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【学生生活】建築学科 研究室選びのススメ②

こんばんは、ひろです

今回は、前回に引き続き研究室の選び方についてまとめていきます!

前回は、建築学科の研究室の種類とその特徴そして研究室が決まるまでの流れを紹介しました。

今回は、皆さんが気になっているであろう、どのような点を意識して研究室を選んだか、研究室選びで失敗したなと思うことなどをまとめていこうと思います。

前回の記事(建築学科 研究室選びのススメ①)を読んでない方は、こちらから

研究室選びで意識した方がいいこと

自分が思うに研究室を選ぶうえで意識した方が良いものはつぎの5点です!

  • 研究内容

  • 研究の進め方

  • ゼミの頻度・有無

  • コアタイムの有無

  • 研究室の雰囲気・イベント

たぶん、みなさん研究室を選ぶときにこれらを考えているかと思います。
なかには、上にあげた5つに加えて就職先なんかも考えている人もいるんじゃないでしょうか。

ここからは、それぞれについて説明していきたいと思います!

1. 研究内容

1つめは、研究内容です。
これは、流石にみなさん考えているかと思います。

構造系の研究室を例に考えると、木質構造か鋼構造か鉄筋コンクリートか耐震工学のうちどれを専攻したいか、実験もしくは解析・シミュレーションを行って研究を進めたいのかによって行きたい研究室はガラリと変わるかと思います。

特に何を専攻したいのかは大事です!
木質構造を専攻したいのに、鋼構造が専門の研究室に進んでは元も子もありません…

希望している研究室が何を専門としているのかは最低限知っておきましょう。
さらに可能であれば、どのような手法で研究を進めていくかも把握しておくとよいです!

2. 研究の進め方

2つめは、研究の進め方です。
これを意識して研究室選びを進めている人は、少ないんじゃないでしょうか。

まずは、研究テーマ決め方です。
研究テーマについては、担当教員からテーマを与えられる研究室と自分で研究テーマを考える研究室のふたつに分かれると思います。

担当教員から与えられるテーマだと、その研究室で中長期的に力を入れている内容であったり、担当教員が興味がある内容であることが多いので、研究を進めていくなかで院生の先輩や担当教員から多くのアドバイスや助けを受けることができると思います。
ただ、与えられたテーマが自分の興味がないものだと、モチベーションの維持などに苦労するかと思います。

自分で考えた研究テーマだと、自分が興味のある内容なので、研究に対して高いモチベーションを保つことができると思います。
しかしテーマ次第では、先輩からアドバイスをもらいにくかったり、担当教員があまり乗り気でなくて、なかなか研究が進まなかったりする場合もあります。

また研究室の中には、担当教員からテーマを複数与えられ、その中から自分の興味のあるものを選ぶ研究室もあります。

つぎに、研究の進め方です。

継続的な研究を行っている研究室であれば、院生の下について先輩と担当教員のサポートのもとで卒業研究を進めて行きます。

単発的な研究となると、担当教員と1対1で研究を進めていくことがほとんどです。

担当教員も何人もの生徒を抱えているので、なかなか1人の生徒ばかりに時間や労力を割くことはできません。
そういったことからも、類似の研究の先輩のもとで研究を進めていく方が良いかと思います。
特に配属されてすぐはわからないことだらけなので、先輩の下についている方が何かと上手く進むかと思います。

3. ゼミの頻度・有無

3つめは、ゼミの頻度・有無です。

ゼミでは、研究の進捗状況を担当教員に報告し、質疑応答を交えながらその後の研究方針などを決めていきます。

ゼミの形式は研究室によってかなり違います。
毎週発表するところもあれば、数回に一度発表する研究室があったり、毎週あるところもあれば、不定期で行う研究室があったり、ずっと全体で行うところもあれば、途中から個別で行う研究室があったりと様々です。

ゼミに関しては個人的には性格次第かと思います。
自分でコツコツと進めていくことができる人は、ゼミが不定期の研究室でも大丈夫だと思いますが、自分だけで進めていくこと苦手な人は定期的にゼミがある研究室を選んだ方が良いと思います。

4. コアタイムの有無

4つめは、コアタイムの有無です。
これもまた、ゼミ同様研究室によってかなり違います。

コアタイムとは、研究室に必ずいなければいけない時間のことをいいます。
コアタイムの有無はサークル活動やアルバイトなど学生生活にかなり影響を与えます。

平日は、毎日朝9時から夕方18時までコアタイムのところもあれば、ゼミの日だけ拘束されるところもあれば、コアタイムが存在しない研究室があったりと様々です。

コアタイムに関しても、ゼミと同様に性格次第かと思います。

5. 研究室の雰囲気・イベント

さいごに研究室の雰囲気・イベントです。

学部で卒業する人は1年間だけなので多少嫌なことがあっても大丈夫かもしれませんが、修士に進む人は3年間過ごすことになります。
なので、研究室の雰囲気などは大事です。

同期や先輩との関係も大事ですが、担当教員との相性も重要です!

自分は、担当教員との相性がかなり悪く、心身ともに健康を損なうことになってしまいました…

自分が研究室を選ぶ際に意識したこと

自分が選ぶ際に意識したのは、研究内容コアタイムの有無です!

研究内容に関しては、自分は木質構造鋼構造の研究がしたいと思っていたので、自然と2つの研究室に絞られました。

そして、自分は学部時代に設計事務所でアルバイトを週に何日かやっていたので、2つのうちコアタイムのない研究室を選びました。

テーマ決めやゼミについては、研究室を訪問した時に質問したもののそこまで意識はしていませんでした。
また、コアタイムのない研究室だったので、先輩はあまり研究室におらず、雰囲気はあまりつかむことができませんでした…

研究室選びで失敗したなと思うこと

一番の後悔は研究室の先輩数人から話を聞かなかったことです!
建築学科は卒業設計などがあるため、他学科に比べて先輩・後輩との関係が密接だと思います。
自分も希望先の研究室に1人知っている先輩がいたので、その先輩から研究室について話を聞きました。

ただ、同じ研究室にいても人によって持つ印象は違います。
なので、知っている先輩づてに同期の先輩方から話を聞いた方が、研究室がどんな場所か、そしてどのように研究を進めていくのかをより鮮明にイメージすることができたかなと思います。
また、担当教員によっては授業で受ける印象と真逆の人もなかにはいるので先生についてもいろいろと聞いておいて後悔はないかと思います。

もうひとつは、ゼミを意識しなかったことです!
自分が希望した研究室は、最初のうちは全体で週1程度でゼミ、その後は個別ゼミと不定期の学年ゼミが行われていました。
全体ゼミで研究テーマを決めて、後は先生と個別でゼミを行うという感じです。

定期的なゼミもないうえに、研究意欲がものすごく高いというわけでもなかったので、なかなか定期的に研究方針などについて相談することができず、苦労しました…

個人的には、コアタイムも定期的なゼミもない研究室はおススメしません。
( 研究意欲があって、自分でキチンと進捗管理をできる人なら、大丈夫かとは思いますが… )

さいごに

今回、前回と2回に渡って、研究室選びについてまとめてきました。
今回の内容を簡単にまとめると
研究室選びで意識するべきことは次の5つです!

  • 研究内容

  • 研究の進め方

  • ゼミの頻度、有無

  • コアタイムの有無

  • 研究室の雰囲気、イベント

この記事を読んだみなさんが、少しでも後悔ない研究室選びができることを願っています。

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