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arcade1upを改造して理想のゲーセン仕様にするんだ!:工作して改造する話

液晶モニターの動作まではできたんですが、そこからが本番です。(毎回言ってるやつです)

前回はモニターに制御基盤をつけて動かすまでをやりました。まだ読んでなかったら読んでくださいね。

さて、ここからいよいよ工作です。これを待っていた人も多いかと思うんですが、個人的にはしたくなかった。。面倒だし。

液晶モニターって横長が標準仕様で、縦長で何とかしようと思ったのがダメなんですけど、縦向きに動いてたからそのままでやれば労力が少ないと思ったわけです。←(ここがそもそもの間違い)

仕方がないので、液晶部分を横にして取り付けるように工作します。

液晶モニターを横置きにするための設計図を作ろう

arcade1 upの液晶モニター部分を見てみます。

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縦に液晶が付いているので、アクリルパネルも縦長になっていて、外周はギャラガとギャラクシアンのイメージに合うデザインになっています。(他のモデルはそのゲームに合うデザインになっている)

単純にアクリルパネルを横にするとこんな感じ

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アクリルパネルの部分はそのままの大きさで収まります。

たぶん、19インチのモニターだとアクリルパネルより少し小さいくらいじゃないかと思います。横幅は見た目以上に余裕ありそうです。

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アクリルパネルをつけてない状態がこれです。

上下に黒くない部分がありますが、ここに液晶の取り付け金具が収まります。四隅のところで角が出ていないところは液晶モニターの向きを正しく取り付けるためじゃないかと思います。なので、写真は逆向きですね。。。実際にやるときにちゃんとしていればいいです。(開き直り)

座りがL字になっています。液晶モニターは外側からはめ込む感じです。裏からネジ留めなら一枚板で良さそうなんですが、オリジナルと同じにするには枠を凹んだ感じにしなければならないのが難関です。

この枠を切ってしまうと失敗ができないので、枠は新しく作ることにします。

液晶モニターの周辺情報

モニター枠の作成

裏からネジ留めが一番簡単ですが、留める時にズレる可能性もあるのでオリジナルのように留めた方が良さそうです。

実際の枠とアクリルパネルを測って設計図を起こします。

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実寸ですが、アクリルパネルの縦は450mmで横は445くらいで良さそう。木枠は中抜きの部分を両脇の差し引きで出してるのですが、液晶モニターの実寸より1mmは大きいので、これより小さくなければきついってことはなさそう。
78mmよりも100mmの方が短いけど、実際はこの長さにすればいいので気にしないことにします。気にしないことにします。(大事なことなので2回言ってます)

木枠が二枚あるのは、液晶の止める部分の厚みを二枚にして収めるためです。裏から留めるなら一枚でいいです。オリジナルと同じ感じで取り付ける想定なので二枚にしています。(その方がカッコイイです。見栄えも気にします)

厚みは表裏合わせて10mmくらいで板を選べば良いかな?5mmだと深すぎるので2mmか3mmに8mmくらいのを合わせる感じで現物を探します。アクリルパネルも3mmくらいで大丈夫そう。(いつものように適当です)

後は中をくり抜くのをどうしたら良いか考えないとダメですね。

いきなりノコギリを使っても正確にできそうにないですし、ホームセンターで切ってもらえたら楽ですね。とりあえずホームセンターへ行ってみます。

大きなホームセンターへ来てみました。板はたくさん売ってますが直線でしか板は切ってもらえないと言われました。さらにアクリルパネルは切れないと言われ途方に暮れます。(自分ではやりたくないんです)

他に大きなホームセンターがあったのでGoogleマップで確認して電話で聞いてみました。

木の板は直線でしか切れないと言われたものの、アクリルパネルも切ってもらえるみたいなのでちょっと考えて設計図をこのように変更しました。(こっちのホームセンターの方が近かったのに遠いところへ来ちゃった。。。涙)

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黄色の線で木枠の部分は切ってもらい、アクリルパネルは一枚板なので実物を見ながら相談すればいいと思って出かけました。(適当すぎだろ)

木枠を黄色の線で切るのは接着して互い違いになっていると強度が出るので、木工用ボンドで貼り付ければいいかな?有能じゃん!薄い板と厚い板の切り方も強度を考慮してます。(くり抜くために工具を買うのも嫌なんですよね。全てはこれです。)

実際の板は9mmがあったので、それと2mmの板を合わせることにしました。

アクリルパネルは縦450mmのがあったのでそのままにして、横は600mmあったのですが、446mmって伝えてその辺で誤差が出てもいいので真っ直ぐ切ってもらいました。アクリルパネルの穴あけ用にアクリル用ドリルも買いました。

木工用のドリルだと噛んじゃってダメなので、これは買うことにしました。(必要なので仕方ないです)

木の板は切ってもらったら、いらない部分の方が多かったです。
「これは処分しておきますか?」って聞かれたんですが、一瞬持って帰るかな?って思いましたが、すぐに持って帰ってもどうにもできないことに気がついて、「持って帰っても仕方ないので処分してください」って言いました。
ユニクロでジーンズを買う時と同じだな。。。って思いました。

ユニクロでジーンズを買って、採寸した後に裾上げしたら
切った部分をくれるんですが、小学生の短パンが作れるくらい
余るんですよ(号泣)
近くにいるお子様に、これでズボンを作ってもらいな!って
渡しそうになるんですよね。。
どうでもイイ話ですね。すみません。。。。。

モニター枠の組み立て

実際に切ってもらうと結構断面がガサガサしていたので、紙やすりで断面を整えました。#200番とか#800番とかそこそこ綺麗になればいいので、手持ちのやつでやります。(帰ってきた後だったので買いに行くのが嫌なだけです)

仮組みしたら良さそうだったので、木工用ボンドで貼り付けて枠にします。(木工用ボンドはちゃんと買ってきました。エライ!)

