母からのお土産(from京都)
私は京都出身だが、30代に入る頃に京都を出て、現在は冬には必ず雪が積もるような、割と自然豊かなところに住んでいる。
そんな私が住む街にこの間、母が遊びに来てくれたのだが、その時にもらった母からのお土産が私にとってドンピシャだったので、それについて書こうと思う。
母が来る前日の夜、テレビでケンミンショーがやっていたのだが、その日の内容は京都特集だった。
その中で、京都で有名な「すぐきの漬物」が紹介されたのだが、それを見た瞬間から私は昔食べたすぐきの味を思い出し、「あー食べたい。食べたいわぁ。この辺に売ってへんしなぁ。お取り寄せは贅沢やし。また京都帰った時に買うしかないな」と家にあった98円の沢庵を食べてなんとかその場を凌いだ。(98円やけどこれも美味しいよ(^^))
そして翌日、母からのお土産。
「ちょこっとだけやで〜」と手渡された紙袋を開け、中身を見てみると、緑色の風呂敷の包装で「西利」とあるではないか。
「お、漬物やーん(^o^)」とそれだけでテンションがあがったのだが、さらにその風呂敷を開けてみると、、、
すぐき!!すぐきではないか!(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
私:「お母さん!すぐきやん!!」
母:「なに、あんたすぐき好きやったか?ごはんのお供にええかなーおもて。」
私:「せやん!てゆーか昨日のケンミンショーで
すぐき見ててん!食べたいなーおもてたらすぐきやん!!すごない?こんなすぐにすぐきくるん?!」
母:「へぇーそうなん、それはよかったわ。こーた甲斐あるわ。せやけどこんなんすぐ無くなるしな、ちょびっとずつ食べや」
すぐきすぐきとはしゃぐ娘をよそに、母は至って冷静だったがドンピシャすぎて感激してしまった。
しかしこの感激はすぐきだけで終わらない。😏
何ヶ月か前に、ユニクロ感謝祭で全国のご当地銘菓がもらえるというイベントをネットでたまたま見つけ、どんなお菓子があるのか見ていたところ、京都はマールブランシュの「茶の菓」がそこに載っていた。
「あーこれはもう間違いなく美味しいねん。あー食べたい。食べたいわぁ。この辺に売ってへんしなぁ。ユニクロ行ってみてもええけど、、(ちょっとめんどくさい笑)まぁまた京都帰った時に買うしかないな」と目の前にあったミレービスケットでなんとかその場を凌いだ。
(とりあえず何かを代わりに食べるわけですね)
そして時は経ち今回のお土産。
さらに紙袋を探ると、、、
じゃじゃーん!!(*≧∀≦*)
私:「おぉぉぉぁお母さん!茶の菓やん!ちゃのか!!」
母:「せやん、これおいしいし、ええかなーおもて。」
私:「すごいやん!これも食べたいおもててん!なんでわかったん?」
母:「えーしらんけどこれがええかなぁおもて。せやけどマールブランシュて値段たっかいなぁ。こんな高かったかいなぁ?3枚しか入ってへんねで。ふつうではよー買わんわ。これもすぐ無くなるしな、ちょびっとずつ食べや」
ちゃのかちゃのかとはしゃぐ四十前の娘をよそに
やはり母は冷静、、、というか値段のことで若干ディスりながらも淡々としていたのだが、こんなドンピシャが連続でくるとは思ってもおらず、私は大感激した。
これはもう無意識のうちにテレパシーでも送っていたのだろうか。(これがシンクロニシティゆうやつか!(°▽°))
そんなこんなで遠方からお越し頂き、ドンピシャのお土産までも用意してくれた母に感謝である。
私も誰かに何かを手渡す時はこれくらいドンピシャなものを渡せるような人間になりたいと思う。(^_-)
ちなみに茶の菓の横に写っている水色の「北山本店シェフクッキー」もかなり美味しかった。封を開けた瞬間のバターの香りがすごい。マールブランシュのプライドすら感じる。。。( ̄∇ ̄)
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