しい仕事です。そのため、事前に勉強しなければならないことが沢山あります。その分、新しいスキルが身に付くということでもあるので、やりがいがあります。この仕事は知人に紹介してもらったものなので、顔に泥を塗ることがないように、というプレッシャーもあります。
残りの二つの仕事はこれまでと同じですが、そろそろ経験が溜まってきたので体系化したいなと思っています。また、改善すべき点も多く見つかっているので、それをまとめて、改善策を考えて実践したいです。本当は社会人一年目から日々やるべきことなのですが、できていないものは仕方ありませんので、自分のできる範囲でやります。
もう一つ、NPOの活動を頑張りたいです。収入と言えない程の微々たるものですが、役員報酬をいただくようになったので、それ以上の価値を生み出せるように尽力したいです。数年後には本を出版することになりそうなので、そのための勉強や執筆をしなければなりません。これは大変貴重な経験なので、精一杯努め、また成長の機会としたいです。今日もこの後、図書館に行って調べものをする予定を急遽入れました。優先順位が高いというのはこういうことです。

④『古今和歌集』巻十まで暗記する

平安時代の歌人は『古今和歌集』の歌くらいは全て覚えていたと言いますから、古典を嗜む人間としては同じ目線で読んでみたい、ということで数年前に始めました。
覚えては忘れ、の一進一退で、先月やっと巻八まで暗記が進みました。
しかし、最近またサボりがちなので、徐々に暗記が抜け始めています。
せっかくここまで覚えたのに、忘れてしまってはまた暗記が大変です。
なので、このままコツコツと継続して最後まで覚えたいです。
そのために、少し低めの目標として巻十までの暗記を最低目標とします。これは調子が良ければ六月頃に達成できるはずです。

⑤哲学と仏教と小説執筆の勉強の為の読書

自分は思考の為の基礎ができていない、ということを痛感したのが佐藤優『新・リーダーのための教養講義 インプットとアウトプットの技法』という本を読んだ時です。思考の型も知識も足りません。
様々な考え方を知ること、その構造を知ることを目的として、哲学を学ぶ必要性を強く感じました。
哲学はどこから勉強していいのか迷ってしまいますが、とにかくやれそうなところから進むことにして、読みやすそうな入門書を読むようにしました。
今のところ、山口周『武器になる哲学』やNHKの100分de名著シリーズのレベルが自分に合っています。この辺りから気になるものを少しずつ掘り下げながら学んでいきたいです。

仏教の勉強を始めたのは、岡潔の影響です。
勉強するうちに、自分の思考に類似する部分や取り入れたい部分が多くあることがわかったので、より深く勉強したいと思いました。まだまだ浅いのですが、継続は力なりと思ってコツコツ積み上げていくつもりです。

最後に小説執筆の為の読書です。まだ書き始めて間もないので、自分の執筆の仕方などは安定していません。しかし、一度書き出してみた後に上手くいかなくて考え直す、ということが頻繁にあります。原因は明白で、ストーリーが小説足りえない段階で書き始めているからです。今の自分の知識でわかる範囲でまずやらなければいけないのは、ストーリーのパターンを知ることです。新井一樹『物語のつくり方』では、新井一氏が「ストーリーは21パターンしかない」と言っていたことが書かれていましたが、私はまだその21パターンを勉強していません。そのため、自分自身でストーリーのパターンから組み立てる必要があり、これが大変です。素直に勉強するのが吉だと判断しました。最近、岡田斗司夫さんのYouTube動画で、物語の構造を上手く説明しているものがあり、その影響もあって改めて構造を知る大切さを思い知りました。小説を書く理由の一つは自分の読みのレベルを上げることでもあるので、そのためにも構造の勉強はしなければなりません。
また、私はそこそこの読書量ですが、まだまだ読んでいない作品が沢山あります。これも岡田斗司夫さんのYouTube動画でSF小説の紹介を見て、読まなければならない、と思いました。

これらの本を毎月一冊ずつ読むとしたら、最低三冊読む必要があります。これはこれまでの読書量から考えるとかなり余裕です。しかし、特に哲学などは月一冊では少ないように感じてきました。
また、これまで娯楽として読んでいた小説は、数を減らさなければなりません。読むとしても。構造に着目するなど、勉強の為にじっくり読むことになります。
そのため、年間読書量はかなり減ることになりそうです。
なんとなくキリが良い年間100冊を目標にしていましたが、今年は量より質でいこうかなと思いました。もちろん量も必要ですが、質をおろそかにしない読書をする。でも、月に一冊くらいは難しく考えずに楽しく読みたいです。これは小説を書くにあたって、読者の視点を失わないためでもあります。

⑥旅に出る

時間がある期間は限られているので、多少無理をしてでも旅に出たいです。
国内でもまだ行けていない県が沢山あるので、できる限り色んなところを訪れたいです。
今年は九州方面(佐賀長崎か鹿児島宮崎大分)と関東方面(栃木茨城群馬)は行きたいです。
その為には、日々の節約がとても大切です。
自作の名言「コンビニのコーヒーを飲んだことは次の日には忘れている」を胸に、無駄遣いをしないようにします。
ただし、健康を崩さないことが大前提なので、食費は無理に下げません。
家計簿的にも理論値的にも二万円強が妥当です。二万五千円は使いすぎ。
また、会いたい人との交際費としての食費は惜しまないようにします。