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手組ですけど、それっぽいじゃないですか!これで一日乾かせればOKです。

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念のため赤の部分をネジ止めして取れないようにすれば大丈夫でしょう。

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液晶モニターを置いてみました。めっちゃいいじゃん!我ながら上出来です。ノコギリを使うことなく組み立てられるなら最高ですよ!

液晶モニターの取り付け部分は電動ドライバーにドリルをつけて当たりを出して置いてネジで閉めれば完璧です。

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Amazonで小さいネジと精密ドライバーのセットも買いました。電動ドライバーは持っていたので、ネジ止めして写真のようにしました。ネジは多めにしているので剥がれることはないですかね。

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ホームセンターで黒い壁紙を買ってきていたので、それを貼り付ければネジ止めも見えないしペンキで塗らなくて良いので楽勝です!

思ったより楽に枠の部分ができました。ここまでノコギリも使っていないので、中学生でもできるレベルですね。(私がそのレベルなんですが)

アクリルパネルの方はオリジナルと同じでいいので、上に置いて穴の部分だけ印をつけてドリルで穴を開ければ完成です。

写真を撮り忘れたので、省きますが楽勝でした。(見えてなければ何とでも言えます)

実際はアクリル用のドリルでは穴が小さかったので、木工用のドリルでちょっと大きくしてから取り付けました。()

装飾品

アクリルパネルを取り付けただけじゃ味気ないので、ゲームセンターの雰囲気を出すために小細工します。
ギャラガとかギャラクシアンとかのインストラクションカードを枠に貼るんですが、流石に本物は大きいし手に入れるのも大変なので、そこはググって画像を拝借します。(いわゆる手抜きです)
ギャラガの本物じゃないやつのインストラクションカードとギャプラスのを拾ってきました。
ナムコのサイトにギャラガのタイトルロゴがあったので、これも拝借します。
ナムコの100円っていうやつ風の赤い100円をそれっぽく作ります。
arcade1upのロゴを公式サイトから拝借します。(全部パクリです)
カラーレーザープリンターを持っていたのにメルカリで売ってしまったので、コンビニで印刷することにしました。
行ったらサイズが小さすぎて印刷できないってコンビニのプリンターに怒られたので、いくつも並べたのを作って持って行ってハガキサイズで印刷しました。

こういうのは割と好きなので、サクサクやってます。出来栄えは別ですけどね。

後はハサミで切り抜いて枠に両面テープで貼り付けます。
液晶モニターの取り付け部分の金属がそのままなので、余っていた黒の壁紙を細く切って貼り付けます。
アーケードの筐体も黒の布テープでマスキングしてあったので、逆にこの方が本物っぽくていいかなぁ。




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アクリルパネルを取り付けてゲーム画面を重ねたらそれらしくなりました。
ちょっと木の部分が写真だと強調されてますが、実際はそれほど気になるくらいではないです。気になるならマジックで黒くぬればいいかな。
我ながら上出来です。出来杉君です。

ここまでの費用

木材 表用           698円
木材 裏用          1680円
木材加工費.          550円
アクリル専用ビット   1280円
アクリル板(透明)   1780円
アクリル加工費      100円
木工用ボンド(速乾)   320円
精密ドライバー       2399円
タッピングネジ     1860円
液晶モニター制御基盤  3299円
壁紙(黒)        780円
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合計         14746円

別途arcade1up購入費
           48900円
==========================
総合計.           63646円

最初にストⅡの筐体が7万円ならって話をしましたが、横に向けるだけでこれぐらいなんですよ。なので妥当な値段なんですよね。書き出して見るとわかりやすいですね。
とは言っても、枠を作るのに制御基盤以外は安いのは注目するところですね。加工費が激安です。精密ドライバーもネジも持っていたら1万円もしないです。
逆に自分で全部しようと思ったら、工具を用意したり他にも出費がかかるので、ここまでで10万円とか超えるんじゃない?
電動ドライバーもAmazonで昔買ったやつで、充電式なんですがが3000円くらいでした。(ドリルビットも付いてました)しかも、1度目の充電が終わってから2年くらい充電してないです。電池の持ちが半端ないです。
これを買ったとしても大したことはないですね。紙やすりは100均で買ったやつなので、110円で手に入りますし労力を考えれば割りに合います。

実に良い買い物をした!って気分ですね!(この後悲劇があることも知らないでイイ気になっています)

液晶モニターの部分はクリアできたので、次はコントロールパネルの製作ですね。
できれば2プレイヤーのコントロールパネルを取り付けたいです。

次回はコントロールパネルの製作です。
続く。。。

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