はじめに

こんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回は思考の整理です。
タイトルの通り、夢と理想と現実について考えました。

夢と理想の違い

夢と現実、理想と現実。
どちらも対になっており、夢や理想は現実ではないようなニュアンスがあります。
しかし、私はこの対比における夢と理想を明確に区別したいと考えています。

現実に対する夢というのは、実現することができないものであり、想像の中にしか存在しないもの。
現実に対する理想というのは、実現することはできていないけれど、実現する可能性があるものです。
（わざわざ「現実に対する」と付けるのは、夜に見る夢や将来の夢であったり、既に実現している理想的な状態とは別の意味だからです）

以上の定義の元、私は理想を求めることをかなり大切にしています。
理想は実現可能である（と少なくとも自分は考えている）からです。
この理想を意識して日々生活することで、現実は理想に近づいていくのだと考えています。

この辺りまでは、多分そこら辺の自己啓発本に書いていそうな気がします。

夢と理想と現実の関係

上の考えを元に、夢と理想と現実の関係について、時間軸で考えてみたいと思います。
尚、書いている途中で「存在」という言葉の意味が曖昧になった所があったので、先に「存在」と「実在」という言葉を定義しておきます。
「実在」というのは、現実にあった（過去）・現実にある（現在）・現実にあり得る（未来）ということです。
これに対して「存在」というのは、「想像上に存在する」といった言い方が可能であり、実在よりも広い意味で使います。

まず、一番わかりやすい現実について。
現実は実現している現在、現状であり、実現した過去、過去の状況です。
現実は未来には実在しません。ラプラスの悪魔を認める場合は話が変わってきますが、どんなに起こることが確実だと思われることでも、現在にならない限りは想像上にしか存在しません。

次に、理想について。
これは個人の主義を多分に含むのですが、理想が実在するのは未来のみです。理由はそれほど難しくはありません。
現在に理想が存在しないのは、ある時点における理想が実現したら、さらに高い理想が現れると私は考えているからです。
「今が最高の理想状態だ！」と思うことがあれば、それは思考が止まってしまっています。より良くするにはどうすればよいか、考えなければなりません。なので、現在が限りなく理想に近づくことはあっても、100%理想であることはありえないのです。この点は過去についても同様で、「あの頃は100%理想状態だった」と思うことはあり得ないのです。もしそう思ったら、さらなる高みを目指したいと思います。残念ながら、今のところそう思ったことはありません。過去は変更ができません。理想は実現可能であることが前提ですから、既に変えられない過去の中に理想は実在しません。
よって、理想というのは未来にのみ実在します。

最後に夢について。
これは定義から実現することができないので、過去現在未来のどこにも存在しません。想像上にのみ存在すると言えます。
「こうなったらいいなあ」と思うだけだということです。

以上をまとめると、次のようになります。

これを踏まえて、夢と理想と現実の関係を次のように考えました。

まず、未来には理想のみが存在します。
その理想に向かって、色々と考え、行動し、生きていくわけです。
生きていく中で時間はどんどん進み、未来は現在となり、次の瞬間には過去になり、これを繰り返していくこととなります。
ここで、かつて「未来」に存在していた理想が「現在」において実現した場合、それは「現実」となります。一方、「未来」に存在していた理想が「現在」において実現しなかった場合、それはただの「夢」だったことがわかります。
このように考えると、「夢と現実」「理想と現実」と並べるのではなく、「理想が現実となるか、ただの夢となるか」と捉え直すことができます。

このように考えを整理してみて、理想を追い続けることが大切だと改めて感じました。
なぜなら、理想は実現可能だけれども、諦めてしまったらそれは実現しない夢になってしまうからです。

また、目標設定の際になぜ期限が大切なのかがよくわかりました。
未来のある時点における理想（目標）を掲げた時、その期限が現在となった時に初めてその理想が実現したのか、それともただの夢だったのかがわかります。逆に考えれば、期限を決めなければいつまで経ってもその理想が実現したかどうか判断ができません。
そして、理想が期限までに実現しなかった時、改めて未来に同じ理想を置くのか、或いは別の目標を置くのかを考えることができます。

おわりに

なんだか書き終わってみると、あまり大したことを考えられていないなと思いました。
でも、こうやって形にして残しておけば、将来改めてしょうもないことを考える時間を取らずに済みます。
自分の考えを形に残しながら積み重ねていくことで、よりクリアで深い思考ができるようになりたいです。

今回、テーマは自分らしい割に、いつもよりは整理して書けたような気がします。自己肯定感を上げつつ、今後も色んなことを書いていきたいです。

ということで、最後まで読んでくださってありがとうございました。