目標達成のために

優先順位が高い目標を達成するために、もう少し細分化したタスクをまとめます。

①長編小説を完結させるために

既に書いた通りですが、まず毎日書く習慣を身につけること。
最終目標は週二十時間ですが、まずは毎日最低五分からです。
通常時は三十分以上、欲を言えば一時間、平日に二時間できればえらい。
最近見たYouTube動画で知った魔法の言葉「休むなら明日!今日だけはやる!」を毎朝毎晩音読します。
そしてパーツを完成させることに集中することと、全体像を作るために脚本の勉強をすること。

②数学の教員免許をとるために

これも継続ですが、小説と同じように毎日できるか少し不安です。
数学はまとまった時間でじっくりやりたいからです。
週三日以上、一日一時間やる。
ひとまずはこれにします。曜日固定は新年度が始まって生活リズムが把握できてから、と思いましたが、やらなさそうなので仮に決めます。
月・水・土の三日間。これを数学の日にします。当然小説も書きます。

③仕事で成長するために

まず計画を練る時間と振り返る時間が必要です。
これは仕事は緊急度が高いのでやることにはやるのですが、準備時間をしっかり取りたいです。
ん-、難しいけど、まずは毎日の振り返り(日記)で仕事を振り返ることから始めよう。そして、次の日の計画を立てる時に優先して時間を確保するようにしよう。
あとは毎週の振り返りの時間に改善するべき点と改善策を考える時間を取ろう。

④『古今和歌集』巻十まで暗記するために

これは一番やりやすいです。
理由は二つ。
既に継続した実績があるから。そして隙間時間にできるから。
とにかく毎日空き時間で読書ができない時に復習をすること、毎日寝る前に一首だけでも次に進むことをタスクとします。

⑤哲学と仏教と小説執筆の勉強の為の読書のために

まず本を買うこと。文庫本以外は少し高価ですが、購入を許します。
そして恐らく大事なのが、他の本を買い過ぎないこと。
毎月これらの本を優先して本を読み、それらを読み終えてから再び本屋に行って、読みたい本と翌月読む仏教・哲学・脚本の本を買うようにします。
読みたい本は厳密に決めませんが、できればシリーズものの続きや他人にオススメしてもらった本を優先したいです。
そして、通勤時の電車で読むこと。これだけで週に一冊は読めるはず。
できれば週二冊読みたいので、その場合は家で読む時間を確保してもよいかもしれません。でも、執筆や数学の時間の方が優先かな。

⑥旅に出るために

お金が必要です。
今は月五万円を目標に貯金をしていますが、これに毎月プラス一万円で旅費は賄えると思います。
あとは旅費そのものを減らすことです。安易にカフェに入らないこと。せっかくならその土地ならではのものを飲み食いしたいです。この場合は高くても許します。去年は福井で食べた炙りノドグロ丼が絶品でした。ああいう、記憶に残る食事にお金を使いたいです。
まあ、旅行はお金の心配さえなければ勝手にやりたがると思うので、そこまで気にしていません。

まとめ

①長編小説を完結させるために
・毎日最低五分は書く(サボるなら明日!今日だけはやる!)
・パーツを完成させることに集中する
・脚本や表現の勉強をする
②数学の教員免許を取るために
・毎週三日(月・水・土)は一時間以上数学の時間を取る
③仕事で成長するために
・毎日の振り返りで仕事を振り返る
・必要に応じてスケジュールに仕事の時間を優先して入れる
・毎週の振り返りの時間に改善すべき点と改善策を考える
④『古今和歌集』巻十まで暗記するために
・読書できない空き時間に復習する
・寝る前に一首だけでも新しい歌を覚える
⑤哲学と仏教と小説執筆の勉強の為の読書のために
・毎月優先してそれらの本を読む
・他の本を極力買わない
・通勤電車で読書をする
・最低週一冊、できれば週二冊
・二冊読めていない週はスケジュールに読書を入れる
⑥旅に出るために
・日常的に無駄遣いを減らす
・旅先での無駄遣いを減らす

その他

その他に大事にしたい習慣が五つあります。

①哲学の時間

自分と向き合うことができる時間です。
哲学の時間のメリットは、普段後回しにしてしまいがちな第二領域についてじっくりと考えられるところです。

②アーティストデート

これは一言で言えば自由時間。毎週二時間以上必要です。
来年度は忙しくなるため、自由時間の確保はより重要になります。
特に博物館や美術館を訪れる時間は確保したいです。
最初の方に書いた「今年やりたいこと」もこの時間を使ってできるものが多いです。

③筋トレ

ハードなものではなく、毎日リングフィットをすることです。
毎週ランニングもしたいですが、これはむしろ毎日にした方続くかもしれません。要検討。

④音楽を聴く時間

毎週一時間以上音楽を聴く日を設けています。
これも必要です。なぜなら、音楽は無意識に語りかけてくれるからです。
特に日食なつこさんの曲に背中を押してもらっています。
その気持ちを忘れないために、週に一度は聴きたいです。
でも、聴き過ぎも注意が必要です。

⑤ブラインドタッチの練習

小説の執筆や仕事の効率に直結するので続けたいです。
練習を始めた半年前と比べると、1.5倍以上のスピードになっています。
まさに継続は力なりですが、短期間でどんどん記録を更新していけたのが継続できた要因だと思います。
あと半年くらいで十分な速度に到達できそうな気がしますが、今はまだもう少し足りないので続けます。

おわりに

思っていた以上に長くなってしまいました。
これを書いて満足せずに、今日もこの後やるべきことをやります。(現在14:11です)

(追記:現在飲み会を終えて23:39です。今から0時まで小説を書きます)

ということで、最後まで読んでくださった方(がもしいれば)、ありがとうございました。

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